ハンターハンターはに週刊少年ジャンプで連載中の冨樫義博による大人気少年漫画です。ハンターである主人公の少年ゴン・フリークスが、仲間たちと共にハンターとして冒険し成長していく物語です。週刊少年ジャンプではONE PIECEに次ぐ長期連載作品であり、その人気はジャンプ作品でもトップクラスとなっています。また2度のアニメ化や劇場版が製作されるなど、漫画だけでなくアニメも高い評価を得ています。今でも多くのファンに愛されている作品で、単行本の売り上げは7000万部を突破しました。

念能力とはハンターハンターに登場する特殊能力のことです。また作中では、体から溢れ出す「オーラ」と呼ばれる生命エネルギーを自在に使いこなす者を念能力者と呼んでいます。オーラをそれぞれが持つ特性に合わせ変化されることで念能力として発現させ、常識では考えられないような突出した能力を使うことが可能です。習得の難しさからゴレイヌを含むハンターなどの選ばれた存在にしか使えず、ある意味では念能力者はみな最強だと言えます。

ゴレイヌが使用する能力は、作中では明らかになっていません。おそらく放出系、具現家系、操作系の3系統に当てはまるでしょう。これだけでもゴレイヌが最強だと言われる理由があるのです。本来念能力はそれぞれの特性に合わせて使える系統が変化し、得意不得意が現れます。また本人が持つオーラの量や練度にも影響され、ゴレイヌはハンターハンターに登場するキャラクターの中でもかなりの上級者であることが分かります。

そんなゴレイヌの入れ替え能力は、かなりのチート能力として考えられます。念能力は1つの系統の能力を実戦で使うのですら苦労するものですが、ゴレイヌは3つの系統の能力を使用しました。2体の賢人(ゴレイヌ)の具現化するだけでもかなりの修練を必要と、瞬間移動による入れ替え能力も自分と相手に対して行うというチート級の能力です。その上で2体の賢人(ゴレイヌ)を自在に操れるのですからかなりの実力者なのは間違いなく、周りからも入れ替え能力はチートと認知されるほど高度な能力者なのです。

作中でゴレイヌは、グリードアイランド編のレイザーとのドッジボール対決にて入れ替え能力を使用しました。一坪の海岸線を入手するためレイザー率いる14人の悪魔とスポーツで対決することになるのですが、この時ゴレイヌはゴン達と協力し勝負を挑みます。

具現化した賢人(ゴレイヌ)による入れ替え能力を活かし敵の攻撃をかわすなど、ハンターとしての実力の高さを示しました。「オレが3人分になる」というかっこよすぎるセリフと共に、ゴレイヌの強者としての風格を現しています。仲間のミスもカバーし攻撃にも使用できるなど、ゴレイヌの念能力はかなり使い勝手が良いのです。

グリードアイランド編では、手に入れた40億という大金を独り占めせずゴン達にあっさりと分け与えました。グリードアイランド編では報酬を独り占めしようとするハンターや私欲にかられたハンターも多かっただけに、ゴレイヌの器量の大きさが窺えます。ゴン達のことも子供だからと馬鹿にせず、実力を認め対等なハンターとしての協力関係を組んでいました。敵であったゲンスルーにも治癒を施すなど、心の広さも兼ね備えているのです。

ゴレイヌは当初、グリードアイランドを単独でプレイしていました。グリードアイランドはプレイするために厳しい審査を受け合格したプロのハンターですら、単独でのプレイは危険だとされています。作中でいれば、ビスケやヒソカ、実力的には幻影旅団のメンバーくらいでしょうか。また、ゴレイヌはゴン達に会うまでの短期間でかなりの枚数のカードを集めていたことからも、ゴレイヌのハンターとしての実力が高いことが分かります。

その見た目や能力の特殊性から、登場時からこれまで長くファンに愛されてきたゴレイヌです。作中ではゴレイヌより悪目立ちしているキャラもいるのですが、その魅力からネタ的な要素も含め好きなキャラクターとして名前が上がります。ハンターハンターを語るならゴレイヌというキャラクターは知っておくべきですし、気になったならぜひ作品に触れてみてください。