シングマンが登場する漫画「キン肉マン」
1979年に週刊少年ジャンプで連載が開始された漫画「キン肉マン」。当時様々なスポ魂アニメが流行っていた中でプロレスを題材にした漫画としてスタートし、キン肉マンは大人気となりました。基本路線は仲間たちとの友情や、激しいバトルが主ですが、ギャグ要素も高く、読者を飽きさせない構成も人気の一つとなりました。
40年前に連載スタートしたキン肉マンですが、今なお人気の衰えない理由が、シングマン含め個性的な超人達がたくさん出てくるところではないでしょうか？個性的な超人達は読者が考えた超人ばかりで、自分が考えた超人が漫画に出てくるといった、今までになかった漫画スタイルも人気の一つです。
その後「キン肉マン」のアニメがスタート
漫画でのキン肉マン人気を受け、日本テレビ系列で1983年からアニメ「キン肉マン」がスタートしました。137話構成で1986年まで放送し、5年間のアニメ放送休憩をはさみ、1991年に第二部として46話構成で放送が再開されました。
アニメではキン肉星王位争奪編までしか描かれていなく、シングマンが登場する完璧始祖編はアニメ化されていません。完璧始祖編で活躍したシングマンを見るためには漫画でしか見ることが出来ないのが残念です。
劇場版「キン肉マン」も大好評
キン肉マンの勢いは留まることなく、1984年7月14日に劇場版「キン肉マン」が公開されました。観客動員数は180万人で、映画でも大人気ぶりを発揮しました。以後、計7作品もの劇場版が公開され、どの作品も観客動員数は100万人を超えました。
シングマンも所属する完璧超人始祖って？
完璧超人の中でも原初の超人であり、超人の神に最も近い存在です。各超人は絶対神器である武器を持っている特徴があり、人数は零式（ゼロ）から拾式（テンス）までの11人が存在します。戦闘力ももちろん高く、対戦相手をことごとく苦戦させました。
シングマンって強いの？どんな超人？
絶対神器の一つである「星のダンベル」を有し、完璧・捌式（パーフェクト・エイス）の称号を持っています。身長が298センチ、体重800キロと凄く巨漢で、アメリカ大陸に降ってきた隕石で体が出来ているため、とても頑丈なのも特徴です。性格はとても真面目で、相手の作戦や動くを読むことにも長けています。戦闘は原作ではシングル戦で1回のみ、サンシャインとの対戦が描かれています。
激闘！シングマンVSサンシャイン
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サンシャインの身長が300センチ、体重1000キロということで大型超人同士の対決ということで注目された一戦です。サンシャインのパワー溢れる攻撃も、シングマンの持ち味である強靭な肉体で防ぎ、サンシャインの砂でできた体の特徴である、あらゆる衝撃も吸収するといった利点もシングマンの技であるコンプリート・コンクリートで封じ、試合を有利に進めていきました。
そして、シングマンの技であるシングデモリッションウェーブによって、サンシャインの弱点である胸と体のキーパーツを破壊します。キーパーツを破壊されたサンシャインは敗北寸前まで追い詰められてしまいます。
大型超人同士の激しいバトルの決着
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絶体絶命のピンチに追い込まれたサンシャインですが、シングマンの性格の甘さを利用し、復活することに成功しました。さらには、強靭な肉体だが、シングマンの体と同じ物質だったら攻撃が通るだろうと考え、ショルダーアーマリー・ディスクカッターを奪い、利用され、地面に置かれたディスクカッターに激突させられて敗れました。
シングマン敗北！その後の展開
記憶力の欠如した下等超人に向けたシングマンのセリフの意味合いが複雑になってきた。 #キン肉マン pic.twitter.com/tQXv5nRAIg
— くれじじ＠5/6 ぱんっあ O-23 (@kurejiji) April 27, 2015
完璧超人始祖編でのバトルで、完璧超人が敗れた際には、死亡したシーンがあります。シングマンは敗れた後、サンシャインに「今までの苦悩や不満はお前たちのせいだ！」などと非難し続けました。サンシャインは、シングマンから奪った神器「星のダンベル」でシングマンの顔面を殴り黙らせた後、ゴルフクラブのようにダンベルを使い、シングマンを吹き飛ばしました。
シングマン生存説が流れる
派手にぶっ飛ばされたが明確に死亡したシーンがないため、生存説が囁かれた。 また、唯一納得せずに退場した始祖でもあるため、ファンの間では再登場の可能性も考察されている。
