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君の名は。

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【君の名は。】考察まとめ!読み終わったらスッキリ間違いなし!より深く映画を楽しむ

2021.06.14

『君の名は。』は初見では理解しきるのが難しい面がありますが、三回ほど観るとだいぶ内容が理解できます。ここでは『君の名は。』の考察をして、考察をまとめて紹介したいと思います。登場人物でも気になる四葉や奥寺についてもご紹介していきます。

  1. 『君の名は。』とはどんな作品?
  2. 【君の名は。】新海誠監督はどんな人?
  3. 【君の名は。】ストーリーはどんな?
  4. 【君の名は。】後半の超展開が凄まじい
  5. 【君の名は。】登場人物を簡単に紹介
  6. 【君の名は。考察まとめ】プロローグで泣いていた理由
  7. 【君の名は。考察まとめ】組紐は時空を超えるためのアイテム
  8. 【君の名は。考察まとめ】口噛み酒の効果は組紐以上
  9. 【君の名は。考察まとめ】入れ替わりの間の記憶について
  10. 【君の名は。考察まとめ】三年のタイムラグに気づかない理由
  11. 【君の名は。考察まとめ】瀧が糸守を覚えていなかった理由
  12. 【君の名は。考察まとめ】物語の中盤の三葉の涙の理由
  13. 【君の名は。考察まとめ】三葉が東京に行った理由の本質
  14. 【君の名は。考察まとめ】実は三葉が死んだ世界の方が幻
  15. 【君の名は。考察まとめ】考察のまとめ

興行収入250億円超えの大ヒット作品

引用: https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/51s8LcPmYLL.jpg
『君の名は。』は「新海誠」監督のアニメーション作品で、興行収入250億円を超えた大ヒット作として有名です。
地上波でも放送されたことがあるので、視聴した方は多いと思います。
美麗なグラフィックに壮大な音楽、さらにリアリティーとファンタジーの絶妙なバランスが多くの人達を感動の渦に巻き込み、名作となったアニメですね。
現代日本を舞台にしているため視聴者たちも受け入れやすく、聖地には多くのファンが詰め寄るようになりました。

かなり多彩な経歴

監督の名前は「新海誠(しんかいまこと)」監督で、子供時代からSFや宇宙関係の書籍に興味を持ち、当時は珍しかったパソコンを買い与えられ遊んだようです。
生年月日は1973年2月9日で、2018年秋で年齢は45歳ですね。
小学校時代はスピードスケート部に所属し、中学校時代はバレーボール部、高校時代は弓道部と、意外と体育会系の経歴を持っていることがわかります。
大学在学中からアルバイトしていた立川市のゲーム会社「日本ファルコム」に正式に入社した後、ゲーム開発部門への配属を希望しましたが叶わず、ロールプレイングゲームのパッケージ制作する傍ら、自主アニメーションの制作をしていたといいます。
会社員時代は帰宅した後、深夜3時頃までアニメーション制作をし6時に起床するという生活を送っていたようですが、その努力が報われ自主アニメが評価されるようになっていきました。

東京の男子高生と糸守の女子高生の精神が入れ替わる

引用: https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/71qrItD1XOL._SL1000_.jpg
『君の名は。』は、東京に住んでいる男子高生「立花瀧(たちばなたき)」と、糸守という架空の田舎町に住んでいる女子高生「宮水三葉(みやみずみつは)」の精神が入れ替わり、様々なドラマを繰り広げていく青春アニメです。
性別も生活スタイルも何もかもが違う二人が、原因不明の入れ替わりを体験し、苦労しつつも互いに惹かれ合っていくというストーリーが魅力的ですね。
違い過ぎてお互いの環境を乱しまくる瀧と三葉なのですが、そこで憎み合いながらも愛情を深めていく経過が楽しめ、後半の超展開で一気に物語に引き込まれていきます。

『君の名は。』が盛り上がるのは後半から

引用: https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/51YAna96V6L.jpg
序盤から美しい作画と引き込まれる設定で魅力的な『君の名は。』ですが、本作は中盤から後半にかけての超展開が凄まじく、そこで視聴者の心をガッツリ掴んでいきます。
本作のキーワードである「ティアマト彗星」の落下から逃れるために、登場人物たちが極限状態で奮闘していく姿が心を打ち、瀧と三葉の精神の入れ替わりの意味がわかってくる所が熱い超展開ですね。
プロローグとエピローグのつながりもとても良く、細部まで見ていけば納得できない所もある作品かもしれませんが、エンターテイメントとして完成度が高い安定した作品となっています。

