// FourM
Pvgonblxvx8bkmjlua8b

美味しんぼ

CATEGORY | 美味しんぼ

【美味しんぼ】鼻血問題まとめ!何巻に掲載されてる?真実は?

2021.06.11

今回ご紹介するのは、読者のみならず、芸能人や政治家をも巻き込む騒動となった『美味しんぼ』の「鼻血問題」。「鼻血問題」とは一体何だったのか、その真実に迫ります。『美味しんぼ』の「鼻血問題」について、一緒に考えていきましょう。

  1. 【美味しんぼ】鼻血問題まとめ:『美味しんぼ』とは
  2. 【美味しんぼ】鼻血問題まとめ:作者・雁屋哲について
  3. 【美味しんぼ】鼻血問題まとめ:「鼻血問題」とは?
  4. 【美味しんぼ】鼻血問題まとめ:「鼻血問題」の真実は?
  5. 【美味しんぼ】鼻血問題まとめ:まとめ
引用: https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/81puhalO2fL._RI_SX380_.jpg
『美味しんぼ』とは、原作:雁屋哲、作画:花咲アキラによって描かれた、日本の漫画作品です。1983年から『ビッグコミックスピリッツ』で連載が開始されました。2014年からは休載状態になっています。『美味しんぼ』は1988年にはテレビアニメ化され、1994年には唐沢寿明さん主演で実写ドラマ化、2007年には松岡昌宏さん主演で実写ドラマ化がされました。
美味しんぼ コミック 1-111巻セット (ビッグコミックス)
価格
東西新聞文化部社員である山岡士郎と栗田ゆう子を主人公に、食に関する物語が展開されるグルメ漫画です。和洋中、様々な国の料理が紹介され、食に関する安全や倫理問題にも言及した作品。価値観や政治に対する喧嘩腰のストレートな批判が物語に組み込まれていることも特徴で、物議を醸すことも多々あり、賛否両論ある作品です。
美味しんぼ (1) (ビッグコミックス)
価格
雁屋哲は、日本の漫画原作者、エッセイストです。「ヘイトスピーチとレイシズムを乗り越える国際ネットワーク」通称のりこえねっとの共同代表。中華民国北京特別市で生まれ、終戦後日本に引き揚げ、東京で育ちました。左翼的思想の持ち主で、政治問題・倫理問題の自己主張を自身原作の漫画に織り込んでくるのが特徴です。そのスタンスは読者の間でも賛否両論あり、数々の批判・炎上を巻き起こしてきました。
美味しんぼ 110 (ビッグコミックス)
価格 ¥ 669
物議を醸す言動を繰り返してきた雁屋哲氏ですが、最も有名なのが『美味しんぼ』の「鼻血問題」でしょう。何故かグルメ漫画で東日本大震災における福島第一原発事故について触れた回「福島の真実」。「福島の真実」は単行本110巻から111巻にかけて掲載されています。このお話では、3.11以降の福島の記録が描かれました。
美味しんぼ (2) (ビッグコミックス)
価格
2011年11月、主人公の山岡らは東日本大震災後の福島に赴き、福島第一原発を見学するのですが、そこで山岡は突然原因不明の鼻血を流し、周囲を驚愕させます。この描写により、放射線を浴びると鼻血が出る。鼻血が出ている人間は放射線に汚染されている。などというイメージが福島以外の県の読者に拡散されることになり、風評被害を助長するとして多くの批判が巻き起こりました。特に当事者である福島県民からの批判は凄まじかったようです。
美味しんぼ (3) (ビッグコミックス)
価格
炎上した「福島の真実」の鼻血シーンですが、単行本化されるにあたって、セリフがいくつか修正されました。「福島に住んではいけない」が「今の福島の外に出ろ」になるなど、批判を受けた部分が変えられていますが、福島に住む人や読者からは、セリフだけ変更しても意味がないのではないか?との声も上がっています。
美味しんぼ 111 (ビッグコミックス)
価格 ¥ 756
漫画『美味しんぼ』では、登場人物が「福島では鼻血・頭痛・目眩などの症状が出ている人が大勢いる」「福島がもう取り返しのつかないまでに汚染された」などと断言していました。しかしこれらの考えに科学的根拠はありません。そもそも専門家ではなく漫画原作者が登場人物に言わせている意見です。2年かけて取材し、その上で書いていると作者は言っていますが、鵜呑みにすることはできないでしょう。
美味しんぼ (47) (ビッグコミックス)
価格
一方政府の意見としては、福島第一原発周辺は現状住めない地域になっているが、福島という県全てが汚染されているわけではないというものでした。一応政府は放射線を科学的に調べて発表をしているはずですので、信憑性としては個人の意見よりも国の意見のほうが高いのかな、と思います。
引用: https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/61PxcxLXmuL.jpg
ただし気をつけなくてはいけないのは、『美味しんぼ』作者の意見が正しいにしろ、国の見解が正しいにしろ、一般人には提示された情報が正しいのかわからない、ということです。人間は自分に都合の悪い情報は改ざんしたり、隠そうとしたりする傾向にあります。個人であろうと、国であろうと、100パーセント本当のことを言っている、とは断言できません。
必要なのは自分の意思をしっかり持ち、自分の責任で情報収集をして、何を信じるのかを決断していくことでしょう。
美味しんぼ (80) (ビッグコミックス)
価格 ¥ 545
『美味しんぼ』の鼻血問題についてまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか?「鼻血問題」は非常に難しい問題です。作者が大袈裟に騒ぎ立てているのか、国が楽観視しすぎているのか、我々一般人に確かめる術はありません。両者の主張を聞き、慎重に考えた上でどちらを信じるのか、しかないのです。感情に流されず、冷静に見極めることが重要ですね。
サムネイル画像は下記より引用しました。
出典: https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/71BOF6XQQmL.jpg