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あたしンち

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【あたしンち】最終回の理由まとめ!怖いと話題【ネタバレ注意】

2021.06.09

大人気作品あたしンちは2012年3月に最終回を迎え、18年近く続いた連載が幕を閉じました。アニメでも人気の作品だったこともあり、最終回を迎えた理由や内容に対し様々な意見がネット上に挙がっています。そこで今回はあたしンちの最終回についてまとめてみました。

  1. 最終回を迎えたあたしンちとは
  2. 最終回を迎えたあたしンちのストーリー
  3. 最終回を迎えたあたしンちの作者・けらえいこさんとは
  4. 最終回を迎えたあたしンちのタチバナ家を紹介
  5. アニメ版あたしンち最終回ネタバレ
  6. アニメ版あたしンち2期最終回ネタバレ
  7. 原作あたしンち最終回では母が飛んだ!?
  8. あたしンちが最終回を迎えた理由とは?読者の間では怖いという声も
  9. あたしンち最終回に対するネット上の声
  10. あたしンち最終回についてまとめ
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あたしンちはけらえいこさん原作の漫画作品で、1994年6月5日から読売新聞の日曜版で連載が始まり、2012年3月11日に最終回が掲載され17年10ヶ月という長い歴史に幕を閉じました。
連載は2002年1月6日から2006年3月19日までは隔週でしたが、それ以降は毎週連載となりました。1995年にメディアファクトリーからコミック化されて全21巻の単行本が発売されています。また中国語や韓国語の翻訳版も発売されています。
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本作は1996年に文藝春秋漫画賞を受賞しており、2002年にはテレビアニメ化、2003年にはアニメ映画化、2010年には3Dアニメ映画化がされています。アニメ版は韓国・台湾・香港・インドネシア・マレーシア・インドでも放送されています。2009年9月18日には公式WEBサイトも立ち上げられ、2010年11月に放映された3Dアニメ映画の公式サイトも公開されています。さらには生活習慣病の誤解の解決を目的にあたしンちを舞台にしたFlashアニメ「あたしンちの健康」も配信されました。
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他にも2003年10月には本作に登場する母が経済産業省「3R推進月間キャンペーン」のポスターのキャラクターとして起用されたり、2011年4月6日は読売新聞朝刊でコボちゃんとコラボした「コボちゃン家」が掲載されるなど、その人気から様々なメディア展開が実現しました。
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あたしンちは2012年3月に連載は終了していますが、公式WEBサイトではその後も企画や制作が続けられ、2015年10月から2016年4月までけささんが脚本を作る形で制作された完全新作のアニメ「新・あたしンち」が放送されるなど、連載終了後も多くの注目を集めました。
あたしンちは基本的にサイズが均一の長方形23コマで構成されている一話完結形式の漫画で、物語は作者の家族をモデルとした父・母・長女・長男の4人からなるタチバナ家を中心に展開され、個性的なキャラクターたちが活き活きと描かれています。連載当初は作者がモデルのタチバナ家長女みかんと作者の母がモデルのタチバナ家母を中心に家族の話が描かれていましたが、その後各々の人間関係から展開されるストーリーも描かれるようになりました。
テレビアニメ版あたしンちでは舞台が西東京市田無で、タチバナ家は3LDKのマンションに住んでいるという設定です。最寄り駅の田無駅や西武新宿線、西武バスや関東バスさらにはコミュニティバス「はなバス」などが作中で忠実に再現されています。
あたしンちの作者であるけらえいこさんは、1962年12月2日生まれで東京都出身の漫画家です。ペンネームであるけらえいこという名は、旧姓が「螻川内(けらかわうち)」であったことから「けらちゃん」という愛称で呼ばれていたことが由来です。
1987年にヤングサンデーに掲載された「3色のみかん」という作品でデビューを果たしました。同年早稲田大学時代のサークル「早稲田大学漫画研究会」の仲間だった上田信治(元漫画編集者)と結婚し、後にメディアファクトリーから自分たちの結婚からその後の生活について描いたセミドキュメンタリー漫画も出版しています。
あたしンちの連載以前は下ネタ漫画を多数発表し、女の子エッチ漫画家として売り出されていました。あたしンちは自身の高校生時代の家族をモデルに日常を描いた内容になっています。

