アニ・レオンハートは漫画・アニメ作品である「進撃の巨人」に登場する女性キャラクターです。クールキャラで、「氷の女」という異名も持っているほど。冷徹ともいえるほどの性格をしています。

今回のこちらの記事では、そんな「アニ・レオンハート」に注目して様々な角度から掘り下げていきます。

「氷の女」と呼ばれる彼女が一体どんなキャラクターで、作中においてどんな活躍をしたのか。

実は彼女は伏線を散りばめまくっていたことなどを一気にまとめて解説・紹介していきます。

また、おさげ髪で印象深い「ミーナ・カロライナ」と親交が深かったようです。よく食事で同席していた描写や、死んでしまったミーナの死体に対して謝罪している姿などから、そのことが窺えます。

アニが変装する際には髪型をおさげにしたなんていう描写も。

直接的にミーナをモデルにしたことは明らかにされていません。

しかし、もしかしたらアニ的にはミーナをモデルにして変装したのかもしれません。

無事ガスの補給を終えて、ネタバレになりますが、エレンの進撃の巨人(当時は謎の巨人)が巨人に捕食され窮地に立たされているとき、あの巨人を救いたいとボソッと言ったミカサに同意したのはライナーたちでした。アニもライナーに同意します。

何も解らない初読の頃は、「自分の力不足で死なせてしまった」という意味合いに取る方も多いでしょう。

しかし、冷静に考えれば初陣の訓練兵にそこまで責任を押しつけるのもおかしな話。

アニって真面目な女の子なんだなぁといった具合にスルーした方も多いのではないでしょうか。しかし、その後の展開を考えれば、大いなる伏線でしたね。

そして、アニの言葉を聞いたライナーのセリフ。

その後、伏線が回収され、諸々謎や正体が明らかになっていきます。

物語の展開やアニの正体を知ってから再読すると、苛立ちを覚えるかもしれません。

ライナーは当初好ましいキャラという印象付けされる立ち位置だっただけに余計腹立たしい。

それを横目で見ているベルトルトも、ちゃんと伏線として機能していたのです。

進撃の巨人コミックス19巻第77話「彼らが見た世界」でトロスト区防衛戦でのアニたちの伏線が回収されています。

そして謎も解明され、読者へネタバレがされました。

アニの「ごめんなさい」のセリフはマルコに向かって放たれた言葉だったとも受け止めることができますね。

多くの犠牲と人間の巨人化という謎と可能性を残したトロスト区防衛戦。

その後、訓令兵は希望する兵団に分かれていきます。

物語当初、多くの訓令兵は憲兵団に憧れていましたが、エレンたちと同じ釜の飯を食った104期訓令兵の中で、名前のあるキャラで憲兵団に入隊したのはアニ一人でした。これももちろん非常に重要な伏線の一つです。

エレンたち調査兵団の新兵の初陣である第57回壁外調査でアニはついに正体を現します。女型の巨人の登場です。

本来マーレの戦士は憲兵団に入って、壁の王に接近する予定でした。

しかし、エレンの巨人化にともなって方針が変更されたのです。

その後、ライナー、ベルトルトは調査兵団へ、アニは予定通り憲兵団へ入隊。

あえて調査兵団とは別行動を取れる憲兵団という位置に身を置いておいたということです。

そして、正体である女型の巨人の力を使いエレンを捕獲することが1つの目的でした。

しかし、調査兵団団長エルヴィン・スミスはエレン同様人間が正体の知性を持つ敵性巨人が現れることを想定していました。

ハンジ・ゾエの分隊が荷馬車に偽装した新兵器「特定目標拘束兵器」を運用。

アニの正体である女型の巨人は案外あっさり捕らえられてしまいます。

女型の特性である、範囲こそ狭いものの｢無垢の巨人｣を呼び寄せる力。

巨人に女型を喰わせ、いったん脱出して、再びエレンのいるリヴァイ班の側で女型の巨人に復活。

そしてリヴァイ班を全滅させ、エレンの進撃の巨人を倒し、エレン捕獲に成功します。

追ってきたミカサとリヴァイのアッカーマンコンビに敗れ、エレンを奪われ、戦闘不能に陥ることになったのでした。

アニ・レオンハートを担当されていらっしゃる声優は嶋村侑さんです。

賢プロダクションに所属されていらっしゃる女性声優で、1985年4月18日生まれ、東京都出身です。

かつてはオフィス薫に所属されていらっしゃいました。

嶋村侑さんは進撃の巨人のアニ・レオンハート以外にも数多くの作品に出演されていらっしゃいます。

今回はその中から一部を抜粋してご紹介いたします。

あくまで一部ですので、参考程度にご覧ください。

機動戦士ガンダムAGE - ミレース・アロイ、フリット・アスノ〈幼少時代〉

文豪ストレイドッグス - 与謝野晶子

寄宿学校のジュリエット - シャルトリュー・ウェスティア、犬塚〈初等部〉

ゼルダの伝説 スカイウォードソード - ゼルダ

終わりのセラフ - 十条美十

ファイナルファンタジーXV - シドニー・オールム

進撃の巨人で、序盤は大活躍で、多くの伏線を張ってくれたアニ。

今回はそんなアニについて注目してきました。

彼女の言葉の端々には伏線が大量に散りばめられていたことが、今になって分かります。

そんなアニですが、現在は長すぎる休眠状態にいます。

復活に期待したいという考え方もあるでしょう。

しかし現状で復活したとしても、これといった役割があるとも思えませんよね。

とはいえ、来月号か再来月号の別マガが発売されれば、状況が一変・翻っているのかもしれないのが進撃の巨人という作品の大きな魅力です。

やはりアニには復活してもらいたいと感じている方は多いでしょう。

彼女にはまだまだ謎が多く残っています。余すことなく明らかにされる時を期待しましょう。