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四月は君の嘘

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【有馬公生】なぜピアノの音が聞こえなくなったの?名言も公開!【四月は君の嘘】

2021.06.25

有馬公生は『四月は君の嘘』の主人公。『四月は君の嘘』は名作と名高いノイタミナ枠の作品です。かつて神童と呼ばれたピアニスト、有馬公生がピアノから遠ざかったその理由とは?プロフィールや名言を、彼の周りにいる人達の紹介とともにまとめてみます。

  1. 『四月は君の嘘』って?
  2. 『四月は君の嘘』あらすじ
  3. 『四月は君の嘘』有馬公生ってどんな人?
  4. 『四月は君の嘘』有馬公生の誕生日は…?
  5. 『四月は君の嘘』有馬公生役の声優さんは…?
  6. 『四月は君の嘘』有馬公生はなぜピアノが聞こえなくなったのか?
  7. 『四月は君の嘘』有馬公生の人生を変えたバイオリニスト -宮園かをり
  8. 『四月は君の嘘』有馬公生と宮園かをり 伴奏のエピソード
  9. 『四月は君の嘘』有馬公生と同年代のピアニスト -井川絵見
  10. 『四月は君の嘘』有馬公生をライバルに据えるピアニスト -相座武士
  11. 『四月は君の嘘』有馬公生の弟子!? -相座凪
  12. 『四月は君の嘘』有馬公生に思いを寄せる人 -澤部椿
  13. 『四月は君の嘘』有馬公生の名言集
  14. 『四月は君の嘘』の躍進

名作と名高い、音楽と心の物語

『四月は君の嘘』は月刊少年マガジンで連載された漫画です。略称は『君嘘』。2013年には講談社漫画賞少年部門を受賞しています。2014年アニメ化、2016年には山崎賢人さんと広瀬すずさん主演で実写映画にもなりました。
アニメーション制作は『WORKING!!』『アイドルマスターシンデレラガールズ』『ソードアート・オンライン』はじめ数々の名作を生み出し続けるA-1 Pictures。フジテレビノイタミナ枠として放送。監督はイシグロキョウヘイさんです。最近では『クジラの子らは砂上に歌う』で監督・脚本・絵コンテ・演出をつとめられていました。
2016年3月、第2回SUGOI JAPAN Awardでアニメ部門1位を獲得しています。
ピアニストの有馬公生とバイオリニストの宮園かをり。二人は満開の桜の下で出会いました。有馬公生は恐ろしいほど正確な演奏で数々のコンクールに受賞してきた神童。しかし母の死以降はピアノから距離を置いていました。
転機となったのが宮園かをりとの出会いでした。センショナルで譜面にとらわれない宮園かをりが、その演奏が、有馬公生の日々に色を付け始めたのです。
市立墨谷中学校の中学3年生。小さいころから英才教育を受けています。「機械仕掛け」「母親の操り人形」などといわれることも。正確な演奏で名をはせる天才ピアニストで、数々のコンクールでの優勝経験があります。同年代の演奏家たちに強い影響を与えました。
11歳の冬に母親を亡くして以降、ピアノの音が急に聞こえなくなってしまうトラウマがあり、ピアノと距離を置くようになります。とはいっても音楽の早熟な才能は衰えず、新譜の譜面おこしなどのアルバイトをしています。
宮園かをりとの出会いは最悪で、盗撮魔と間違えられたり…。しかし彼女の情熱的な演奏と自由に伸び伸びと生きるその姿に影響を受け、有馬公生は色づいていきます。
好きな食べ物は卵サンドとモーモー印の牛乳。
誕生日は3月28日、おうし座です。誕生花はヤマブキやサクラ(ソメイヨシノ)。桜は作品中にもたびたび登場するので、つながりを感じます。ちなみにソメイヨシノの花言葉は「純潔」「優れた美人」。サクラにもいくつか種類がありますが、全体の花言葉は「精神の美」「優美な女性」。まるで彼の運命づけた宮園かをりを象徴するようです。

