伊勢神宮のお守りは効果がある?
伊勢神宮は古来から身分の貴賤を問わず幅広く信仰されてきた神社の中の神社で、絶大なご利益があると信じられてきました。そんな伊勢神宮で拝受してもらえるお守りもまた、強いパワーを宿していて格別の効果があるとされています。
伊勢神宮ってどんな神社?
伊勢神宮は、日本全国の神社の最高位に位置する宮社で、皇室の氏神様であるとともに、日本国民全ての総氏神様でもあるとされている神社の中の神社です。歴代天皇から庶民まで、古くから広く信仰を集めてきた伊勢神宮は、まさに日本人の心のふるさとともいうべき特別な存在でもあります。
伊勢神宮のご利益は、あらゆる方面に及び、参拝者を温かく見守り、人生をより良い方向に導いてくれると信じられています。また、伊勢神宮に参拝することで総体的に運気が開け、他の神社にお参りした際のご利益もまた上昇するといわれていて、今日も年間約800万人にも及ぶ参拝者が訪れています。
伊勢神宮の参拝の注意点1:必ず外宮→内宮の順!
伊勢神宮は、内宮と外宮が主な参拝場所ですが、参拝順序は外宮→内宮の順にしましょう。因みに、この参拝順序は伊勢神宮の主祭神の天照大神が直々に告げられたことなのだそうで、必ず逆の順序にならないようにお参りすることが大切です。尚、どうしても1カ所しかお参りできない場合は内宮を参拝するようにしましょう。
伊勢神宮の参拝の注意点2:正宮で個人的願いはNG!
絶大なご利益があるとされる伊勢神宮なので、様々な願い事をしたい方も多いでしょうが、内宮と外宮の正宮では個人的な願い事はタブーとされています。あまりにも強大な力を持つ伊勢神宮の神様なので、小さな個人の願いは、正宮ではなく別宮で行うのが習わしなのでご注意ください。
伊勢神宮の正宮では、世界平和や国家の安泰といった公的でスケールの大きな願い事をするするのが相応しいとされています。とはいえ、天下国家のお願い事は余りにも日常とかけ離れていると感じるなら、内宮、外宮のそれぞれの正宮では、あなたが生をうけたこと、そして日々、無事に暮らせていることを神様に感謝するといいですね。
伊勢神宮のお守りの特徴は?
日本全国の神社の中の最高格に位置する伊勢神宮なので、さぞかし色々な種類のお守りがあるのだろうと思われるかもしれませんが、伊勢神宮のお守りはいたってシンプルなんです。伊勢神宮の内宮と外宮で授けて頂けるお守りは、お守り袋のデザインは多少異なりますが、基本的には同じ種類のご利益になります。
尚、伊勢神宮のお守りと一口に言っても、お守りが拝受できる場所は一カ所ではありません。内宮、外宮のお守りの他、別宮のお守りも、内宮と外宮に準ずる伊勢神宮のお守となります。また、厳密にいうとお守りではなく参拝記念品という位置づけになりますが、内宮の参集殿で販売されている伊勢鈴も、持ちやすくお土産としても大変人気があります。
伊勢神宮の内宮のご利益とは?
伊勢神宮の内宮は、太陽を神格化した天照大神を主祭神としてお祀りしており、ご神体は三種の神器の一つである八咫鏡です。内宮は伊勢神宮の中でも最高位となる宮社で、正式名称を皇大神宮といい約2000年にも及ぶ歴史があります。古来より伊勢信仰の中心となってきた内宮は、境内の内外に10の別宮、27の摂社、16の末社、30の所管社を有しています。
伊勢神宮の内宮の詳細情報
住所:三重県伊勢市宇治館町1 参拝時間:10~12月5:00~17:00 1~4月、9月5:00~18:00 5月~8月5:00~19:00 問い合わせ先:神宮司庁 TEL:0596-24-1111(8:30~16:30)
伊勢神宮の内宮でお守りを授けてもらう場所は?
内宮のお守りの授与所は、境内の神楽殿にあり、内宮で拝受できる全ての種類のお守りがそろっています。尚、神楽殿は伊勢神宮の玄関口である宇治橋と正宮のちょうど中間位にある建物で、お札の授与やご祈祷の受付も同じ場所で対応してもらえますよ。
伊勢神宮の内宮のお守りの種類は?
