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坂道のアポロン

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【坂道のアポロン】漫画の感想まとめ!アニメ・映画のキャストの感想も紹介!

2021.07.25

完結して6年がたつ坂道のアポロンですが、2018年には実写化されていて再び人気に火が付いたようにも感じます。過去の作品が再び光を浴びたことで、新たな感想を抱く方もいます。今回は坂道のアポロンの感想についてまとめ、漫画だけでなく映画とアニメにも触れていきます。

  1. 【坂道のアポロン】どんな作品なのか【感想】
  2. 【坂道のアポロン】あらすじ【感想】
  3. 【坂道のアポロン】ジャズで結ばれる縁【感想】
  4. 【坂道のアポロン】ジャズで深まっていく友情【感想】
  5. 【坂道のアポロン】切ない恋愛模様も良い【感想】
  6. 【坂道のアポロン】アニメについて【感想】
  7. 【坂道のアポロン】映画について【感想】
  8. 【坂道のアポロン】辛口な感想はあるものの……【感想】
  9. 【坂道のアポロン】どのメディアでも音楽はすごい【感想】
  10. 【坂道のアポロン】まとめ【感想】
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『坂道のアポロン』は小玉ユキさんが原作の漫画で小学館発行の『月刊フラワーズ』で連載されていました。 連載からすでに6年ほど経っていますが2018年に実写映画化されるなど、その人気は健在です。
実写化された影響もあってか、佐世保市でも坂道のアポロンを積極的に宣伝していて、ロケーションジャパン大賞のノミネート対象として坂道のアポロン×佐世保市の投票も行われています。 それ以外にも『文化のチカラ』という雑誌で「佐世保と映画」をテーマに、実写版坂道のアポロンの監督である三木孝浩さんのインタビューも載っているようです。 そもそも佐世保は映画の町としても有名らしく、様々な映画の舞台になっています。 坂道のアポロンもまさしくその中の一つで、佐世保市には随分貢献してくれていることが分かりました。
ちなみに小玉さんは違う作品を連載しています。タイトルは『青の花 器の森』です。
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主人公の西見薫は、父親の都合で横須賀から佐世保へと引っ越してきました。 小さいころから転校が多いため、学校という場に対してまったく期待をしておらず、ただ苦痛な日々が始まるだけだと冷めた態度を取っていました。 転校初日には、毎日登ることになる長い坂に対して「忌々しい坂だ」と文句をつけるほどです。
転校を繰り返したこともあって、人の発言や視線にはとても敏感になっている薫は、ストレスで吐いてしまうほど繊細になっていました。 それを回避するため、自分の逃げ場所になりそうな屋上へと足を運びます。 どの学校でも人のいなさそうな場所がそうだったのでしょう。
屋上へと足を運ぶと既に先約がいました。 邪魔に思った薫は先にいた男子生徒に立ち去るように言いましたが、逆にガンを飛ばされてビビッて逃げてしまいます。 情けなく逃げてしまった薫ですが、他人と喋ったのにストレスも吐き気もなかったことに驚きます。 この出会いが薫の高校生活を変えていくのです。
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坂道のアポロンで外せない要素と言えばジャズです。 ジャズは薫にたくさんの大切な縁をもたらしてくれました。
例えば屋上で会った男子生徒。彼の名前は川渕千太郎で、学校でも札付きのワルとして有名な生徒でした。 本来なら関わりあうこともなかったのですが、クラス委員の律子に誘われてやってきたレコード店の地下スタジオで、ドラムを叩く千太郎を見かけます。 ジャズを叩く千太郎に「ジャズなんて野蛮」と文句を言うものの、逆に彼に挑発されてピアノでセッションに参加します。
最初は恐る恐る参加した薫ですが、千太郎に発破をかけられて思い切ってピアノを鳴らしました。 何か吹っ切れたようにセッションを楽しんだ薫。 すっかりジャズの魅力にハマった薫は、ジャズの名盤「モーニン」のレコードを買って家へと帰りました。
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ジャズをきっかけに薫と千太郎との間に友情が芽生え始めます。 度重なる転校で人を信用できなくなってしまった薫。住まわせてもらっている叔母の家では邪魔者扱いされて文句を言われるばかりで、学校でも家でも息苦しい時を過ごすと最初は思っていました。 しかし、千太郎との出会いによってその予想は裏切られていきます。