有馬公生役は、花江夏樹さん

山寺宏一さんなども所属する、アクロスエンターテイメント所属。『四月は君の嘘』有馬公生役以外にも、『東京喰種』金木研役、『凪のあすから』先島光役、『TARI TARI』ウィーン/前田敦博役などをつとめていらっしゃいます。
ネタバレにお気を付けください。
有馬公生は幼いころから母の夢を託されていました。その夢とは「世界的なピアニストになる」こと。彼は英才教育を受け、正確な、完璧な技術で演奏できるようになり、コンクール優勝を幾度も手にします。「機械仕掛け」「ヒューマンメトロノーム」「母親の操り人形」「譜面の僕(しもべ)」「コンクール仕様」…つけられる数々の異名はあまりよくないものでした。
悲劇が起きたのは11歳の時でした。有馬公生は、母親へのプレゼントとしてピアノ演奏をします。彼が教えられてきたものとは違う、心のこもった、感情を乗せた演奏でした。しかしそれがきっかけで喧嘩になってしまい、母親はその出来事の直後に他界。彼が最後に母親に言った言葉は、「お前なんか、死んじゃえばいいんだ」だったのでした…。
市立墨谷中学校に通う中学3年生。情熱のバイオリニスト。
もともとはピアノ弾きでしたが、あることがきっかけでバイオリニストに転向します。楽譜通りには演奏せずに、自分なりに解釈をし豊かな表現をします。審査員からの評判は悪くとも、聴衆の心をわしづかみにします。
アニメ版では最初は鮮やかな金髪で、終盤に近付くにつれて淡さを増していくのがわかります。
まっすぐで、天真爛漫。恐れを知らないその姿勢に、有馬公生も感化されたに違いありません。ジェットコースターのような性格。当初の公生いわく「珍妙珍奇」で「奇抜」な考え方をもつ少女です。
誕生日は7月4日。誕生花はモクレン、ネジバナ。モクレンの花言葉は「自然への愛」「崇高」「持続性」とスケールが大きめ。ネジバナの花言葉は「思慕」と一見彼女らしくないですが、物語を味わった後だと印象が変わるかもしれません。
ネタバレを含みます。
コンクール予選で宮園かをりは相変わらずハチャメチャな演奏をします。ハチャメチャと言っても、彼女の感情が詰まった、心に訴えかけてくる演奏は聴衆をわしづかみに。審査員の評価はだめでしたが、聴衆推薦でもう一度コンクールでの演奏をすることになりました。
宮園かをりが伴奏者に選んだのは有馬公生。黒猫を抱きながら、桜の下で彼女は言います。「友人A君を、私の伴奏者に任命します」
「僕にはできない」と拒否し続ける公生でしたが、伴奏させようと躍起になる宮園かをりはだれにも止められません。昼休みは繰り返し課題曲をかけ、音楽室に、教科書に、家の部屋__そこら中、一面に楽譜を貼ります。
コンクール当日。公生は屋上に潜んでいました。宮園かをりは彼をやっと見つけ出します。「どうして君がここにいるんだ。今日はコンクールの日だろう」彼は戸惑い、断固として伴奏を拒否。ここでもまだあきらめないのが宮園かをりです。
「君は弾けないんじゃない。弾かないんだ。『ピアノの音が聴こえない』それを言い訳にして逃げ込んでるだけじゃない」
怖がる公生に笑いかける宮園かをり。「私がいるじゃん」
「弾ける機会と、聴いてくれる人がいるなら、私は全力で弾く。聴いてくれた人が私を忘れないように。その人の心にずっと住めるように」
「くじけそうになる私を支えてください」と、ついにかをりは頭を下げます。公生は伴奏をやることを決意。友人たちが自転車でかっ飛ばしてくれ、二人は何とか会場入り!
かをりはずっと譜面を見続ける公生の顔を上げさせます。ついに二人の演奏が始まるのです。
自分の中にある『譜面』を出し切れ、と躍起になる公生にトラウマがよみがえります。だんだんと、音が聴こえなくなっていき、二人の音がずれていき…公正はピアノを中断。
バイオリンのコンクールなので、ピアノ伴奏者が中断することに関しては問題がありません。むしろこのままバイオリンの邪魔をするくらいならやめたほうが賢明な判断だ、と分析する人もいました。
しかし、宮園かをりまでも演奏をやめてしまいます。この時点で、彼女の失格は決定。といっても、彼女はきっとコンクールでいい成績をとることなど意に介していないのです。
「アゲイン」と彼女が口にします。もう一度演奏を始めようという合図でした。覚悟を決めた公生。演奏していくうちに、ついに音を耳にして__二人の音の、殴り合いが始まりました。
そう、有馬公生には伴奏の経験などありません。宮園かをりも有馬公生もソリスト。二人とも自分の音で聞かせることに特化した人間なのです。主役を食おうかというくらいの演奏を見せ、二人は音で通じ合うのでした。
会場はスタンドオベーション。
しかし演奏を終え、宮園かをりは倒れてしまいます。