43歳くらいの専業主婦。身長約165cm。大分県出身。明るくて元気ですが、自分勝手で見栄っ張りでお調子者、自分の子どもに嫌味を言うなど少し性格が悪いところがあります。普段は強気ですが内弁慶であるためパートが苦手です。見た目は半魚人のようで愛嬌があります。よく「情熱の赤いバラ」を歌っています。声優は渡辺久美子さんです。

みかん

高校2年生のタチバナ家長女。身長155cmで貧乳。素直で親切ですが、母似で大雑把かつ父似で飽き性、夢見がちで孤立しがちな地味な女の子です。いつも髪型はお団子で顔立ちは周囲からそこそこ評価が高いです。高校ではテディベア研究会に所属し、親友はしみちゃん、クラスメイトの岩木くんに恋をしています。声優は折笠富美子さんです。

ユズヒコ

中学2年生のタチバナ家長男。身長約155cm。シャイで繊細であるため家族の言動でよく傷ついています。タチバナ家で一番の常識人で賢いです。中学では野球部に所属し、普段はクールで比較的モテる方ですが、好きなアイドルのことで興奮したり周囲からいじられたりと抜けているところもあります。声優は阪口大助さんです。

40代後半くらいのサラリーマン。身長約165cm。大分県出身。基本的に無口で無表情な地味キャラですが、ちょっと偏屈でマイペースで変わった言動を見せることがよくあります。飽き性で酔うと捨て魔になります。丸眼鏡がトレードマークで、実は頭がハゲてきています。声優は緒方賢一さん(少年時代は滝本富士子さん)です。
ではここからは最終回のネタバレをしていきます。まずはアニメ版あたしンちの最終回のネタバレです。ちなみにアニメ版あたしンちは1回の放送で2話になります。

昼下がりの物体X

ある日みかんが居間に行くと、そこには足を上げ奇妙な格好で横になっているユズヒコがいました。あまりにユズヒコの凄い寝方に、みかんはその場にいた母に「何これ、ひょっとして寝てるの?」とユズヒコを指さしながら聞きました。
母が確認するとどうやらユズヒコは爆睡しているようでした。
こんな奇妙な格好で良く寝られるねと驚く2人。一方夕食の時にその話を聞いたユズヒコもまた少し驚いた顔をするのでした。

あたしンち、お弁当バトル

ある日のお昼休み、みかんはしみちゃんとお弁当を食べていると吉岡が来て「タチバナの弁当っておっさんぽいよな」と言ってきました。みかんのお弁当はいつも茶色系で色味がないからです。その会話を意中の岩木くんにも聞かれてしまいショックを受けたみかんは、そのお弁当を作っている母にお弁当の本を買って帰ることにしました。
みかんにしつこく言われ受け取ったお弁当本に目を通すもののやっぱり面倒くさいと感じた母は、後日水島さんと戸山さんに相談します。
そして後日のお昼、お弁当箱を開けたみかん・ユズヒコ・父は母が作った衝撃的なキャラ弁を見て驚愕するのでした。
次はアニメ版あたしンちの2期の最終回のネタバレです。2期は1回の放送で3話分となります。

この家は、わたしの城!

母は家の物の位置を変えるとすぐに怒ります。全て考えがあってそうしていると主張するのです。みかんがメモを取りやすいようにメモ帳の位置を変えると植木にあげる水がかかるからダメ、ユズヒコが棚にびっちりトイレットペーパーを積むと取りにくいからやめてくれと抗議してもその方が安心感があるからと聞く耳を持ちません。新しく取り付けられた状差しもみかんとユズヒコは違和感を感じ取り外そうとしますが、母は断固拒否。実は母が破ってしまった壁紙を隠すため妙な位置に状差しを取り付けていたのです。
さらに母の「私の城意識」は家以外の場所でも発揮されます。そんな母も父だけには勝てず諦めますが、それでも相変わらず自分の都合と趣味で家に物を置く母をなんだかんだ受け入れるみかんたちなのでした。

