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小鳥遊六花は本作のメインヒロインであり、また重度の中二病患者の一人でもあります。主人公富樫勇太と同じマンションの上の階に姉の十花と同居している高校一年生です。誕生日は6月12日で身長は150cm、体重47kgのA型でスリーサイズは上からB78W53H80の小柄貧乳キャラです。青紫がかった髪色に短髪で常に右目を眼帯で覆っており、右目は金色のカラーコンタクトを着用しています。
小鳥遊六花の中二病設定は「邪王心眼」という聖なる心で闇の力を引き出すという謎な設定であり、その力は右目に宿っているという設定です。中二病発動時は右目を解放しアニメでは度々SFちっくな描写が挟まれます。富樫勇太ならぬダークフレイムマスターとはいわゆる同志であり共に「管理者」という謎の組織の妨害を防ぎ、また戦いつつ「不可視境界線」というものを探しているというものです。
当初の六花は不可視境界線というものに極端に拘っており、その理由についても家族、主に親が大きく関係していると言えるでしょう。姉の十花はそのことについて諦めるよう何度も諭しますが聞く耳を持たず最終的には富樫勇太の助力あってようやく不可視境界線を発見し、心の傷をある程度克服するという流れになります。
この経験や経緯、二人での協力などがあり六花と勇太は後に恋人関係となります。姉の十花も富樫勇太のおかげで過去のとらわれから抜け出せたということもあり、ある程度は二人の仲を認めているようであります。また二人が付き合っていることはクラスでは有名であり、お似合いのカップルとして二期では主に恋愛メインのストーリーとなります。
タイトルにもある通りに「中二病でも恋がしたい!」というものをそのまま作中に投影しており、中二病であるヒロインがウブな感じで慣れない恋愛経験を積んでいくということがファンにとっては良い印象を与えている作品であると言ってもいいと思います。中二病に関してはかなり酷く拗らせており、家、学校問わずどこでも発動するところがメインヒロインの持ち味であり、たまに見せる普通の仕草にギャップ感を受けるのがとても良いキャラであると感じます。
全体的に子供っぽく、見た目と同じ精神年齢であるという印象を深く受けます。相手を想いやるということはできる性格である、通常の状態であれば普通の可愛らしい女の子という感じですが、中二病を発動するとただの変人にしか見えないのがまた面白いところでしょう。アニメ初期では中二病全開であり変人的なイメージが強くあまり人も寄り付かない雰囲気を出しており、自らも中二病的な意味で近しい存在以外とは接しないことが多い性格でした。
しかしながら勇太と付き合うようになってクラスメイトとも馴染み、いわゆる普通の生徒とも普通の会話ができるようになるまで成長します。性格的には中二病を発していない状況では少し大人しい感じでシャイというイメージが強く、基本的には内弁慶タイプですね。
小鳥遊六花の強さ、いわゆる中二病的な意味での強さではありますが、邪王心眼という中二病設定では強いイメージがありますし、自らヒロインということもあってか強い設定になっています。しかし唯一敵わない存在として姉の十花が君臨しており、戦績は全戦全敗というとてつもない破壊力ととてつもない強さを誇っているのです。唯一勝てない相手と言ってもいいでしょう。
設定上の話ではありますが、サーヴァント、いわゆる使い魔というものを持っておりそれがまさかの下級生である「凸守」です。使い魔を持つということはある程度の強さというもの、レベルは高い設定だと思われます。本人も中二病を発症して数年が経過していることもあり、なりきりというものが半端ではなくそういう意味で強いと言えるのではないでしょうか?