東京に住んでいる普通の少年:立花瀧

引用: https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/51IiE6YaB6L.jpg
本作の主人公は「立花瀧(たちばなたき)」という高校二年生で、特筆すべき点はない東京に住んでいるごく普通の少年です。
性格はちょっと気が強いだけで他は真面目な少年で、アルバイトも多く入れているなど頑張り屋な所がありますね。
三葉と身体が入れ替わってからは徐々に三葉に惹かれるようになり、中盤は三葉を探すために岐阜まで行く行動力を見せました。

糸守に住んでいる糸守神社の巫女:宮水三葉

引用: https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/51hhWLvmzmL.jpg
本作のヒロインは「宮水三葉(みやみずみつは)」という高校二年生ですが、実は時空を超えて瀧と精神が入れ替わっていたため、実際は三葉の方が瀧より三歳年上です。
普通の少女なのですが、やや恥じらいが強く細かいことを気にする性格なので、宮水神社の巫女として生きることに苦痛を感じていました。
瀧と入れ替わってからは余計に東京での暮らしに憧れを抱くようになり、エピローグでは東京で暮らしていましたね。

三葉の妹で印象に残る少女:宮水四葉

引用: https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/51woEOG%2BHZL.jpg
三葉の妹として所々で存在感を放っているのが、こちらも宮水神社の巫女「宮水四葉(みやみずよつは)」です。
姉と違って細かいことを気にしない性格ですが、良い意味で狭量な所があり、三葉にドン引きする姿が可愛い女の子でした。
四葉は妙に印象に残るキャラクターだったので、なんとなく今後の新海誠監督作品にもモブとして出てきそうな予感がします。

三葉に片思いだけどそれ以上に良き友:勅使河原克彦

ヒロインの三葉に片思いしながらも、それ以上に友情を感じている良い奴キャラが「勅使河原克彦(てしがわらかつひこ)」です。
通称「てっしー」と呼ばれる彼は、極度のオカルトマニアで様々な知識を持っているので、三葉の精神が他の誰か(瀧)と入れ替わっている事態も受け止めていた感がありました。
結局てっしーはその後、後述する「サヤちん」と結婚することになったのがエピローグでわかります。

地味だけど良い子:名取早耶香

三葉の友人で地味だけど良い子が「名取早耶香(なとりさやか)」通称「サヤちん」です。
やや気弱で控え目な印象があるサヤちんですが、三葉に対しては普通の友達をやっていて、てっしーに対してはむしろ強気だったりします。
後半、放送部という利点を生かした活躍を見せますが、やはりそれも地味に終わってしまいましたね。

瀧の憧れの先輩:奥寺ミキ

引用: https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/51s6ZH-z6UL.jpg
瀧の憧れの先輩で妙に美人過ぎる上に性格も上々な登場人物が「奥寺(おくでら)ミキ」です。
奥寺先輩は見た目はイケイケでビッチ属性に見えるにも関わらず、性格はむしろ清純派で、他人想いな所があるのが良いキャラ過ぎましたね。
現実にもいそうな、外見はギャルだけど中身は普通街道まっしぐらという感じのキャラクターで、とても良いキャラでした。

瀧の悪友の一人:藤井司

引用: https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/511ZmSpBQ1L.jpg
瀧の高校の同級生で一番の友達でもあるのが「藤井司(ふじいつかさ)」です。
見た目はクールで冷めた奴に見えますが、根は友達想いで常に瀧のことを心配しています。
奥寺先輩もそうですが、東京組は見た目とギャップのある人物が多めでイイ感じですね。

大切な人の記憶を失ったけど想いは残っていたから

引用: https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/41p7l37H9SL.jpg
プロローグで成人した瀧と三葉が、目を覚ますと泣いていることがある……というようなことを言っていましたが、それは何故でしょうか?
答えは簡単で、お互い大切な存在だったのに、お互いのことを記憶から失ってしまったからです。
しかし、頭では忘れても心には想いが残っていたので、その大切な想いが二人の涙の原因だったわけですね。

組紐を単純に一言で説明すれば時空を超えるアイテム

引用: https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/31VPQe%2Bn5QL.jpg
組紐の役割が初見ではわからなかった視聴者もいたようですが、簡単に言えば組紐は時空を超えるアイテムです。
三葉は三年前の瀧に組紐を渡したため、瀧は三年後に時空を超えて三葉と身体が入れ替わる能力を身に付けたというわけですね。
しかし、なぜ三年のタイムラグで時空移動するかは謎で、そこに関してはストーリー上の都合だったと言えそうです。