みかん、お花見

ベア研メンバーと公園でお花見することになったみかん。しかし場所も食べ物もいまいちお花見感が出せません。それでも何とかお花見を楽しみこんなものかなと納得しようとしますが、そこに意中の岩木くんが現れ一瞬で心を躍らせるみかんなのでした。

みんなの夢

将来の夢について話をするみかんと母。テンション上がる物について話し合う母とみかんとユズヒコ。レシピを見て美味しそうだから今度作ろうと記事を冷蔵庫に貼る母。部屋で作ったテディベアを嬉しそうに見つめるみかん。そんな家族を「夢があるねえ」と父は静かに見つめています。そして好きなものを目の前に表情を明るくする家族を見て嬉しそうにする父は、みかんたちに夢を問われ「秘密」と答えるのでした。
ではここでは特に話題となった原作のあたしンちの最終回のネタバレをします。
あたしンち最後のお話、760話は“はなはだ、とーとつですが、”という言葉から始まります。いつものようにみかんたちの日常を描いたお話ではなく、最終回について語るお話になっており、読者へのメッセージと感謝の気持ちが綴られています。
しかしその背景ではなんと母が空を飛んでいるのです。校庭でバレーをするみかんや、教室で友達といるユズヒコ、いつものように集まる水島さんたち、そしてこれまで登場したキャラたちに見送られながら母が家へと飛んでいくのです。
スーパーから空を飛んで帰り窓から家に入る母。何事もなかったかのようにいつものエプロンをつけます。そして「今日は遠い方のスーパーが特売だったのよ!」と一言。
そして父の「いつから飛べるようになったんだ、オマエは・・・」の一言で最終回は幕を閉じたのです。
あたしンちの最終回は読者にとって突然のものでした。そのため最終回を迎えた理由について多くの注目が集まったのです。また最終回の内容もいつもとは雰囲気が異なるため、読者の間では“怖い”という声もあったのです。
けらさんは最終回を紙面で発表した2012年3月4日、Twitterで最終回についてコメントしています。
そこには体力的に週刊連載がきつくなったことに加え、この作品を昨年の震災のショックを拭えていない状態で続けることが苦しくなったという胸中を語っています。これがあたしンちが最終回を迎えた理由なのです。
あたしンちの最終回はいささか突然で、日常を描いた漫画とはかけ離れたまさかの母が空を飛ぶという内容でした。もしかしたらこのような突拍子もなく不思議な最終回を迎えたのは、けらさんの震災で受けたショックによるものだったのかもしれません。
多くの読者もあたしンちが最終回に至ったのは、けらさんが相当震災のショックを受けているからなのでは?と感じたのでしょう。だから震災の影響の大きさを実感し“あたしンちの最終回が怖い”という言い回しのコメントが目立つようになったのだと考えられます。
あたしンちは多くの読者や視聴者に愛されている作品であったため、ネット上には連載や放送終了を惜しむ声がたくさん挙がりました。
あたしンちの連載中に起きた震災によりショックを受けたけらさんは、ほんわかして暖かい作品であるあたしンちのお話の中にあたしンちらしく震災の話を盛り込んでいます。そんなあたしンちを呼んで救われた方もいたことでしょう。
作者のけらさんもとても苦しい思いをしていることが、当時のTwitterからも伝わり心配するファンも多かったのです。
あたしンちは長い間多くの人に愛され楽しまれてきた作品です。そのため原作もアニメも最終回を迎えた時には多くの人がその思いを言葉にしています。特に原作の最終回はこれまでのあたしンちとは全く違うリアル感のないストーリーで怖いという声もありましたが、それはあたしンちや作者のけらえいこさんに対するコメントではなく、震災の影響を受けているのではというファンの心配の気持ちから出た言葉だったのでしょう。最終回を迎えてしまいましたが、あたしンちは間違いなくこの先も多くの人に愛される作品です。
サムネイル画像は下記より引用しました。
出典: https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/51Sf5D2r%2BoL._SX351_BO1,204,203,200_.jpg