松島について
引用: https://www.flickr.com/photos/119805613@N07/23238377215/
松島(まつしま)は、宮城県の松島湾内外にある大小260余りの諸島のこと。または、それら諸島と湾周囲を囲む松島丘陵も含めた修景地区のことである。日本三景の1つに数えられている。
引用: https://www.flickr.com/photos/milk777/8236222733/
湾内外に多くの島があることから「八百八島」と呼ばれる松島。しかしながら、実際の島の数は260ほどで、それぞれにユニークな名前が付いています。歌川広重は「松島風景 富山眺望之略圖」を描き、松尾芭蕉の奥の細道にも「松島の月」が登場します。今も昔も人々を魅了してやまない「松島」。それではさっそく、松島と松島周辺の観光スポットについてご紹介していきましょう。
松島(遊覧船発着場所)へのアクセスについて
引用: https://www.flickr.com/photos/hitsoshi_hof/6083154760/
松島へのアクセスは、車、飛行機、電車の三種類となります。車の場合は、東京および仙台空港方面からは三陸自動車道を松島海岸ICでおり約5分、盛岡方面からは利府JCTをおり約8分となります。カーナビを利用の場合は、電話番号を(022-354-2232)、住所は(宮城県松島町松島字町内98-1)と登録ください。
飛行機の場合は、仙台空港アクセス鉄道に乗ること約25分。仙台駅からはJR東北本線で松島駅下車か、JR仙谷線で松島海岸駅下車かになります。それぞれ最短で25分。松島駅下車の場合は徒歩約15分、松島海岸駅下車では徒歩5分で遊覧船乗り場に到着となります。
松島の観光スポットとアクセス①『県立自然公園松島』ー松島観光のハイライト
引用: https://www.flickr.com/photos/hth-co/14196212532/
松島観光のハイライトはやはり「島巡り観光船」。仁王島、鐘島、千貫島、雄島、双子島などを、ゆっくり50分かけて周る大型船「仁王丸」と、大型船では近づくことのできないところまで航行できる中型船、小型船があります。中型船、小型船は、団体やグループの貸切になりますので、個人で参加の場合は「仁王丸」に乗船することになります。リンク先の予約サイトに割引チケットがありますので、ご利用ください。チケット利用の場合は、大人1350円となります。
残念ながら現在、餌付けはできませんが、バードウオッチングを楽しもう!
引用: https://www.flickr.com/photos/myleneto/3013607559/
人気だったウミネコの餌付けは禁止されてしまいましたが、松島でのバードウオッチングも楽しい体験です。
「県立自然公園松島」詳細情報
松島観光協会
公式サイト
松島遊覧船|松島観光・島巡りなら松島島巡り観光船【公式サイト】
島巡り予約サイト
松島の観光スポットとアクセス②『瑞巌寺・五大堂』ー伊達政宗公が再建したお寺
引用: https://www.flickr.com/photos/liwei1987/15339707923/
「五大堂」は、臨済宗の寺院である瑞巌寺(ずいがんじ)所属の仏堂。807年坂上田村麻呂が建立したのがこのお寺のはじまりといわれ、現在のものは1604年に伊達政宗公が再建されたといわれています。国の文化財に指定されており、松島の美しい景観に一役買っています。
スリル満点、「すかし橋」
引用: https://www.flickr.com/photos/liwei1987/32970626651/
引用: https://www.flickr.com/photos/cchhuang/9320459337/
写真は「すかし橋」。五大堂のある小島に通じる橋で、隙間からは海が見えます。気を引き締めて参詣するよう、このような設計になっているとか。瑞巌寺では、1689年に松尾芭蕉が参詣したことから、毎年11月第2日曜日には芭蕉祭が開催されます。松島海岸駅より徒歩5分、松島駅より徒歩20分。専用駐車場はないのでご注意ください。拝観料は大人700円となります。
「瑞巌寺・五大堂」詳細情報
スポット名:瑞巌寺・五大堂/住所:宮城県宮城郡松島町松島字町内91番地/電話番号:022-354-2023/拝観料:大人700円・小人(小中学生)400円/開館時間:季節変動あり/交通アクセス:JR松島海岸駅より徒歩5分・JR松島駅より徒歩20分
国宝 瑞巌寺
公式サイト
松島の観光スポットとアクセス③『円通院』ー縁結びにご利益あり!