小鳥遊六花が持つ中二病の「邪王心眼」というものに関してですが、ただの眼帯にただのカラーコンタクトというものではありますが、正義側の存在というイメージがなく(名前からして)どちからというと悪寄りの存在っぽい感じはしますが、実は浄化された聖水などが危険であるということ、また闇に侵食された物などにはめっぽう弱いそうです。
これもあくまでも設定ではありますが、特殊な武器(ただの折り畳み傘)を扱い敵(管理者)と戦うというものをメインとする設定です。また拾ってきた猫に変な装飾を施し、「キメラ」と名付け姉が猫アレルギー」であるだけに勇太に飼うのを押し付けるという暴挙にも出るなど結構自由奔放な性格でもあります。それが中二病であるだけなのか、子供っぽいからなのかはわかりません。
アニメの第1期のメインストーリーとなる六花の中二病発症理由についてに関してですが、主に家族が関係していると言ってもいいでしょう。また中二病に憧れというものを持ったのは勇太が原因であるとも言えます。勇太がたまたまダークフレイムマスターとして中二病を発しているときにそれをたまたま目撃してしまい真似るようになったのが発端となります。
家族、特に両親、また父親の存在というものが大きく関係しており、不可視境界線というものも元々の実家近くの海などが大きく関係しています。ネタバレになりますのであまり深くは綴りませんが、六花が一つの困難を乗り越えるというストーリーが一期にて語られておりました。是非まだご覧になっていない方は観ていただきたいと思います。
発症理由については家族が大きく関係していると綴りましたが、その中でも勇太が大きく関係していると言ってもいいでしょう。むしろ勇太が中二病になっていなければ六花も中二病を発症することは限りなく低かったと言っても過言ではありません。親を亡くして心に穴が空いていた時の拠り所(逃げどころ)として中二病という謎の設定を作り上げたと言ってもいいと思います。
幸か不幸か、そのために勇太と接触した六花は勇太の中二病が完治していることを不思議に思います。おそらくは本人もそんな力やそんなものはないと言ってもいいのでしょうが、ある意味自分がそれになりきるということで一つ重要なことから遠ざかりたかったというのも理由なのではないでしょうか。
先ほど述べましたが、六花には使い魔という存在がいます。格好つけてサーヴァントと呼んでいるようですが、その存在がまさかの人間であり下級生である凸守であるということです。特徴的なキャラクターではありますが、六花のことをマスターと呼び二人とも完全になりきっているのがとても面白いですね。サーヴァントとして基本は六花のサポートをしているというのが主になるでしょう。
中二病の行動をや儀式などをするときは必ず現れ、二人で盛り上がっていますが、そのとばっちりを食うのがいつも勇太、もしくは凸守の天敵でもある丹生谷森夏です。凸守のサーヴァントとしての有能さというのはもちろんあるのでしょう(学力や知力が良いだけに)が、それがまた二人の中二病に輪を掛けていると言っても過言ではありませんね。
六花は活動拠点を確保するために「極東魔術昼寝結社の夏」という部活を設立します。もちろん当初は部員数が足りず許可も降りない状態であり、部員集めに奮闘していたところくみん先輩が昼寝部を作るということで合同で部活動を設立し、勇太や丹生谷森夏も巻き添いになり結果部活は設立されます。もちろん活動内容に関してはだべっているだけなのですが。
活動の一環として謎の魔術儀式を行ったりしておりましたが、コタツが降臨した途端にただののんびりした休憩所と化します。くみん先輩は昼寝をしているだけであり、丹生谷森夏も当初はやる気を見せていませんでしたが、途中からは完全に同じ仲間という部類になっておりました。ドタバタな毎日を過ごす上で部室の存在というのはとても大きかったと言えるでしょう。
初期当時の二人の関係性というのはあくまでも勇太が六花の中二病に無理やり付き合わされており、嫌嫌ながらも人の良さから六花に付き合っていたというのが当初の二人の関係性と言っても良いでしょう。惰性で二人一緒にいたと言っても良いかもしれません。家が近いということもあり、関わる頻度が高く六花の親的存在だったのが勇太というものでした。
六花は基本的に精神年齢が低く子供っぽい言動が多いだけに、それに対してツッコミや指導を行なっていたのが勇太でした。当初勇太は面倒見がいいただのお兄さんという立ち位置だったように思います。それ以上でもそれ以下でもありませんでした。
しかしながら、長く付き合ううちに情が芽生えたのでしょうか、勇太と六花は次第にそれ以上の関係になっていきます。
中二病だけど可愛い、中二病さえ除けば彼女としてはアリであると、そのような形であればおそらくはもっと他の男性も六花に対してアプローチしてきたかもしれません。勇太だけに限らずということですね。
しかしながら六花の欠点は学力面にも及び、さらにそれは相当程度にひどいものでした。
