『手品先輩』は、原作:アズが描く漫画作品で2016年2月より『週間ヤングマガジン』に掲載されています。本作はもともと2015年9号・10号に掲載された読み切り作品で、作者にとってはデビュー作品になります。

2019年7月にはTOKYOMXほかでアニメが放送されることもあり、非常に注目度の高い作品です。

本作は、手品をテーマにしたギャグテイストの日常系漫画です。手品が好きなのに失敗してばかりの「先輩」と先輩に振り回される「助手」のハプニング続きの日常は見どころがたくさんあります。

また、本作は基本的に1ページで完結するショートストーリーで構成されています。そのため非常に読みやすく、これまでのストーリーを知らない人でも最新作を楽しむ事ができるのも嬉しいポイントです。

ちなみに本作に登場するキャラクターは6人しかおらず（5巻時点）、その全員が本名は不明となっています。

先輩（手品先輩）は、種無高校に通う3年生の女子で、本作の主人公の一人です。彼女は、部員数が一人しかいない奇術部の唯一の部員であり、手品が大好きです。

大きな胸と八重歯が特徴的で見た目は可愛らしいものの、性格が尖りすぎているせいでクラスでは浮いた存在になっています。

手品の腕に関しては、悪くはないものの極度のあがり症で、人前で行う手品はいつも失敗に終わっています。失敗の反動で少しエッチなハプニングになることもしばしば…。

そんな少し抜けたところがある先輩ですが、実は勉強やスポーツは人並み以上にでき、他の部活動からスカウトを受けることもあります。

彼女のおバカな性格はネーミングセンスにも表れており、手品用のハトとスプリングアニマルを「バハムート」「べひもす君」などと呼んでいます。

テレビアニメ版『手品先輩』において先輩（手品先輩）の声を演じる声優は、本渡 楓（ほんど かえで）さんです。本渡 楓さんは、1996年3月6日生まれの愛知県出身です。2019年に第13回声優アワード新人女優賞を受賞した今注目の声優です。

出演作品に『刀使ノ巫女』（衛藤可奈美）、『ヒナまつり』（三嶋瞳）、『ゾンビランドサガ』（源さくら）などがあります。

助手は、種無高校に通う1年生の男子で、本作のもう一人の主人公です。種無高校は、部活動に所属することが義務付けられており、彼は適当に楽な部活動を探していところ、奇術部の先輩に出会いました。

その際に先輩から一方的に助手に任命され、奇術部に入部する事になりました。

普段は物静かでクールな性格をしており、クラスにはほとんど馴染めない部分もありますが、奇術部では先輩に振り回され、ドタバタな展開で自身も奇抜な性格になることもあります。

先輩に対しては恋愛感情はないものの、「成長著しい部分」には興味津々という、見た目に反して男子高校生らしい健全な性格であることも公言しています。

しかし、先輩の色恋沙汰に対しては敏感に反応したり、暴走気味になってしまうこともあり、次第に先輩に惹かれているような描写もあります。

テレビアニメ版『手品先輩』において助手の声を演じる声優は、市川 蒼（いちかわ あおい）さんです。市川 蒼さんは、1991年10月2日生まれの福岡県出身です。アニメやゲーム、WebアニメやCMなど幅広く活躍されています。