伊勢神宮の内宮のお守り1:御守 初穂料:1000円
まず最初にご紹介する伊勢神宮の内宮のお守りは、お持ちになる方の健康や幸福を祈願した「御守」です。内宮の御守は、縦長の六角形のお守り袋に「内宮」の文字、そして反対側には伊勢神宮の御神紋である花菱があしらわれています。色はピンクと紺の他、黄色、紫、朱色があり、シンプルだからこそ、ご自分用は勿論、お土産としても喜ばれるお守りですよ。
伊勢神宮の内宮のお守り2:交通安全御守(大・小) 初穂料:1000円
続いての内宮の御守は、こちらもスタンダードなデザインの「交通安全御守」です。交通安全のお守りには、大と小の2サイズがあり、どちらもお持ちになる方の交通安全や渡航安全を祈願したお守りになります。尚、御神紋の花菱がデザインされた交通安全のお守りにも、水色の他、金、ピンク、紺、朱色などの色の種類があります。
伊勢神宮の内宮のお守り:開運鈴守 初穂料:1000円
内宮で授与されるお守りの中でも、ひときわ目を引くデザインなのが「開運鈴守」です。ふっくらとした巾着型のお守り袋に小さな鈴があしらわれた開運鈴守は、コロンとした形がとてもかわいらしく女性にも人気があります。鈴の清らかな音は古来より災厄をはらうといわれており、お持ちになる方の運を開く効果がありますよ。
伊勢神宮の内宮のお守り4:学業御守 初穂料:1000円
内宮の「学業御守」は、定番の長方形のものと角が丸くなった楕円形の2種類があり、御神紋の花菱の地模様のお守り袋に学業御守の文字、反対側には内宮の文字がの施されています。お持ちになる方の学業成就と試験合格を祈願したお守りは、角のないデザインのものが水色とピンク、角のある長方形のものが朱色と紺になります。
伊勢神宮の内宮のお守り5:厄除御守 初穂料:1000円
縦長の五角形をした内宮の「厄除御守」は、唐草文様の布地のシンプルなお守りで、お持ちになる方の厄除、災難除けを祈願しています。ピンク色の他、紺、朱、水色がある厄除のお守りは、ご自分用にも、厄年の方へのお土産にも喜ばれるお守りとなっています。
伊勢神宮の内宮のお守り6:安産御守 初穂料:500円
伊勢神宮の内宮の「安産御守」は朱色を基調としたデザインで、お持ちになる方の安産を祈願しています。尚、内宮の境内にある所管社である子安神社は、安産の神様として知られていますので、お守りの授与と併せて参拝されるといいですね。
伊勢神宮の内宮のお守り7:守祓(まもりはらい) 初穂料:500円
「守祓」はお守り袋の中に納められている小さなお神札で、自分でお守り袋を用意して中に納めてお持ちになる事ができます。幸せや健康を祈願した守祓は、大切な方に自作のお守り袋に入れてお土産として差し上げるのもいいアイデアですね。
伊勢神宮の内宮のお守り:海幸守(かいこうまもり) 初穂料:500円
シンプルな木製のお神札である「海幸守」は、海上安全と大漁満足を祈願したお守りで内宮のお守りには御祭神である天照皇大神宮の御名が記されています。水産業に携わる方は勿論ですが、海釣りがお好きな方やマリンスポーツなどが趣味の方へのお土産にも喜ばれるお守りですよ。
伊勢神宮の内宮で土産に人気のお守りは?
伊勢神宮の内宮でお土産として人気なのは、なんといってもコロンとかわいらしい形の開運鈴守です。伊勢神宮の御神紋である花菱柄の布地を使ったシンプルなデザインで幅広い年齢層の方にお持ちいただけますよ。その他、角が丸い学業御守やお好みのお守り袋にお納めになれる守祓も、内宮のお土産として選ばれる方が多い人気のお守りです。
伊勢神宮の外宮のご利益とは?