クラスでも・・・いや、学年でも下から数えた方が早いというほどに学力が低く、あの富樫勇太に勉強を教わるというところまでいきます。勇太自身もそこまで学力が高いわけではありませんが、六花に比べたらまだまだマシであるというのが正直なところでしょう。それほどまでに六花の学力は乏しいのです。
ここまでで六花が可愛いという要素はある意味見た目だけであると言えるようなものですが、それだけではもちろんファンはここまで増えません。なぜ六花が可愛いのか?その辺りに関して個人的な考えというものを述べるのであれば、おそらくはギャップ感というもの、中二病でバカだけど反応やリアクションがキュンとくるというのが一番大きいと思います。
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六花が時たま見せる勇太に突っ込まれた瞬間やリアクションはとても可愛らしいものです。中二病でありバカですが、ふとした瞬間に見せる仕草というものが男心をくすぐりますよね。
アニメの中盤までは六花と勇太の関係性というのは変わりませんでした。しかしながら六花の中二病発症の理由や「不可視境界線」というものの真意について知った時から勇太の行動や考えが変わったと言ってもいいでしょう。その頃から友達だから、お人好しで面倒見がいいからという理由だけではここまで行動はできないだろうという行動を見せます。
それはおそらく少なからず六花に対して勇太が恋心というものを抱き始めていたというのがあるのかもしれません。また彼女を救いたいと心から思ったこともあるのでしょう。そしてその経験を経て勇太は六花が好きであると気づき、そして告白し二人はめでたく恋人となります。吊り橋効果という作戦をとったりしていましたが、それはあまり関係ないと思います。
六花というとやはり特殊な呪文、いわゆる「名言」というものがたくさんあるということが挙げられます。その代表となるのが「爆ぜろリアル! 弾けろシナプス! バニッシュメント・ディスワールド!」というものでしょう。この言葉は六花が中二病の力を解放する時に必ず使う言葉でもあります。他どころで言うところの変身呪文のようなものですね。
名言と言っていいのかはわかりませんが、「不可視境界線」や「管理局の妨害」と言う言葉ももはや耳慣れした言葉ではあります。おそらくは名言と言ってもいいと思います。彼女の印象的な言葉は他にもたくさんありますが、やはりメインで挙げるとすればこの辺りであると思われます。
中二病だけに武器ももちろん持っています。その武器に関してですが、彼女の体の一部と言ってもいいようなものですが、折りたたみ日傘(黒)です。正式名称は「シュバルツゼクスプロトタイプMk.Ⅱ」と言うものですが、これがアニメの描写だととんでもない武器に変貌します。実際にはもちろんただの傘ですが、アニメの描写だととてもかっこよく写りますね。
グングニルといえばもう聞き慣れたあの伝説のものではありますが、それを六花は技として使っています。シュバルツゼクス(以下略)を折りたたんだ状態で突き出すわざとなり、設定では敵の急所を貫くものとされています。これは六花の十八番技であり基本的な技とも言えます。度々耳にする言葉ですね。
シュバルツシルトはシュバルツゼクス(以下略)を開き、相手の攻撃をガードする、いわゆる防御的なものになります。○○の弓兵部隊も驚くほどの防御力らしいですね。実際には折り畳み傘をただ開くだけでありなんの意味もない効果なのですが、個人的にはかなり気に入っている技です。
邪王心眼と言うのは技というよりは能力そのものなのですが、そこから繰り広げられる能力、いわゆる覚醒的な技が度々登場します。試練を乗り越えたあとは覚醒した技を色々と披露してきましたが、正直なところ数えるとキリがないくらいに出てきます。ここまで想像豊かであると逆に凄いですね。
「中二病でも恋がしたい!」では、六花の周りにいる中二病の人物たちとの関係性はよく差別化されて描写されています。それぞれに違う能力や違う性質、また敵同士などの設定がなされており、どれをとっても同じものがないというのがまた面白いところですね。
小鳥遊六花の声優は内田真礼(うちだまあや)さん。1989年12月27日生まれで東京都出身、アイムエンタープライズに所属しています。また同じくポニーキャニオンにも所属しており、声優、歌手として多数の場面で活躍している大人気声優さんです。
声質に関わらず色々なキャラクターを演じ分けることができ、アイドル並みの容姿を持ち、色々な場面で人気を博している人物です。
いかがでしたでしょうか? 今回は中二病でも恋がしたい!のメインヒロインである小鳥遊六花について綴ってきました。六花というキャラクターがいかに個性的であり、またアニメ好きの男性の心を惹く女性キャラであることがわかったかと思います。まだアニメをご覧になっていない方は是非ご覧になって頂ければと思います!