井川絵見(いかわえみ)

有馬公生と同年代のピアニストです。5歳の時に初めて演奏を聴き、ピアニストになることを決めました。そのときの公生の演奏は、コンクールのためだけに弾いているような現在のものとは違って無邪気なものでした。自分の演奏で正確さがすべてでないことを証明するためにピアニストでい続けています。

相座武士(あいざたけし)

有馬公生をライバル視する人物。ピアノはしつけとして親に始めさせられました。甘い考えのままコンクールに出場し、有馬公生と井川絵見にこてんぱんにやられてしまいます。有馬公生にあこがれを抱き、ピアニストになることを決意。有馬公生がトラウマのせいで弾けなくなってからも、2年間ずっと鍛錬を積み、コンクールで軒並み優勝を手にします。

相座凪(あいざなぎ)

ピアニスト。相座武士の妹で、音楽の名門胡桃ヶ丘中学校に通います。口癖は「陳腐」で、コンプレックスは小さい手。兄である相座武士の不調を有馬公生のせいにし、敵意をもって弟子入りという形で近づきました。その際は藍里凪を名乗っています。最初は邪魔をたくらんだりする相座凪でしたが、次第に考えが変わっていきます。

澤部椿(さわべつばき)

市立墨谷中学校3年生。公生の幼なじみで、運動神経抜群。ソフトボール部の女子です。騒がしいですが、公生からすると世話が焼ける姉のようなポジション。
『四月は君の嘘』は数々の名言に溢れた作品です。この中にも、あなたがぐっとくる言の葉が必ず見つかるはず。

有馬公生の名言

「君は春の中にいる。かけがえのない春の中にいる。」
「たくさんの人と、音を共有できた時、たくさんの人に、音が届いた時、心を重ねた時…音楽は言葉を超えるのかもしれない。」
「知らなかった。音楽がこんなにもカラフルで、匂いがあって、音楽はこんなにも、血が沸るものだったんだ。」
「無垢のままで 人は一人で舞台に立てないのかもしれない」
「挑戦するのも生み出すのも 苦しいよ でも充実してる だからありがとう」
「君の言うことややること全て、キラキラ輝いていて、僕はまぶしくて目をつぶってしまう…でも、憧れずにはいられない。」
「僕は 君のために弾こう」
「僕は君と同じ演奏家なんだ だから進むんだ___」
「いてもいなくても一緒なら 一緒にいるよ そばにいるよ」
「たった13年でも 君や君を見てきた人達にとって かけがえのない13年だ」
『四月は君の嘘』は漫画、アニメ、映画以外にもたくさんコラボレーションや企画が行われています。
↑劇中歌を用いたクラシックコンサート。
↑舞台化もされていました。
↑コラボイヤホンの音質はお墨付き。さすが音楽を扱ったアニメです。
何度でも見返して何度でも味わいなおしたい『四月は君の嘘』。完結しても、私たちに音を届け続けてくれるでしょう。
サムネイル画像は下記より引用しました。
出典: https://pbs.twimg.com/media/CzyZe7oVEAAof6J.jpg