アメリカの田舎を楽しむ!
日本と常に友好関係にあるアメリカ。行き来する旅行者は数多く、日本からもアメリカ旅行や留学、仕事など様々な目的で多くの人が訪れます。メジャーな旅行先はだいたい制覇してしまった人も中にはいらっしゃることでしょう。では、次の旅行は、アメリカの田舎、いかがでしょうか?田舎の魅力をふんだんにお伝えしてまいりましょう。
アメリカの田舎1【メイン州】
メイン州はアメリカの最北東端に位置します。州内の土地90%を森林が覆い、内陸部の森林にはほとんど人の住んでいない地域となっています。アメリカの最北端でもあるのですから当然冬は寒くなりますが、大西洋に面している沿岸地域は日本の冬と同じくらいです。
おすすめ観光スポット
州内にあるアーカディア国立公園では、自然環境の恩恵を受け、ハイキングや、天体観測を楽しむのに最適です。特に周囲に灯りのないアーカディア国立公園内にあるキャデラック山から見上げる星空は素晴らしいものです。
また、ロブスター漁獲量全米一位を誇るメイン州では、ぜひロブスター料理をご賞味ください。アメリカ国内で消費されるロブスターの半分以上は、ここメイン州の水揚げです。産地特有のおすすめは、6月から11月の間だけ獲れるニュー・シェル・ロブスターです。身がとても柔らかく、輸送できないため、メイン州だけの特別の贅沢です。
アメリカの田舎2【ノースダコタ州】
アメリカ中西部の最北端、北をカナダと国境を接しているノースダコタ州は、人口密度の低さ全米4位です。グレートプレーンズという大平原に位置していて、州内でもっとも標高の高いところでも標高1069mです。ノースダコタ州1州だけで日本の面積のほぼ半分と同じなのに、人口は70万人ほど。隣町へ行くのもちょっとした旅行になりそうです。
おすすめ観光スポット
特に目立った観光地もない、というのがノースダコタの魅力かもしれません。観光客も多くなく、どこまでいっても続く地平線、を見たくなったらぴったりの旅行先です。
アメリカの田舎3【ワイオミング州】
アメリカ西部にあるワイオミング州は、アメリカでもっとも人口の少ない州です。グレートプレーンズ(大平原)とロッキー山脈で構成され、州内には火山帯で有名なイエローストーン国立公園があります。「ワイオミング」とは、インディアンの言葉で「大平原」を意味します。
おすすめ観光スポット
Today in 1870, the "Old Faithful" geyser in #Wyoming was discovered by the Washburn-Langford-Doane Expedition. Geysers are extremely rare; only a thousand have been identified worldwide & half of those are in #YellowstoneNationalPark. #OldFaithful erupts every 44 to 125 minutes. pic.twitter.com/GdF9EP3oxu
— Dr. Paul (@DrPnygard) September 18, 2018
やはり雄大なロッキー山脈と、世界遺産イエローストーン国立公園があげられます。七色の火山性温泉湖があったり、数多くの間欠泉が見られることから、多くの旅行者が訪れます。中でも"The Old Faithful Geyser"という間欠泉が有名で、決まった間隔で噴出するのでfaithful(忠実な)と名付けられています。
アメリカの田舎4【カンザス州】
アメリカ中西部にあるカンザス州は、広大な小麦などの農園と、竜巻や巨大な雹が降る、など、急激な天候不順でも有名です。有名な児童文学『オズの魔法使い』に出てくる、主人公のドロシーの出身地がカンザスです。物語の中でも、家ごと竜巻で飛ばされてしまうことから始まりますよね。
おすすめ観光スポット
ここはぜひ、オズ博物館へ行ってみて下さい。できれば、旅行出発前に『オズの魔法使い』をミュージカル映画を見てから行くと、さらに世界観や登場人物など、より細かなところまで楽しめることでしょう。
