暗殺教室のシロの正体を知りたい方へ
この記事に書いてあるシロの正体は、物語の根幹に関わる内容=ネタバレ要素です。ネタバレOKという方、もしくは既にご存知の方のみご覧ください。
暗殺教室のシロとは？
シロは、突然3-Eにやってきた白い着物に身を包んだ謎の人物です。転校生の堀部イトナの「保護者」として付き添いでやって来ました。
第一印象は怪しさしかありませんが、話し方や口調は優しいもので、懐疑心を苛むような人ではありません。
暗殺教室でのシロ初登場シーン
ある日、暗殺教室である3-Eに自律思考固定砲台に続く、2人目の転校生がやってくると告げられました。その転校生は「堀部イトナ」です。
その転校生・堀部イトナの保護者を自称して、シロは3-Eにやって来ました。この日はシロもE組にいて、自身を「過保護な性格」と称していました。
暗殺教室のシロは何者？
真っ白な着物に身を包んでいて素顔を一切見せないシロは、一体どんな人物なのでしょうか。
堀部イトナvs殺せんせーの暗殺という名の戦いをお膳立てしたり、殺せんせー暗殺を確実に成功させるために影で色々と動く、暗躍する描写が多かったりと、一体どういう人物なのか。物語が進めば進むほど、謎は深まるばかりです。
また、誰も気が付かなかった茅野カエデが触手を潜めていることを初登場で見抜いていたり、触手について非常に精通した知識を持っていたりと、「どうして知っているの？」という情報を数多く持っている人物でした。
暗殺教室のシロの正体
物語が展開すればするほど謎が深まっていったシロの正体は、結果的にではありますが殺せんせーに触手を与えた人でした。名前は、柳沢誇太郎です。
元々は研究者で、反物質の研究を率先して行っていました。「反物質が発生させるエネルギーを利用することはできないか？そうすることで、生産効率を飛躍的に向上させられるのではないか」という研究を行っていたようです。悪い言い方をすれば、マッドサイエンティストといったところでしょうか。
その実験体として、当時はまだ人間で「死神」という凄腕の殺し屋だった殺せんせーを利用し、非情な人体実験を繰り返し続けていました。死神は、自分の教え子であり、現在の死神である2代目に裏切られてしまい、そこで柳沢ら研究者たちに捕まってしまったようです。
しかし、研究を進めるうちに死神(殺せんせー)の巧みな誘導によって実験を操られてしまったのと、マウスを利用して月面にある研究所で行った反物質の実験の結果、大爆発が起きたことによって計画は破滅してしまいました。
実験をコントロールしていた死神(殺せんせー)に逃げられたこと、婚約者ではあったものの道具としてしか扱っていなかった雪村あぐりに直前で裏切られたことから、死神に対して非常に大きな憎悪と殺意を持つようになります。
その後は独自で研究を進め、殺せんせーへの復讐のために様々な手を打って、自分の人生を狂わせた殺せんせーを暗殺しようとしている…という現在に至ります。
アニメ 暗殺教室でシロを担当する声優
竹内良太さんは、1982年9月22日生まれの35歳(執筆時点)の、アーツビジョン所属の男性声優です。
幼い頃から母子家庭で育ってきたそうで、ある日「なぜこの家には父親が居ないのか」という怒りを覚え、父親を見返したいと思うようになったそうです。テレビ等のスタッフロールで自分の名前が流れればそれが達成できるかも？と考えているうちに、高校の文化祭で演じる楽しさを覚え、声優になるきっかけを得ました。
竹内良太さんが演じられている他作品のキャラクターたち
クロスファイト ビーダマン / ドラヴァイス
ハイキュー!! / 牛島若利
魔法使いの嫁 / エリアス・エインズワース
エルシャダイ / ルシフェル
主にアニメやゲームで声優としてご活躍されているのが、竹内良太さんです。本来地声は高かったそうですが、ドスの利いた悪役キャラなどに憧れたそうです。その結果声を低くしたくなりました。そのために耳鼻咽喉科でトレーニングを教わり、4～5年続けているうちに今の声になったそうですよ。
暗殺教室のシロの正体、柳沢誇太郎を担当する声優
シロの正体である、柳沢誇太郎はシロとは別の声優さんが担当されています。
その声優は、真殿光昭さんです。
真殿光昭さんは、1964年7月28日生まれの53歳(執筆時点)で、ベテランの域に入る実力派声優さんです。役作りの際、役に入り込みすぎて周りが見えなくなってしまうこともあるくらい力を注いでいます。
声優:真殿光昭さんの仕事の数々
吹き替え担当俳優 「クォン・サンウ」
NINKU -忍空- / 藍眺
あずきちゃん / 高柳ケン
フォーチュン・クエストL / ギア・リンゼイ
ペルソナ4 ジ・アルティマックス ウルトラスープレックスホールド / 足立透
足洗邸の住人たち。 / 田村福太郎
非常に出演作品が多いため、かなり数を絞って抜粋させて頂きました。現在も第1線でバリバリ活躍中の真殿光昭さん。アニメだけでなく、吹き替えでのご活躍や、ゲームや特撮等々、非常に幅広くご出演されていますので、知らぬ間に真殿光昭さんの演技を耳にしているかもしれませんね。
実写版 映画 暗殺教室のシロを演じる方
実写版の映画 暗殺教室でシロ(柳沢誇太郎)を演じられているのは、成宮寛貴さんです。
成宮寛貴さんは人気ドラマシリーズである、相棒での相棒役を務めたり、多くの作品でメインキャストを務められている俳優さんです。
しかし、2016年12月に「FRIDAY」で違法薬物を使用したという疑惑が報じられました。所属事務所・本人は共に疑惑を否定していますが「もうこれ以上周りの人たちに迷惑をかけられない」「芸能界から消えたい」等の自筆のコメントを発表し、芸能界から引退をしました。
成宮寛貴さんについて
成宮寛貴さんは1982年9月14日生まれの35歳(執筆時点)です。
母子家庭で育ち、14歳の時に母親が他界したと明かしています。
高校には進学せずに、アルバイトなどで自ら生計を立てつつ、弟に弁当を作って持たせたりして面倒を見たそうです。そんな状況の中で、偶然俳優のオーディションの話を頂き、受けたのがきっかけと話しています。
暗殺教室のシロと理事長に通ずる何か
柳沢(シロ)は、作中で「数多のライバルたちを蹴落としてきた」ということも回想で語っています。
こういった部分を見ると、理事長もそう捉えることができますが、挫折を味わったときにその悔しさ、憎さをどの方向に向けたのか。そのあとどう行動していくのかによって、2人はまさに180度真逆の人生を設計したと言えるかもしれません。
柳沢は研究者という道を続けてはいるものの、殺せんせーへの復讐のためだけにイトナや茅野カエデ、2代目死神を巻き込んで傷つけました。かたや、理事長は己の失敗から完璧な学校経営を目指し、多少の歪みはあったものの「成功」を手にしています。最終的には考えを改めていますしね。
暗殺教室のシロについてまとめ
殺せんせーに対する強い憎悪を持っている「シロ」改め正体の「柳沢誇太郎」ですが、よくよく憎悪を持ったきっかけを見てみると「自分のプライドと、研究を台無しにされたことによる逆恨み」と分析することができるかもしれません。
そう考えてみると、身勝手な理由でただひたすらに憎悪を抱き続ける、非常に自己中心的なキャラクターと言えるのかもしれませんね。
