ハゲにも種類がある、原因に合った対策が知りたい!
年齢を重ねるにつれ、気になるのが髪のことではないでしょうか。男性でも女性でもある程度の年齢になると薄毛に悩む人が増えますが、とりわけ男性のハゲは注目されますよね。ただ、一口にハゲといっても、その種類は色々あります。
ただ単に年齢によるハゲだと思っていたら、違う種類のハゲだったということもないわけではありません。また、ハゲの種類によっては対策法も変わってくるので、原因をしっかりと把握する必要があるのです。今回は、男性向けのハゲの種類別原因と対策法を紹介していきます。
ハゲの種類
一部がハゲていたり全体的にハゲていたり、種類は色々あるものの、総称してハゲと呼ばれていますね。まず、そのハゲについておおまかに種類を紹介します。
①若ハゲ(若年性脱毛症)
ハゲは年を取るとできるものと思っているかもしれませんが、中には10代や20代からハゲになってしまう人もいます。通常、老化が原因でハゲになることが多いので、若いうちに薄毛になってしまうものを若年性脱毛症、通称若ハゲと呼んでいます。
②AGA(男性型脱毛症)
一般的に皆が男性のハゲとして認識しているのが、AGAという男性型脱毛症でしょう。年齢を重ねるにつれ、だんだんとハゲが進行していく男性特有のハゲの症状です。AGAの中にもハゲ方によって種類があるので、AGAの種類は後で詳しく説明します。
③脂漏性脱毛症
男性型脱毛症と並行して発症することもありますが、主に頭皮の皮脂が原因で起こるハゲの種類です。男性特有のハゲというわけではなく、女性にも発症します。
④粃糠性脱毛症
粃糠(ひこう)性脱毛症というのは、頭皮のフケによって起こる脱毛症のことです。他の種類のハゲを比べると、比較的珍しいタイプのハゲだと言えます。こちらも、男性特有の脱毛症ではありません。
⑤円形脱毛症
通称10円ハゲと呼ばれる、突然丸い形のハゲが頭皮にできる症状です。一般的に広く知られる脱毛症ではありますが、重症の場合は広い範囲でハゲができてしまうこともあります。
⑥抜毛症
抜毛症も一見すると、髪が薄くなったハゲのようですが、自分で髪を抜いてしまうことによって起こる脱毛症です。
ハゲの種類別原因
若ハゲ(若年性脱毛症)の原因
老化とともにハゲが進行するのは分かりますが、若い年代でハゲになってしまったときは、多くの場合ストレスが原因だと考えられます。また、一時的に頭皮の血行が悪くなったりすることでも、この種類のハゲの原因になります。
AGA(男性型脱毛症)の原因
男性のハゲの多くは、AGAだと言われています。この種類のハゲの原因は、主に男性ホルモンが変化することによって起こります。老化でAGAになることもありますし、生活習慣や頭皮環境が悪化することでも起こるとされています。また、遺伝的要素が大きいのもこの種類のハゲの特徴です。
脂漏性・粃糠性脱毛症の原因
脂漏性・粃糠性脱毛症は、頭皮の悪化が原因です。脂漏性脱毛症は、皮脂の過剰分泌が原因ですし、粃糠性脱毛症は頭皮が乾燥してフケが毛穴を塞ぐことが原因です。もう少し掘り下げて言うと、脂漏性脱毛症の場合は皮脂が過剰に分泌する原因として、食生活の乱れやモルモンバランスの乱れなどが挙げられます。
円形脱毛症・抜毛症の原因
円形脱毛症や抜毛症は、上記のハゲとは原因が大きく異なります。どちらもストレスが関わっているとされていますが、治療するためには専門家に相談することが大切です。
男性型ハゲ(AGA)の種類
ハゲの種類から原因を見てきましたが、次に男性に良く起こるハゲの種類である男性型脱毛症について詳しく説明します。男性型脱毛症のハゲ方から、種類を見てみましょう。
種類①M字ハゲ
通常、髪の生え際はおでこに平行線にあります。M字ハゲは、左右の両サイドの生え際が後退していき、アルファベットの「M」の字のように見えることからM字ハゲと呼ばれています。
種類②O字ハゲ
てっぺんハゲやかっぱハゲとも呼ばれる、頭頂部から脱毛していくものを、O字ハゲといいます。真上から見ると、ちょうど「O」の字のように見えることから、このように名づけられています。
種類③U字ハゲ
U字ハゲはM字ハゲ同様、おでこの生え際から後退していきます。ただ、M字ハゲは両サイドが後退していくのに対して、O字ハゲはおでこの真ん中が全体に後退していきます。前から見ると、こめかみ部分の髪が残り真ん中がハゲているので、ちょうどU字に見えるのです。