「全身が、音が、楽しいって言ってる。さっきから目も耳も、こいつに奪われて離れない」 ドラムを叩く千太郎を見てそう感じた薫。 ジャズを通して二人の友情は少しずつ深まっていきます。 友情が深まっていく過程、二人が親友になってからの展開は坂道のアポロンでも感動的なシーンとして人気です。
二人の友情を美しいと思う感想は非常に多くありました。 千太郎が薫を思って言うセリフや、薫の心が千太郎という親友を大切に思う描写がとにかく美しいです。 「もし結果的にこいつが深手を負うことになったとしても、その時は、俺が、そばにいてやればいい」 転校当初からは考えられない薫の心境の変化には千太郎との友情の深さを感じ、もはや尊さすら感じます。
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坂道のアポロンには恋愛要素も盛り込まれています。 実はこれがなかなかに複雑で読者をハラハラさせているのです。 薫は律子に惚れており、律子は千太郎、千太郎は海辺で出会った百合香に一目惚れ、そして百合香は千太郎の兄貴分の淳一に惚れている。 いったい何角関係にするつもりなんだ!?と慌てる読者も多くいました。
それぞれの想いが違う人に向いていて、連載当時に読んでいた読者は本当にハラハラしていたことでしょう。 しかし、そういった展開も一つの魅力。坂道のアポロンを大いに盛り上げてくれました。
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連載が終わった同年にTVアニメとして放送されており、西見薫役を木村良平さんが、川渕千太郎役を細谷佳正さんが務めていました。 どちらもピッタリな配役だと好評なようです。 とくに千太郎は細谷さんの声がよく合っていました。 豪快で力強い声。不良と呼ばれる彼にはピッタリの声でした。 しかし、明るさや大らかさを感じられるため、千太郎がただの不良ではない所もより光って見えました。
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続いて映画についての感想です。 キャストは西見薫役を知念侑李さんが、川渕千太郎役を中川大志さんが務めました。 時代設定が1966年の出来事なので、スマホどころかインターネットの整備すらされていません。 その時代の様子は描けていたようで、子供時代を思い出したといった感想も確認しています。
キャスティングの感想は分かれていて、とても合っているという肯定的なものがある一方で、「キャスティング間違ってない?」「キャラクターを演じきれていない」といった否定的なものもありました。 しかし、中川さんの感想は概ね肯定的で「もっと体格が良ければ千太郎だった」と惜しむ感想がありました。
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実写版ではキャスティングが合っている人とそうでない人の差が大きかったこともありますが、ストーリーとしては良いと感じた方が多いです。 また、最大の魅力である演奏シーンには圧倒されている人が多数見えました。しかし、演出は良かったが演奏シーン自体が少なすぎるという感想もありました。 映画として限られた時間に収めるためには削らざるを得ず、原作をよく知る人からは少々物足りないようです。
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漫画・アニメ・実写映画のどれでも良い感想があったのは音楽です。 ジャズが結んでいく友情や演奏シーンは坂道のアポロンに触れた人の心をガッチリと掴んでいるようで、この作品をきっかけにジャズに興味を持った方もいたそうです。 音を聞かせることができない漫画から始まったにも関わらず、こうした感想があるのは意外でした。
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というわけで、坂道のアポロンの感想についてまとめてみました。 やはり一番良かったと言われているのは原作漫画の方ですね。 ストーリーは全部盛り込まれており、番外編まで出されているので当然と言えば当然なのですが、アニメが2クール放送、実写版が連続ドラマであれば、より濃い内容にできたと思わずにはいられないところです。
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