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ポコニャンとは、藤子・F・不二雄先生によるF漫画作品です。漫画は1975年4月号から1978年5月号まで掲載されました。たぬきのような外見に青色のズボンを履いた不思議な生物ポコニャンが、男の子・太郎の家で太郎と、一緒に生活し、ポコニャンの不思議な能力と道具で日々の困ったことを解決していくおはなしです。
また、連載終了から15年経った1993年には、全170話でTVアニメ化もしました。TVアニメ化するにあたって、「ドラえもん」との差別化を図るため、ポコニャンの内容を大幅に変更を加え、視聴者の対象年齢を「ドラえもん」より低く設定し、幼児から小学校低学年をメインターゲットにしました。
そして2016年9月、藤子・F・不二雄ミュージアムで上映される短編映画として、ポコニャン&ドラえもんがコラボした短編映画『ポコニャン&ドラえもん「ポンポコニャンでここほれニャンニャン!?」』が新たに公開され、記念として、藤子・F・不二雄ミュージアム限定商品のアニメイラストが使用されたカバー付き『藤子・F・不二雄大全集『ポコニャン』』が発売されました。
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ポコニャンは、猫ともたぬきとも判別できない不思議な外見をしているこれまた不思議な生物です。原作では、山で拾ってくれた太郎の家に太郎の家族と一緒に住んでいます。アニメでは太郎は出てきません。ポコニャンはどことなくドラえもんと似ていて、ポコニャンは不思議な遊び道具を出したり、不思議な力で困っている人を助けたりします。
ポコニャンは本作の主人公です。超能力ともとれる不思議な力を使ったり、機械を自由に操作したりできます。ポコニャンは最初のうちは人間のことばを普通に喋っていましたが、あるタイミングで「ポコニャン」としか言わなくなりました。ただし、「ホコポコニャン」や「ペケニャン」とは発言するようです。
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ポコニャンの声優は、声優の三田ゆう子さんです。三田ゆう子さんは青二プロダクションに在籍するベテランの声優さんで、『ゲゲゲの鬼太郎(第3作)』のネコ娘、『うる星やつら』の弁天、悪魔くん(埋れ木真吾〈悪魔くん〉)なども演じています。少年声から立派な女性まで幅広い声帯を持つ声優さんです。
アニメポコニャンに登場するみきちゃんの本名は木の葉ミキ(このはミキ)です。小学生の女の子で、ハイキングでポコニャンと出会い、親友になりました。水色のポニーテールに赤色のスカートがチャームポイントでクラスのアイドル的存在の女の子です。勝ち気でおてんばな性格をしており、カエルを好んでいます。
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ポコニャンにはポコニャンを取り巻く不思議な生物がいます。まず、「チンプク」。チンプクはいたずら好きの野良猫です。鳴き声は「「チンプクメゲレンコ~」。ポコニャンによく意地悪をしています。「ポン吉」。ポン吉は動物園の園芸たぬきです。動物園を脱走し、ポコニャンの元へ身を寄せました。
そして「コン太」。コン太は、特殊な力を使えるきつねです。ポコニャンの「へんぽこりんパワー」のように、「コンコンコンの、コンピラ様の、コーン!」と唱えると、吹雪を起こしたりきのこを集めたりできます。しゃべるとき、ポコニャン限定で語尾に「コン」をつけます。
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「へんぽこりんパワー」とは、本作の主人公・ポコニャンが使用する不思議なパワーです。「へんぽこりんパワー」にはたくさんの種類があり、それぞれに名前がついています。へんぽこりんパワーを使うときは、使いたいへんぽこりんパワーの名前を唱え、パワーを使います。そして一度使ったへんぽこりんパワーは、各話のうちでは再度唱える必要はなく、また一度使ったへんぽこりんパワーは、各話のうちでは「ニャン!」といえば代用できます。
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ポコニャンのペンぽこりんパワーを一部紹介します。「化けポコリン」は自分の姿を別の姿に変えることができるへんぽこりんパワーです。ただし、しっぽが付いたままとなり、他の部分のみが別の姿に変わるためバレやすいという難点があります。たぬきのようなしっぽをしているので、いくら変身したとしてもポコニャンとバレてしまう可能性が高いへんぽこりんパワーでしたが、実は意外にもポコニャンの中で一番使用頻度の高かったへんぽこりんパワーでした。
おすすめのポコニャンへんぽこりんパワーとして「穴ポコリン」もあります。穴ポコリンは、光の穴を使ってパラレルワールドや異次元に行くことができるパワーです。光の穴はポコニャンのしっぽを使い円を描くことで出現させるので、ポコニャンならではのへんぽこりんパワーといえます。また、穴ポコリンには、ゴルフの穴(カップ)にボールや異物を飲み込ませることができます。
ボールを飲み込んだ穴は、異物を見込むと巨大化してしまいます。ブラックホールのような雰囲気です。ポコニャンの不思議なパワーの1つですね。他にもポコニャンの不思議パワーはたくさんあります。下記にもおすすめパワーその2として紹介していますのでみてみてください。
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ポコニャンのへんぽこりんパワー「波ポコリン」は、多彩なへんぽこりんパワーです。まず、水がない場所に波を起こすことができます。波を自在に起こすことができることによって、好きな時に好きなように波を味わうことができます。そして実際に海に行った際もこの「波ポコリン」は有効で、海などの波を自在に操ることができるのです。
そして、このポコニャンのへんぽこりんパワー「波ポコリン」を使った最強の遊び方は、おもちゃなどを部屋の中で魚のように泳がせることができることです。いつでも海中・波を味わえるとても魅力的なポコニャンのへんぽこりんパワーです。
おすすめなポコニャンのへんぽこりんパワーはまだあります。ポコニャンのへんぽこりんパワー「ピカポコリン」です。ピカポコリンは読んで時のごとく、汚れている物体をピカピカに綺麗にすることができます。しかしそれだけではありません。「ピカポコリン」というだけに、壊れている照明を点灯させることもできるのです。一度のへんぽこりんパワーで二つの効力を持つ、大変優れたへんぽこりんパワーです。
最後になりましたが、おすすめのポコニャンのへんぽこりんパワーを紹介します。最後のおすすめへんぽこりんパワーは、「ミキポコリン」です。このミキポコリンは、鏡や水面に映ったミキを増殖させることができるポコニャンのへんぽこりんパワーです。ただし、ミキポコリンは映るたびにコピーが出てしまうので扱いには充分注意が必要です。
ポコニャンはもともと雑誌で連載されていた藤子・F・不二雄先生によるSF漫画でした。不思議な生物ポコニャンが太郎と出会い、不思議な能力と道具で太郎を助けるといった内容です。しかし、連載終了後15年経ってからアニメ化の話が出たとき、設定がドラえもんと似通ってしまっているため、差別化を図ろうと「ドラえもん」より低い年齢層をターゲットにして大幅に設定変更されたのが「アニメ・ポコニャン」です。
設定や登場人物など一部同じですが、アニメと原作ではまた違った解釈があり、いろいろな楽しみ方ができます。不思議な生物ポコニャンの大活躍、ぜひともその目で見てみてください。