【パプリカ】あらすじまとめ！映画・原作小説との違いは？【ネタバレ注意】

【パプリカあらすじ】基本情報

パプリカ (新潮文庫)

価格￥ 767

クリックして今すぐチェック

パプリカは１９９３年に出版された筒井康隆さんのSF作品で、第一部は１９９１年１月号から１９９２年３月号、第二部は１９９２年８月号から１９９３年６月号に女性誌「マリ・クレール誌」にて連載された作品です。

パプリカ (トラウママンガブックス)

価格

クリックして今すぐチェック

１９９５年には“ALIEN秘宝伝”を手掛けた萩原玲二さんによって漫画化され、２００６年には本作のファンでもあり“PERFECT BLUE”で初監督を務めた今敏さん監督の元、アニメ映画化されました。さらに翌２００７年には“妊娠１７ヶ月！４０代で母になる！”の作者・坂井恵理さんによってアニメ映画版の続編を描いた完全オリジナルストーリーの漫画化されました。

パプリカ～The　dream－child～ (シリウスKC)

価格

クリックして今すぐチェック

アニメ映画では原作の著者・筒井康隆さんが声優として出演しており、第６３回ヴェネツィア国際映画祭のコンペティション部門で正式に出品され、第１９回東京国際映画祭animecs TIFF 2006ではオープニング上映作品にもなっています。海外でも高く評価され多くの賞を受賞しています。

パプリカ [Blu-ray]

価格￥ 4,879

クリックして今すぐチェック

【パプリカあらすじ】原作版ストーリー紹介

パプリカ　/　Paprika [Blu-ray] [Import]

価格￥ 2,416

クリックして今すぐチェック

舞台は夢をモニタリングすることで実際に夢そして本人の意識に介入することで精神疾患に対する治療を施すサイコセラピー技術が発達した近未来。精神医学研究所勤務の千葉敦子はサイコセラピー治療の第一人者として研究に勤しむ一方で、精神的な問題を抱えていることを世間に知られては困る立場にいる人物を対象に、「パプリカ」というコードネームで夢探偵として極秘に治療を行っていました。

そんな敦子が勤務する研究所内では彼女を擁護する側と否定する側との派閥で不穏な空気が流れており、さらには敦子の同僚の時田浩作が開発した「DCミニ」が盗まれてしまいました。DCミニの悪用により廃人となっていく敦子の部下たち。これ以上被害が出ないようにするためにも必死の捜索を続ける敦子はついに犯人を突き止め、パプリカとして治療を施した患者たちの助けを得ながらDCミニの奪還に挑みます。

【パプリカあらすじ】原作小説・漫画・映画の違いとは

アニメーション映画監督・今敏の回顧展が東京で開催 - 入場無料で『千年女優』や『パプリカ』の上映やセル画・漫画原稿の展示など http://t.co/M9sTFj7WYT pic.twitter.com/som3eCIf0R
— Fashion Press (@fashionpressnet) October 26, 2014

原作小説と漫画

まず原作小説パプリカと萩原玲二さんによる漫画版パプリカについては大きく違いはありません。原作小説に忠実に描かれておりそこが多くのパプリカファンに高く評価されています。一方で坂井恵理さんによる漫画作品「パプリカ～The dream-child」は先にも述べたように映画の続きが描かれたオリジナルストーリーになっており、原作小説とは別物と言えます。

パプリカデラックス・ボックス（2枚組） [DVD]

価格

クリックして今すぐチェック

原作小説と映画

原作小説パプリカとアニメ映画版パプリカでは、設定や内容が大きく違います。

たとえば原作小説では理事長だった島はアニメ映画では所長で、副理事長だった乾が理事長になっています。敦子と時田の研究についても原作小説では世間に公表され周知されている一方、アニメ映画ではまだ未公開でこれから公開に向けてさらに研究を重ねていくという状況です。

敦子と時田の関係についても、原作小説では敦子の時田に対する恋愛感情が明確に描写されている一方で、アニメ映画ではそのような描写は控えられており最後に明らかになる形になっています。

全体的な描写については原作小説にあるエロティックさがアニメ映画版では抑圧されており、敦子がモテる様子やエロさも描かれていません。さらにはアニメ映画版では現実と夢の境目の曖昧さも弱くなっています。

【パプリカあらすじ】ネット上の声

💠2.パプリカ/筒井康隆
優秀な精神科医、千葉敦子には夢探偵・パプリカとしてのもう一つの姿があった。
後半の、徐々に夢と現実が混同し始める奇妙な世界の描写には狂気をも感じましたが、そこがまた…中毒性があります。たまらない。特に夢の世界での支離滅裂な会話や風景の描き方は絶妙でした。
— 31 (@md_senn) January 26, 2018

誇大妄想患者の夢に取り込まれた人たちの支離滅裂な言動や据わった目をした表情に多くの人が狂気を感じたはずです。しかしそれこどがまさにパプリカが多くの人を魅了する１つの理由なのです。

パプリカ見た……
最高だった…
延々と悪夢を見せ続けられてる様な……あんな狂気と不気味な感性が満ち溢れてる作品中々無いわ……パプリカ/敦子もめちゃくちゃ魅力的で中毒性ある。
— ゆるふわぴんくチャン (@pinkie_junkie) August 5, 2016

色気を醸し出す知的で冷静な敦子と無邪気でまっすぐで可愛らしいパプリカ。正反対の女性だけれども同じ人間。そんな敦子（パプリカ）と彼女を取り巻くこれまた個性の強いキャラクターたちも、パプリカの中毒性を強めています。

パプリカはええぞ。映画も、原作小説も。
— 企画と創作の甘草 (@amaki_rootbeer) March 14, 2018

原作の小説や漫画をアニメや実写化すると否定的な声がどうしても目立ってしまう中、パプリカは原作に忠実ではない形でアニメ化したにもかかわらず、原作もアニメもどれもパプリカとして高く評価されています。もちろん原作に忠実な漫画もパプリカとして高い評価を得ています。