引用: https://www.flickr.com/photos/liwei1987/15778707900/
「円通院」は、縁結びのお寺。竜に乗った「縁結び観音」で有名。1体500円の「縁結びこけし」に願いを書き、祈願奉納ができます。また、円通院のご本尊「聖観世音菩薩」で供養済みの天然石、プラスティック、ガラス玉などでオリジナルの数珠を作ることができます。予約不要で費用は1000円~9000円程度。
バリエーションに富んだお庭も魅力
引用: https://www.flickr.com/photos/liwei1987/15342108194/
紅葉の名所でもある「円通院」。庭園も素晴らしく、スギ林と山野草、コケなどで構成された「瞑想の庭」、お寺では珍しいバロック式の西洋庭園「バラの庭」などがあります。写真は「雲外天地の庭」。車のアクセスは、松島海岸ICをおり、国道45号線経由で約5分。県営駐車場が使えます。鉄道では、松島海岸駅より徒歩5分、松島駅より徒歩20分。拝観料は大人300円ですが、オリジナルの数珠作りを体験すれば無料となります。
「天の庭」は松島湾に実在する七福神の嶋を仏の庭として表し、「地の庭」はいのちを意味した「三宝の庭」です。 松島湾は白砂で周囲の山々はコケで表し、「天」と「地」には天水橋がかかり「天の庭」と「地の庭」を結ぶ掛け橋です。
「円通院」詳細情報
スポット名:円通院/住所:宮城県松島町松島字町内67/電話番号:022-354-3206/拝観料:大人300円・高校生150円・小人(小中学生)100円/開館時間:季節変動あり/交通アクセス:JR松島海岸駅より徒歩5分・JR松島駅より徒歩20分
松島の観光名所 臨済宗妙心寺派 円通院
円通院は宮城県松島、瑞巌寺に隣接した臨済宗妙心寺派の寺院、伊達政宗公嫡孫「光宗公」の菩提寺です。
松島の観光スポットとアクセス④『国指定史跡 多賀城廃寺跡』ー歴史の勉強?ピクニック?
引用: https://www.flickr.com/photos/folka/10304863993/
引用: https://www.flickr.com/photos/winnieyang/34478751501/
「多賀城」は、奈良時代(724年)の創建から11世紀ごろまで東北地方の政治、軍事、文化の中心であった城柵(じょうさく)(軍事的防御施設)跡。1961年に遺跡の調査が開始され、1966年には国の特別史跡に指定されました。何もない広場ですが、勉強していき、古代のロマンに思いをはせてみるのもいいですね。もちろん、ピクニック気分で散策するのもおすすめ。無料のガイドツアーはリンク先をご参照ください。JR「国府多賀城駅」から徒歩15分。松島駅と国府多賀城駅間はJR東北本線の利用で約10分です。
「国指定史跡 多賀城廃寺跡」詳細情報
スポット名:国指定史跡 多賀城廃寺跡/住所:多賀城市市川/電話番号:022-364-5901(多賀城市観光協会(事務局))/交通アクセス:国府多賀城駅下車徒歩15分
特別史跡多賀城跡附寺跡
詳細情報
多賀城の観光モデルコース|多賀城市観光協会
ボランティアガイド
松島の観光スポットとアクセス⑤『松島さかな市場』ー取り扱いの魚介類1500種以上!
引用: https://www.flickr.com/photos/chihiro2014/36922717254/
松島さかな市場は、ただの市場とはちょっと違うんです。産地直送の活魚、鮮魚、海産物等、なんと1500種類以上を取り揃えております。その理由は、気仙沼で6隻の大型まぐろ船を持つ船主が、この市場を作ったから。また、建物も有名な建築家が手がけており、モダンなイメージの中で新鮮な「お買い物」を楽しんで頂けます。
「松島さかな市場」は、年中無休の魚市場。ざまざまなメディアで紹介される人気の市場です。松島海岸駅より徒歩8分の場所にあります。8時から17時までの営業となりますが、お食事は15時までになるので、ご注意ください。
海鮮料理の好きな人はぜひ!
