【猫の恩返し】ハルの声優は誰？かわいいところも紹介！主人公なのに作中で成長なし？

猫の恩返し

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このタイトルを聞いて10代の思い出が蘇るとしたら、おそらく同世代でしょう。スタジオジブリの名作アニメ、そして猫好きにはたまらない一作です。主人公は女子高生の吉岡ハル。ハルが偶然にも猫を助けたことで、猫の国に関わることになります。

キャッチコピーは「猫になっても、いいんじゃないッ？」。日本での興行収入は64.6億円で2002年の邦画1位。さらにDVDとVHSで合わせた出荷数は2007年5月時点で72万本を記録しています。

最近は2018年8月24に金曜ロードショーで放送されました。まだVHSだった時代からの作品でしたので、懐かしく思った方は多いのではないでしょうか。今の20~30代は特に。 DVDやブルーレイ、ストリーミングでも見られる時代となった今では、随分古い作品のように感じます。

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【猫の恩返し】実は漫画だった？原作者はこの人【ハル】

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スタジオジブリのアニメの方が圧倒的に知名度が高い『猫の恩返し』ですが、実は漫画が原作です。作者は柊あおいさん。柊さんはなんとあの『耳をすませば』の作者でもあります。柊さんが漫画家デビューした後、暫くの間は少女漫画月刊誌『りぼん』で活躍していました。

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連載一作目の『星の瞳のシルエット』が大ヒットするも、連載作二本目となる『耳をすませば』は少女漫画の割に設定が地味ということでたった4回で連載が終了ました。しかし掲載された『耳をすませば』を読んだ宮崎駿さんが気に入り、1995年に私たちがよく知る映画『耳をすませば』が上映されたのです。知らない人はいないであろうあの『耳をすませば』が実は4回で連載が終了していたというのは驚きですよね。

ちなみに当時の柊あおいさんはジブリ本社の近くに住んでいたために家族ぐるみで関係が進み、後に『猫の恩返し』の原作を依頼されることとなります。つまり、宮崎駿さんが『耳をすませば』を見ていなかったとしたら、『猫の恩返し』は生まれてないんですよね……この偶然には感謝しかありません。

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【猫の恩返し】実はタイトルが違う【ハル】

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原作を依頼されたわけですが、最初から『猫の恩返し』というタイトルではありません。読んでいて気づきましたか？

柊あおいさんが依頼をうけた際、『バロン　猫の男爵』というタイトルで出版されました。実際にバロンという猫の獣人は作中にも出ていますし、『耳をすませば』でも登場しています。どちらでも物語のキーパーソン的な役割ですね。

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【猫の恩返し】耳をすませばとの意外な繋がり【ハル】

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実は『耳をすませば』と『猫の恩返し』には繋がりがあります。『猫の恩返し』は『耳をすませば』の主人公である月島雫が描いたスピンオフという位置づけなのです。直接での続編というわけではないものの、月島雫が書いた物語という立ち位置であるがゆえに実質的な続編という見方もされています。「続編は作らない」方針のジブリにとっては唯一の続編相当作品だといえますね。

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【猫の恩返し】ハルはどんな人物？【ハル】

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『猫の恩返し』の主人公は高校生の女の子で、名前は吉岡ハル。ラクロス部に所属しています。心優しく素直ではあるものの、朝に弱くて寝坊で遅刻することもしばしば。そしてドジ。

学校に遅刻した日の放課後、何かを咥えた見慣れない黒猫がトラックに撥ねられそうになっているところを見つけます。ハルは咄嗟にラクロスのスティックを使って猫を助けました。

それが大きな騒動の始まりでした。

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【猫の恩返し】なぜ猫の王国へ？【ハル】

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ハルが助けた猫なのですが、助けてくれたハルに対してなんと日本語で話しかけてお礼を言った後、二足歩行で去っていきます。実はこの猫は猫の国の王子であるルーンでした。

猫の国の王子を助けたハルは、その日の夜に母親からかつて「白猫と話した」と口にしたエピソードを聞き、さらに猫王率いる猫の国一行が現れルーンを助けたお礼として目録を渡されます。翌日届いたのはスティックや庭いっぱいの猫じゃらし、マタタビやネズミなど猫らしいものばかりでした。おまけにハルに大量の猫がついてくる始末です。

困ったハルは、ハルのもとへとやって来た猫王の家来であるナトルに「私は猫じゃないから嬉しくない」と文句を言います。まあ当然ですよね。そこでナトルは「猫の国に招待する」とハルに答えます。その時に猫王がハルをルーンの妃にしようとしていることを知らされました。突然の話にハルはナトルを止めようとするも、ナトルは「今夜お迎えにあがります」と言って去ってしまいました。