【住所】511 Lincoln Ave, Wamego, KS 66547【TEL】(785) 458-8686
アメリカの田舎5【モンタナ州】
アメリカ北西部に位置します。北側をカナダと接しているモンタナ州は、ワイオミング州と同様、主にロッキー山脈と、大草原です。ドイツ1国分よりも広い土地に、わずか100万人のひとが暮らす、自然豊かな地域です。アメリカの田舎の暮らしをそのまま体験できるところでもあります。
おすすめ観光スポット
世界の絶景、というジグソーパズルにきっとありそうなこの美しい絵のような風景が実際にあるのが、モンタナ州です。グレイシャー国立公園内にあるセントメアリー湖では、この鏡面の写真の実物を目にすることができるでしょう。
グレイシャー国立公園内にある"Going-to-the-Sun Road"がイチオシポイントです。全長50マイル(約80km)続く道路で、まさに太陽へ続く道。どんどん標高を上げていきます。断崖絶壁にへばりつくように走る箇所もあるので、ドライブはくれぐれも慎重に!雪山や谷川、雪解け水、美しい湖など、見所は尽きません。
アメリカの田舎6【アラスカ州】
カナダをはさんだ飛び地にあるアラスカ州は全体的にとても寒い地域だと言えます。全米最大の面積で、人口密度は一番低いのですが、その分未だ未開拓な地域も多く、野生動物などの自然とも密接に触れ合う生活を送っています。広大なアメリカでのアウトドアを楽しんでみるなら、アラスカは最適な場所と言えます。
おすすめ観光スポット
北米大陸最高峰のデナリ(旧称マッキンリー山)のある国立公園では、トレッキングや本格的な登山を楽しむ人、生息する多くの野生動物たちを観察、写真に収めたい観光客などが訪れます。また、冬なると北極圏にあたる地域でオーロラ鑑賞のできるポイントとも大変人気があります。
グレイシャーベイ国立公園では、間近に氷河を見ることができます。日帰りのクルーズツアーなども各地から多く出ており、氷河とあわせてクジラやシャチ、グリズリーなどの野生動物の観察と合わせて体験できるツアーなどもあります。
アメリカの田舎7【ハワイ州】
日本人にも大人気のハワイですが、アメリカの他の州に比べるとやはり田舎なのは事実です。メジャーな観光地であるオアフ島の市街地を見ると田舎とは思えないかもしれませんが、オアフ島ばかりではなく、周辺の離島も含めるとやはり田舎なのです。当然ですが、とてものんびりした田舎の雰囲気を味わえるところも数多くあります。
おすすめ観光スポット
ハワイ旅行と言えば、のホノルルと同じオアフ島ですが、ホノルルとは島の反対側まで行くとがらりと雰囲気が変わります。ノースショアと呼ばれる地域では昔ながらのハワイの田舎を体感できます。ウミガメの住むビーチや、農園や、道端の古い売店など、ハワイの原風景とも言えるまったりとした雰囲気にあふれています。
アメリカの田舎8【ニューヨーク州】
ニューヨークって、あの摩天楼のニューヨークがあるところです。冗談だと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、そもそもアメリカの地図の中でみると小さく見えるニューヨーク州も、日本で比べれば北海道くらいの広さがあります。その中でも摩天楼の地域はほんの一握り。そこから離れると、自然豊かな田舎を味わえるのです。
おすすめ観光スポット
ハドソン川をどんどん上流へ向かうと、田舎の風景が広がっていきます。なんだかものすごくのどかな風景ですが、ここはれっきとしたニューヨーク州なのです。
まとめ
・アメリカの広さはやはりけた違い。
・田舎っていうと、どこまでいっても田舎。大自然に入りこむ感じ。逆に、遭難しないように注意。
・アメリカの田舎ならではの雰囲気を味わうためには移動時間はかなり覚悟しなければならない。
・でも、意外と大都市の近くでも田舎なところはある。
アメリカの田舎を満喫できる地域をあちこちご紹介して参りましたが、いかがでしたか?とにかくアメリカ全体が広いために、その地域ごとに特色があり、見える景色も空気感もまるで違います。見たい風景はどんなところですか?行ってみたいアメリカの田舎を楽しんでくださいね。