種類④バーコードハゲ
バーコードハゲと言う言葉は、聞いたことがあるかもしれませんね。一つの種類というよりは、M字やO字ハゲが進行して、髪をサイドから真ん中に持ってきたことによって、バーコードのように見えることから名づけられています。この種類は、比較的年配の人に多く見られますね。
種類⑤分け目ハゲ
分け目ハゲは、その名のとおり分け目から薄毛が進行していくハゲのことです。相対的には女性のほうが多いですが、男性でも分け目部分が薄くなっていくハゲ方をする人もいます。
ハゲの種類からみた対策法【頭皮環境を整える】
どの種類のハゲに対しても共通して言えることは、頭皮環境を整えることです。髪は頭皮によって変わると言っても過言ではないため、頭皮環境を整えることがハゲ改善の対策と言えます。
シャンプーの方法を見直す
シャンプーは毎日行うものであり、正しいシャンプー法ができていなければ、頭皮を傷める原因になります。ゴシゴシ爪を立てて洗うと頭皮を傷つけてしまいますし、しっかりすすぎができていなければシャンプーが残って、毛穴の詰まりや炎症の原因になります。
シャンプーを見直す
市販には数多くのシャンプーが販売されていますが、頭皮に優しいシャンプーを使うことがハゲの対策になります。AGAでも脂漏性・粃糠性脱毛症でも、シャンプーが合っていない可能性もあります。アミノ酸系のシャンプーや天然由来のシャンプーなど、頭皮にやさしいシャンプーがおすすめです。また、育毛シャンプーもハゲ対策として効果的です。
必ずドライヤーで乾燥させる
頭皮環境を悪化させる原因には、雑菌の繁殖などがあります。特に夏の暑い時期は髪が密集しているところは蒸れて雑菌が繁殖しやすくなります。男性の中には、シャンプー後自然乾燥をしている人もいるかもしれませんが、濡れたまま放置すると雑菌繁殖の原因になるため、ドライヤーで乾かすことが対策として重要です。
ハゲの種類からみた対策法【ストレスを発散させる】
ストレスは全ての脱毛症に影響を与えるので、自分なりにストレスを発散させる方法を考えましょう。趣味の時間を作ることも大切ですし、ウォーキングや軽い運動など、適度に体を動かすこともおすすめです。
ハゲの種類からみた対策法【血行を良くする】
血行が悪くなると、必要な酸素や栄養素が頭皮に届かなくなるため、血行を良くすることがハゲ対策には必要です。特に若年性脱毛症などは、早いうちから血行改善の対策を立てておかないと、どんどん進行してしまいます。
湯船につかる
シャワーで済ませている人もいるかと思いますが、血行を良くするためには湯船にじっくりつからなければなりません。じんわり汗をかく程度に、湯船につかりましょう。
頭皮マッサージ
頭皮の血行が悪くなると、頭皮の環境も悪化します。シャンプーのときやお風呂上りに、頭皮をゆっくりマッサージするのが対策としておすすめです。
ハゲの種類からみた対策法【生活環境を整える】
しっかり睡眠をとる
睡眠不足になると、ストレスもたまります。ストレスは、多くのハゲの原因になるので、日ごろから睡眠不足を感じている人は、しっかりと睡眠をとるようにしましょう。
バランスのとれた食事
皮脂が過剰に分泌しすぎるのは、食事で脂っこいものばかりを取るということも原因になります。また、髪に必要な栄養素は食事からしか摂取できないので、ビタミン類などを心がけて摂取することが対策になります。
ハゲは髪型で対策することも!
ハゲの種類によっては、髪型でうまく隠せる場合があります。根本的な対策にはなりませんが、うまく隠すことができれば、日常生活も過ごしやすくなりますよ。
M字ハゲの場合は、トップの髪を伸ばし覆いかぶせるような髪型にすれば、ハゲを隠すことができます。
O字ハゲの場合は、トップにボリュームをもたせるような髪型にすれば、頭頂部を隠すことができます。サイドをすっきり刈り上げたり、ソフトモヒカンなどがいいかもしれませんね。
まとめ:ハゲの種類から薄毛対策を講じよう!
男性向けのハゲの種類や原因、そして対策法を紹介しました。一口にハゲと言っても、色々な種類のハゲがあることがわかりましたね。自分はどの種類のハゲに当てはまるのかを見極め、原因にあった対策法を講じましょう。