口噛み酒はいざという時の保険だった

引用: https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/41UrenjmJEL.jpg
時空移動は組紐だけでも出来るのですが、組紐での時空移動は瀧と三葉では三年が限界です。
しかし、口噛み酒を飲めば三年以上の時空移動が可能となり、糸守を救うためには三年以上の時間を移動する口噛み酒を利用する必要があったのですね。
糸守の先祖たちは、いざという時の保険のために組紐だけでなく口噛み酒を用意しておいて、子孫たちが生存できる可能性を上げようとしたのだと考察します。

瀧と三葉が記憶できるのは衝撃的だったことだけ

引用: https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/91tNyPMROTL._SL1500_.jpg
作中では、入れ替わっていた時の記憶は元の身体に戻ると次第に薄らいでいくと述べられています。
元の身体に戻って日常生活を送っていく内に互いの記憶は薄らいでいくのですが、元に戻った後の環境が入れ替わりのせいで大きく変化していたため、入れ替わりが夢ではなく現実に起こったことなのだと互いに認識するようになりました。
そして、入れ替わっている間のことは全部は覚えているわけではなく、特に印象に残ったことだけが強く記憶に保持されるようです。

瀧も三葉も三年のタイムラグより入れ替わった事実に衝撃を受けていたからと考察

引用: https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/51OJZgo11zL.jpg
入れ替わりを体験した瀧と三葉にとって、三年のタイムラグよりも空間を超えて別の人間の身体に精神が入れ替わったことの方が、遥かにインパクトが大きかったのでしょう。
もし、これが1000年後の未来の人間と入れ替わった……とかなら、時間を超えた衝撃も大きかったかもしれませんが、たかだか3年程の時間移動なら文明も殆ど変わっていないので、記憶に残るようなインパクトは互いになかったのだと考察します。

瀧が糸守を覚えていなかった理由を考察

引用: https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51sELT5iTAL._SS500.jpg
瀧が糸守を覚えていなかったのは、やや不自然な気はしますね。
その上で真面目に考察すると、人間の脳は言語的な記憶よりもイメージ的な記憶の方が得意なので、糸守という地名は思い出せなかったけど、風景は覚えていた……という感じだと考察します。
よく、大昔の友達の顔は思い出せるけど、名前は忘れた……みたいなことは誰にもあると思いますが、そんな感じだと考察しますね。

三葉は既にあの時に瀧に恋していたから

引用: https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/51T76CAWLXL.jpg
物語の中盤、三葉が自分が奥寺先輩とデートできなかったことを残念に思いますが、その時になぜか涙を流します。
これは一見、三葉は奥寺先輩のことが好きなのかと勘違いされがちですが、実は奥寺先輩とデートをしている瀧のことを想い、涙を流したわけです。
あの時には既に三葉は瀧に恋をしていたという考察が導き出されますね。

三葉が東京に行ったのは瀧に会いたかったというのは正しけど……

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三葉が東京に行った理由は、もちろん瀧に会いたかったというのが大きいですが、その心の底には前述した自分が瀧に恋をしていることをハッキリ認識してしまったからです。
しかし、三葉の時間軸にいる瀧はまだ中学生で三葉のことを知らなかったので、三葉は自分のことを瀧は覚えてくれていなかったと勘違いし、失恋に近い気持ちに捕らわれてしまったわけですね。
てっしーが髪を切った三葉を見て「失恋したんか」みたいなことをつぶやいていましたが、それは当たらずとも遠からずだったという所でしょう。

三葉が三年前の瀧に組紐を渡した時点でハッピーエンドは確定していた

引用: https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/51k%2BCWwHyxL.jpg
『君の名は。』は三葉がティアマト隕石の落下から救われた話から始まるので、よくよく考察すると、ハッピーエンドが確定されていた物語です。
中盤で三葉が死んだ世界の方がリアルだという錯覚を与えてきますが、その世界は上書きされることが確定してるので、この『君の名は。』という作品は、ハッピーエンドに向かってストーリーが進んでいくことが決定している物語でもあったわけですね。
しかし、新海監督は企画段階ではエピローグで三葉に既に彼氏がいて、瀧とは会わせないで終わらせる終わり方も考えていたと言います。
……それはちょっと、ゾッとするエピローグになりそうなので、ハッピーエンドで終わって良かったですね。
引用: https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/71irFrTPQgL._SX522_.jpg
『君の名は。』のわかりにくい部分にメスを入れ、考察してみました。
本作を観てもよくわからなかったという方は、このサイトを参照してみてください。
サムネイル画像は下記より引用しました。
出典: https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/51T76CAWLXL.jpg