出演作品に『ダーリン・イン・ザ・フランキス』（ミツル）、『ツルネ -風舞高校弓道部-』（竹早静弥）、『ブギーポップは笑わない』（田中志郎）などがあります。

咲ちゃんは、種無高校に転入してきた3年生の女子です。彼女はバルーンアートが大の得意で、大道芸が好きなパフォーマーです。

当初彼女は、奇術部を乗っ取ることで大道芸部を作ることを目指していましたが、先輩の手品の被害に会い、成り行きで奇術部に入部することになりました。

入部後は先輩共々エッチなハプニングの被害者になることも多く、先輩に負けず劣らずの大きな胸を顕にすることも多々あります。

ちなみに咲ちゃん自身は非常に器用な性格をしており、先輩とは正反対です。その器用さから大抵のことは卒なくこなすが、料理は不得意という一面もあります。

咲ちゃんは極度のブラコンで、弟のまーくんを溺愛しています。まーくん以外には興味が無いため、色恋沙汰などの話はないが、助手の恋路には応援する姿勢を見せています。

テレビアニメ版『手品先輩』において咲ちゃんの声を演じる声優は、喜多村 英梨（きたむら えり）さんです。喜多村 英梨さんは、1987年8月16日生まれの東京都出身です。声優以外では、歌手、タレントとしても活躍されています。

出演作品に『Angel Beats!』（ユイ）、『魔法少女まどか☆マギカ』（美樹さやか）、『這いよれ! ニャル子さん』（八坂真尋）などがあります。

まーくんは、種無高校に転入してきた1年生の男子で、咲ちゃんの弟です。姉と同じく大道芸を得意としていますが、器用な姉に対して実力はいまひとつとなっています。

小太りの肥満体型をしているが、昔は痩せていたこともあるそうな。姉が極度のブラコンであることを鬱陶しがって入いるものの、姉の愛情を無下にする事はほとんどありません。

助手とはクラスは違うものの仲はよく、姉からのスキンシップを羨ましがられています。

テレビアニメ版『手品先輩』においてまーくん（正志）の声を演じる声優は、浪川 大輔（なみかわ だいすけ）さんです。浪川 大輔さんは、1976年4月2日生まれの東京都出身です。声優以外では、ナレーター、俳優、歌手としても活躍されています。

出演作品に『ツバサ・クロニクル』（ファイ・D・フローライト）、『BLEACH』（ウルキオラ・シファー）、『逆境無頼カイジ 破戒録篇』（一条聖也）などがあります。

斑さんは、種無高校に通う2年生の女子です。彼女は奇術部の隣にある化学部の部長を務めています。

眼鏡と白衣が特徴的で、いかにも理系の見た目をした小柄な見た目をしており、助手が化学部も兼任していることから、奇術部と絡むことも多くあります。

彼女はしっかり者の断れない性格をしており、奇術部の復活を手助けしてくれたり、化学準備室の使用を黙認してくれたりと、何かと奇術部に親身になってくれる存在です。

また理屈っぽく気難しい一面もあり、奇術と化学を一緒にされることを嫌っています。

テレビアニメ版『手品先輩』において斑さんの声を演じる声優は、高橋 李依（たかはし りえ）さんです。高橋 李依さんは、1994年2月27日生まれの埼玉県出身です。第5回81オーディションにおいて特別賞を受賞しています。

出演作品に『この素晴らしい世界に祝福を!』（めぐみん）、『Re:ゼロから始める異世界生活』（エミリア）、『からかい上手の高木さん』（高木さん）などがあります。

お姉ちゃんは、種無高校の奇術部の顧問であり、助手の担任教師です。彼女は先輩の実の姉であり、年齢は25歳。半ば強制的に奇術部の顧問に就任させられました。

お姉ちゃんは、先輩同様に変わった性格をしており、普段はおっとりとしたマイペースな性格をしていますが、怒ると豹変し怖くなります。ビールが大好物であり、既に結婚もしています。

テレビアニメ版『手品先輩』においてお姉ちゃんの声を演じる声優は、茜屋日 海夏（あかねや ひみか）さんです。茜屋日 海夏さんは、1994年7月16日生まれの秋田県出身です。アイドルグループ・i☆Risのメンバーでもあります。

出演作品に『プリパラ』（真中らぁら）、『魔法少女サイト』（奴村露乃）、『叛逆性ミリオンアーサー』（ナックラヴィ）などがあります。

以上、『手品先輩』のキャラクターとキャストをご紹介しました。アニメでの手品描写に期待がかかりますね！2019年の夏は奇術部の手品に乞うご期待！