外宮の主祭神である豊受大神は、日本神話では、食べ物や産業全般をつかさどる神様とされています。豊受大神が伊勢神宮の外宮にお祀りされるに至った経緯は大変興味深く、天照大神がお一人では伊勢の地での食事もままならないため丹波より直々に呼び寄せられたのだとか。豊受大神は、五穀豊穣の神様でもある事から、絵画や彫像などでは、上の画像のように稲穂を手にしたお姿をされていることが多いようです。
伊勢神宮の外宮の詳細情報
住所:三重県伊勢市豊川町279 参拝時間:10~12月5:00~17:00 1~4月、9月5:00~18:00 5月~8月5:00~19:00 問い合わせ先:神宮司庁 TEL:0596-24-1111(8:30~16:30)
伊勢神宮の外宮でお守りを授けてもらう場所は?
伊勢神宮の外宮でお守りを授けて頂ける場所は、正宮である豊受大神宮に至る参道の途中にある神楽殿になります。尚、外宮のお守りの種類で詳しくご説明しますが、同じ伊勢神宮でも内宮と外宮では、拝受できるお守りのデザインが違いますので、外宮のお守りは外宮の授与所で授けて頂いてくださいね。
伊勢神宮の外宮のお守りの種類は?
伊勢神宮の外宮のお守り1:御守 初穂料:1000円
伊勢神宮の外宮で拝受していただける「御守」は、内宮のお守り同様、お持ちになる方の健康と幸せを祈願したものです。外宮の御守は、丸みを帯びた形状で御神紋の花菱に豊受大神のシンボルともいえる稲穂があしらわれたデザインとなっています。お守りの色は、紺の他、ピンク、紫、黄、朱色のバリエーションがあり、老若男女どなたにも持ちやすいデザインになっているのでお土産にもおすすめです。
伊勢神宮の外宮のお守り2:交通安全御守(大・小) 初穂料:1000円
外宮の「交通安全御守」は、内宮と同様に大小2つのサイズがあります。外宮では、大きなサイズが定番の長方形、小さなサイズが細長い五角形をしており、内宮のものとはお守り袋の布地が違っています。尚、お守りの色のバリエーションは、大きなサイズが黄色の他、緑、紫、朱色、白、黒、小さなサイズが朱色、白、ピンク、紺、水色となっています。
伊勢神宮の外宮のお守り3:学業御守 初穂料:1000円
外宮の「学業御守」もまた、内宮と同じく2種類のデザインがあり、定番の長方形の形のものと巾着型のものがあります。長方形のお守りは、ピンクと水色の2色、巾着型が赤と紺の2色となっています。
片面には「学業御守」、逆面には外宮と記された学業成就のお守りは、外宮と内宮併せて4種類のデザインがあるので、大切な試験を控えている方に違ったデザインのものを複数、お土産にされてもいいですね。尚、学業御守は、入学試験だけでなく資格取得などの試験全般にご利益があり、社会人の方にもおすすめですよ。
伊勢神宮の外宮のお守り4:開運鈴守 初穂料:1000円
伊勢神宮の外宮の「開運鈴守」は、内宮同様、可愛らしいミニ鈴がついたお守りですが、巾着型ではなく勾玉の形をしているのが特徴なんです。勾玉は古来より、魔よけとして用いられてきた歴史があるので、開運鈴と併せご利益も倍増しそうですよね。白、紺、朱色、ピンクの4種類の色がある開運鈴守は、外宮と内宮のものを共に授与していただく方も多い人気のお守りですよ。
伊勢神宮の外宮のお守り5:厄除御守 初穂料:1000円
外宮の「厄除御守」は内宮のものと違ったデザインで、丁度釣り鐘のような丸みを帯びた形をしています。お持ちになる方の厄除けや災難除けを祈願した厄除のお守りは、朱色、紺色、ピンク、水色の4色があり、外宮と内宮で同じ布地が使われています。
伊勢神宮の外宮のお守り6:安産御守 初穂料:500円
外宮の「安産御守」は上の画像の一番右にあるお守りで、白地に金糸と朱色の花菱紋が上品なデザインですよね。内宮の朱を基調にしたお守りと併せて拝受してもらえば、紅白のセットで縁起が良くおすすめですよ。
伊勢神宮の外宮のお守り7:守祓(まもりはらい) 初穂料:500円
内宮と同様、伊勢神宮の外宮でも、お守り袋を別に用意してお持ちになれる「守祓」も授与していただけますが、外宮では主祭神の豊受大神宮の御名になります。
伊勢神宮の外宮のお守り8:海幸守(かいこうまもり) 初穂料:500円
外宮の「海幸守」も内宮と同じデザインになりますが、外宮は天照大神ではなく、あらゆる産業の神様でもある豊受大神宮のお名前になっています。
伊勢神宮の外宮でお土産に人気のお守りは?