引用: https://www.flickr.com/photos/yuzuasobi1012/26418112853/
新鮮な魚介類がリーズナブル。松島かきバーガー350円、ふかひれラーメン900円、うな重870円、北海大漁丼2670円など。写真は海鮮ちらし1800円。焼き牡蠣食べ放題45分2200円など、ユニークなメニューもありますので、海の幸を思う存分楽しみたい方にイチオシのスポットです。
「松島さかな市場」詳細情報
スポット名:松島さかな市場/住所:宮城郡松島町松島普賢堂4-10/電話番号:022-353-2318/開館時間:8時~17時(食事処・1階8:00~15:00・2階10:00~15:00)/交通アクセス:JR松島海岸駅より徒歩8分
松島 かき食べ放題 食事 駐車場 産地直送 鮮魚 海産物 観光 昼食 松島さかな市場
焼かき食べ放題の「焼きがきハウス」オープン!松島さかな市場は、ただの市場とはちょっと違うんです。産地直送の活魚、鮮魚、海産物等、なんと1500種類以上を取り揃えております。
松島の観光スポットとアクセス⑥『藤田喬平ガラス美術館』ー息をのむほど美しいガラス細工の鑑賞
引用: https://www.flickr.com/photos/artprojectteam/14201686101/
引用: https://www.flickr.com/photos/artprojectteam/14204850724/
「藤田喬平(きょうへい)ガラス美術館」は、文化功労者顕彰、紺綬褒章をはじめとする数々の賞を受賞したガラス工芸作家、故藤田喬平氏の数々の作品を展示した美術館。どの作品もため息が出るほど美しいものばかりです。併設のミュージアムショップでは、ほかの作家さんのアクセサリーや小物などが購入でき、約7000坪の美しい水上庭園を眺めながらお茶を楽しめるティールームもあります。リンク先の公式サイトに割引券があるので要チェック。松島駅から車で約5分のロケーション。
「藤田喬平ガラス美術館」詳細情報
スポット名:藤田喬平ガラス美術館/住所:宮城県宮城郡松島町高城字浜1-4/電話番号:022-353-3322/開館時間:9:30~17:00/定休日:公式サイト参照/入館料:一般・大学生1200円・小学生~高校生700円/交通アクセス:JR松島駅より車で30分
藤田喬平ガラス美術館
当美術館はガラス作家・藤田喬平の代表作「飾筥(かざりばこ)」をはじめ、藤田氏がイタリアで制作した花器やオブジェなどの作品の他、四季を感じる庭園、松島の絶景を眺められる露台を構え、訪れた人々の心に「幸せな気持ちと『元気』」を吹き込みます。
松島の観光スポットとアクセス⑦『大高森展望台』ー松島を上から見下ろす展望台
引用: https://www.flickr.com/photos/tusphoto/23036094826/
大高森は松島四大観の筆頭にあげられる景勝の地であり、周囲と比べひときわ小高い山頂からは360度の大パノラマが楽しめます。西から南にかけては松島湾に浮かぶ数々の島々が、東には嵯峨渓の島々と広大な太平洋が、北には海水浴場で知られる野蒜(のびる)海岸と遠くに石巻の市街地の遠景を一望できます。まさに壮観の名にふさわしい松島一の絶景です。
「大高森展望台」は、標高105mの場所から、松島の絶景を見おろせるビューポイント。登山口の駐車場から20分歩けば到着。駐車スペースにはトイレも完備。駐車場の場所は仙石線野蒜(のびる)駅より車で15分となります。
引用: https://www.flickr.com/photos/hirominnovation-photograph/8386715520/
晴れた日には男鹿半島まで見渡せ、日の出、日の入りも最高。一生心に残る思い出になりそうです。
「大高森展望台」詳細情報
スポット名:大高森展望台/住所:東松島市宮戸島/電話番号:0225-82-2088(東松島タウンガイド)/仙石線野蒜駅(のびる)より車で15分
大高森展望台
公式サイト
松島の観光スポットのまとめ
引用: https://www.flickr.com/photos/1one/30984483120/
引用: https://www.flickr.com/photos/liwei1987/15773607527
日本三景の「松島」を中心としたおすすめの観光スポットをご紹介しました。もちろん、ハイライトは松島の島めぐり。でも、それだけではもったいないので、魚介類に舌鼓を打ち、縁結びのお願いをし、古代のロマンに思いをはせましょう。※掲載の情報は2018年7月現在のものとなります。最新の情報は公式サイトをご確認ください。