このように完璧超人の中で、唯一死亡シーンがなく、吹き飛ばされただけの終わり方だっただけに、生存説が流れています。生存説が流れ、いつ出てくるのか？どのように来るのか？などと期待を持たせた超人でもあります。
シングマンの代表的な技・奥義
ケン・広島さんってあのシングマンやジャック･チー考えた人か！
— こーの (@Hajimeno913) August 13, 2017
今回のてんとう虫君もそうだったわ pic.twitter.com/fYGJ7TrsNB
各超人に特徴的な技や奥義がありますが、シングマンには強靭な肉体を生かした技があります。ここでいくつか紹介していきたいと思います。
シングデモリッションウェーブ
https://t.co/OjQyiGkRSs
— 物煎餅 (@monosenbei) November 20, 2017
>キン肉マンに登場する完璧・捌式 シングマンをお願いします！ pic.twitter.com/4mktsMdZSh
ジェロニモの技「アパッチのおたけび」のように、「マッ！」という掛け声とともに、強力な振動波で相手を粉砕する技です。ジェロニモの「ウララーー」とシングマンの「マッ！」はともにファンの間では大人気の掛け声となっています。
コンプリート・コンクリート
シングマンに汚物をこすりつけられたときのサンシャインの表情すごい pic.twitter.com/DV5ZbD7O8i
— 安野竜一(アノリューイチ) (@toku_doshi) July 6, 2014
ショルダー・アーマリー内で生成される、凄まじい強度と粘着力を誇るコンクリート。 太古の昔に建築で用いられた道具であるが戦闘にも応用が効き、相手に浴びせる事で対象を固め、砂に変化し自在に姿形を変えるサンシャインの能力を封じている。 反面、相手を堅牢なコンクリート化させるため、相手の防御力や打撃力を高めてしまう欠点があるが……。
メリットもデメリットもある技ですが、対サンシャイン戦では有効でした。自分の体を自在に変形させることが出来る相手や、空を飛ぶ超人の足と地面を固めて繋げれば飛べなくすることが出来るなど、強力な技になりえます。
ショルダーアーマリー・ディスクカッター
シングマンのとばっちり感がサンちゃんと一緒だｗ pic.twitter.com/rATKG3xMRY
— サカナ (@sakana_skn) February 21, 2016
ショルダー・アーマリーに内蔵されたチェーンソーのような回転刃を展開し相手を切り刻む技。 自身の肉体と同種の超金属で作られており、『完全なる人工石』に傷をつける威力を持つ。 『完全なる人工石』で固めた相手に対してこの技で無数の傷を付け、更に「シングデモリッションウェーブ」を放つことで、 コンクリート化した対象を爆破解体し、対象を粉々に粉砕する残虐な応用技を見せている。 なお爆破され粉々になっていくサンシャインの姿は地味にグロい。 しかしその材質に目を付けたサンシャインに逆用され、自身の敗北の原因となった。
ショルダーアーマリー・ディスクカッターは、シングマンの奥義ともいうべき技で、最強の破壊力を持っています。サンシャイン戦ではサンシャインが爆破され粉々になってしまうほどの破壊力です。
崩壊の鐘を奏でる演奏者-シングマン-
大人気スマフォアプリゲーム「キン肉マンマッスルショット」で崩壊の鐘を奏でる演奏者という異名をもつシングマンです。「キン肉マンマッスルショット」でのシングマンの評価はとても高く、一部の人からは人気があります。
なぜ強いのに一部の人にしか使われないのか？
キン肉マン完璧超人始祖編を応援造形。シングマン。鋭意スジボリ中。詳細画像はアメブロで。http://t.co/qqI3jGXnMy pic.twitter.com/xE3cG93VVC
— キン消しバカ一代なおちん (@keshi_nao) May 30, 2015
それは原作でシングマンが登場したのは完璧超人始祖編だけというのがあります。前述にも述べた通り、完璧超人始祖編のアニメ放送はなく、漫画でしか見ることが出来ません。自分の好きな超人を優先的に使うという人がたくさんいる中で、知名度が低いシングマンの使用率が下がっています。
まとめ
いかがだったでしょうか？シングマンの異名「崩壊の鐘を奏でる演奏者」かっこいいですよね！登場、戦闘シーンは1回しかないシングマンですが「マッ！」という名言を残したり、大型超人対決と呼ばれるバトルをしたりと印象深い超人です。