伊勢神宮の外宮のお守りの中でも、ユニークな勾玉の形をした開運鈴守は、お土産の一番人気です。また、コロンした丸い形が可愛らしい御守もまた幅広い年齢層の方に人気のにお守りですね。その他、少し変わった形の厄除御守や巾着型の学業御守もお土産にもご自分用にも人気があります。
伊勢神宮内宮の参集殿とは?
伊勢神宮には、内宮と外宮のお守り以外にも、内宮の境内にある参集殿で様々な種類の参拝記念品をお求めになることができます。参集殿の参拝記念品は、神宮会館が販売しているもので、伊勢神宮の正式なお守りではありませんが、人気の品も多く要チェックです。尚、参集殿は参拝者のための無料休憩所で、伊勢神宮では内宮のみにある施設になります。
伊勢神宮の参集殿で人気のお土産は?
伊勢鈴 値段:350円(税込)
内宮の参集殿で販売されている参拝記念品の中でも、最もポピュラーなのが伊勢鈴です。全12色の種類がある伊勢鈴は、カラフルな色をした鈴の表面に伊勢神宮の御神紋の花菱があしらわれていて、伊勢のお土産にもぴったりですよ。小ぶりの鈴に飾り房が付いたシンプルなデザインなので、カバンやお財布等にも付けやすく、特に若い女性には人気があります。
勾玉鈴 値段:650円(税込)
伊勢神宮の参集殿の参拝記念品で、伊勢鈴と並んで人気なのが勾玉鈴です。御神紋の花菱がついた勾玉と小さな鈴がついた可愛いストラップは、ピンク、緑、黄色、赤、黒の5色があり、外宮の勾玉の形の開運鈴守と併せてお求めになってもいいですね。
伊勢神宮の別宮とは?
伊勢神宮には、内宮と外宮の境内以外にも別宮という宮社がお祀りされているスポットがあり、そちらでも伊勢神宮とほぼ同じ種類のお守りを拝受していただくことができます。別宮のお守りの拝受所は、宿衛屋(しゅくえいや)という場所で、神職の方が常時いらっしゃるのでお守りを授けて頂けますよ。
伊勢神宮の別宮のお守りの種類は?
内宮と外宮以外の伊勢神宮の別宮では、そこにお祀りされている祭神の守祓を拝受してもらうことができます。ご利益のある伊勢神宮の神様なので、別宮を訪れた際には守祓を祈念に授けてもらうのがおすすめですよ。
前述の通り、別宮の宿衛屋では伊勢神宮の内宮と外宮とほぼ同じデザインのお守りを拝受できます。尚、別宮のお守りには、内宮や外宮の代わりにそれぞれの別宮の名前が入っています。
伊勢神宮でお守りが拝受できる別宮は?
伊勢神宮の内宮と外宮以外の場所にある別宮は、内宮の別宮が4カ所、外宮が1カ所の計5カ所になります。内宮の別宮は、月読宮、瀧原宮、伊雑宮、倭姫宮、そして外宮の別宮は月夜見宮で、全て伊勢神宮からそれほど遠くない距離にあります。もし時間が許せば、内宮と外宮と併せて参拝されるといいですね。
古くなった伊勢神宮のお守りはどうする?
古くなってしまった伊勢神宮のお守りは、そのまま捨てるのではなく神社に返納するのがマナーです。先に触れた通り、伊勢神宮は全国の神社の総氏神様なので、どこでお守りを返納しても大丈夫です。尚、伊勢神宮でお守りを返納する場合は、内宮なら火除橋の手前、外宮は表参道の手水者の向かい側に古札納所があるので、そこにお返しするといいですね。
伊勢神宮のお守りは自分用にもお土産にも人気!
という事で、伊勢神宮のお守りについてご利益や種類、お土産に人気のものまで詳しくご案内しましたが、いかがだったでしょうか。日本の最高峰に位置付けられる伊勢神宮なので、ご自分用は勿論、お土産にも素敵なお守りを拝受してもらってくださいね。