別居中の妻がいるにも関わらず大の美人好きであり、よく鼻の下を伸ばしており、娘の蘭にはよく怒られています。さらに小五郎は極度の高所恐怖症な一面が描かれていますが、これに関して原作者である青山剛昌さんは『分からない』とコメントしていたことから、小五郎の高所恐怖症はアニメオリジナルの設定となっています。

ガラガラとした渋い声が特徴的だった毛利小五郎の声でしたが、2009年には声優が交代しています。アニメ開始から2009年9月までは神谷明さんが小五郎の声優を担当していましたが、2009年10月から現在までは小山力也さんが小五郎の新声優となっています。

神谷明さんの毛利小五郎役の降板に関しては神谷さん本人も濁して公表していることもあり、さまざまな噂が飛び交いました。神谷さん降板の真相は番組制作側の人間による信頼関係の破壊だったようです。

テレビアニメ版名探偵コナンの契約が合意ラインに達したころ、その契約内容や神谷さんの主張が関係者や他の共演者に漏れてしまったのです。これにより現場に居ずらい空気となってしまい、関係者から提案された降板を神谷さんは受け入れました。

さらにこの話を神谷さんと揉めた関係者本人が自身の親戚に情報をリークした結果SNSサイトなどに書き込まれ、この一連の騒動が明るみになる事態となってしまいました。そしてこのことを知った神谷さんは、自身が降板するのは馬鹿げていると思いはじめ別の番組関係者に再交渉しましたが、製作委員会側にその交渉を拒否されてしまいそのまま降板することになってしまいました。

悪意を持って守秘義務のある神谷さんの契約内容をバラされてしまい、さらには居場所すら奪われてしまい降板せざるを得なくなってしまったというのが神谷明さんの降板理由でした。

こんなことがありましたが、神谷さんはこれからもコナンを暖かく見守ってほしいとファンに向けてコメントしています。後継に選ばれた小山さんは『神谷明さんの作り上げた小五郎を大切にし、そして失礼のないよう、心を込めてやっていきます』とコメントしています。

神谷明さんは『キン肉マン』のキン肉スグルや『北斗の拳』のケンシロウ、『バビル2世』のバビル2世（古見浩一）などさまざまなアニメの主人公を演じる日本のベテラン声優の一人です。明るくてエネルギッシュな声から落ち着きのある低音のボイスを変幻自在に扱い多くのアニメを彩ってきました。

小五郎の新声優に抜擢された小山力也さんは声優兼俳優としてアニメの声優だけでなく、海外の映画やドラマの吹き替えやナレーションなどさまざまな場面で活躍しています。そんな小山さんの代表作と言えば海外ドラマ『24』のジャック・バウアーの吹き替えで、日本アニメでは『ソウルイーター』の死神様や『HUNTER×HUNTER』のジン＝フリークス『うしおととら』のとらなどが有名です。

神谷明さんの降板には多くンファンが悲しみの声を上げ、どうか復活してくれないかという意見や掲示板などへの書き込みが後を絶ちませんでした。小山力也さんに変わってからの反響は、どうだったのかを紹介します。

2代目毛利小五郎に選ばれた小山力也さんでしたが、そもそも事務所からオーディションの連絡を受けたときは新しいアニメの新キャラだと思っていたようです。ところが会場に付き題材を目にした小山さんは、とても驚いたようです。

プロデューサーと原作者の青山剛昌さんが話し合い、満場一致で決まった小五郎の新声優が小山力也さんでした。オーディションを開催した読売テレビのプロデューサー北田修一さんは、渋かったりコミカルだったりふり幅が広い演技を要する毛利小五郎のキャスティングに「小山さんなら見事に演じられる」とコメントしています。

毛利小五郎の初代声優・神谷明さんと2代目声優・小山力也さんを比較してみましょう。

こちらは初代毛利小五郎声優・神谷明さんの声です。力強い低音のガラガラとした声がまさに毛利小五郎にぴったりでした。お調子者でもある小五郎の甲高い声や、この動画のように腹に響くような声まで神谷さんは自在に操っていました。

現在の毛利小五郎の声となる小山さんの声で一番言われているのが、『声が若返った』という点でまさに若返っています。今までは少し小汚いおっさんというようなイメージの小五郎でしたが、小山さんが声優になってからは凛々しいおじ様というイメージになってきました。

一部のファンからは、『小五郎の声は神谷さんしかいない』と言われていますが、それでも多くのファンが小山さんも有りだと好評化をしています。さらに最近だと思われていたこの小五郎の声優交代は、実はもう10年近く前の出来事でした。

毛利小五郎の声優に関する情報を紹介しました。今では違和感無く毛利小五郎の声を聴いていますが、声優がかわった当初は違和感があり衝撃的でした。

名探偵コナンでは遂に黒の組織のボスである『あの方』の正体が判明し、物語もクライマックスへと向かっていっています。毛利小五郎だけでなく、コナンをはじめ目会陰キャラクターたちの今後の活躍が楽しみです！