【ライバル車】ハイエースとキャラバン&ボンゴ比較!
日本をはじめ世界中で大人気の「ハイエース」は商用車として、はたまたプライベートまで大活躍してくれる実用性に優れるクルマです。そんなハイエース一強のところに同一コンセプトのもと作られた日産の「NV350キャラバン」はハイエースの人気に割って入ろうと進化を続けています。「ハイエース」のライバル「キャラバン」、その2台の陰でマツダからも「ボンゴ」という同一コンセプトのクルマが販売されています。それぞれの特徴など性能を比較していきます。
【絶対的王者】トヨタ「ハイエース」の特徴
まず最初に言えることは「ハイエース・キャラバン・ボンゴ」の3車種の中でナンバー1のシェアを誇るのは「ハイエース」です。商用車バンの中でスタンダードになっているハイエースを意識してキャラバン、ボンゴが作られたと言っても過言ではなく、その証拠にキャラバンの見た目、スペックはハイエースそっくりになっています。装備品に関してはLEDヘッドランプ、アルミホイールがメーカーオプションになる。
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【ハイエース唯一のライバル】日産「NV350キャラバン」の特徴
ハイエースの人気に割って入る可能性を秘めているのは日産の「キャラバン」。マイナーチェンジを重ねるたびにスペック、装備などがハイエースに近づいているように感じる。キセノンヘッドランプやアルミホイールがオプション設定になっているところまで同じです。年々、快適性を増すキャラバンはホイールを交換するなどのカスタムを行いプライベート使いする人が多くなってきた。
【第三勢力】マツダ「ボンゴ」の特徴
マツダの「ボンゴ」は知名度が低く、コンセプトはハイエースやキャラバンと同じではあるが、商用車バンとしての使用がメインに作られている。その証拠に標準装備されているのは最低限の機能だけで、ルーフキャリアなどのオプションはあるが、アルミホイールなどの選択肢はなく、普段使いするクルマにカスタムしたいようなメーカーオプションは用意されていない。
【徹底比較】ハイエース・キャラバン・ボンゴの「主要スペック比較」
【比較】ハイエースの主要スペック
【全長】・・・・・4,695mm
【全幅】・・・・・1,695mm
【全高】・・・・・1,980mm
【ホイールベース】・・2,570mm
【総排気量】・・・1998㏄
【最高出力】・・・136ps/5600rpm
【乗員定員】・・・3~6名
【新車価格】・・・¥2,346,545
※ハイエースバン・DX(200系4型)ガソリンエンジン
【比較】キャラバンの主要スペック
【全長】・・・・・4,695mm
【全幅】・・・・・1,690mm
【全高】・・・・・1,990mm
【ホイールベース】・・2,415mm
【総排気量】・・・1998㏄
【最高出力】・・・130ps/5600rpm
【乗員定員】・・・3~6名
【新車価格】・・・¥2,239,920
※NV350キャラバン・バン(E26型)ガソリンエンジン
【比較】ボンゴの主要スペック
【全長】・・・・・4,285mm
【全幅】・・・・・1,690mm
【全高】・・・・・1,865mm
【ホイールベース】・・2,220mm
【総排気量】・・・・・1798㏄
【最高出力】・・・102ps/5300rpm
【乗員定員】・・・2~5名
【新車価格】・・・\1,910,000
※ボンゴDX(MT)1800㏄ガソリンエンジン・2WD
【考察】主要スペックを比較して
ハイエースとキャラバンは申し合わせたようにスペック値が類似しています。それに比べてボンゴはボディサイズが小さく、3台の中でも独自な路線を進んでいます。
【徹底比較】ハイエース・キャラバン・ボンゴのディーゼルエンジンは燃費が良い?「燃費比較」
【比較】ディーゼルエンジンは燃費が良い?「ハイエース」の燃費
【JC08モード燃費】・・・・13㎞/L
※ハイエースバン・DX(200系4型)2800㏄ディーゼルエンジン・2WD
【比較】ディーゼルエンジンは燃費が良い?「キャラバン」の燃費
【JC08モード燃費】・・・・13.2㎞/L
※NV350キャラバン・バン(E26型)2500㏄ディーゼルエンジン・2WD
【比較】ディーゼルエンジンは燃費が良い?「ボンゴ」の燃費
【JC08モード燃費】・・・・11.4㎞/L
※ボンゴにはディーゼルエンジンは搭載されていません。
※ボンゴDX(MT)1800㏄ガソリンエンジン・2WD
【考察】燃費を比較して
ハイエースとキャラバンのディーゼルエンジンの燃費はほぼ同じ数値になっています。しかし、ハイエースは排気量がキャラバンよりも300㏄多いことを考えると燃費効率はハイエースに軍配が上がります。
【徹底比較】ハイエース・キャラバン・ボンゴのキャンピングカーとしての機能性は?「荷室の比較」
【比較】キャンピングカーとしての機能性は?「ハイエース」の荷室
【荷室長】・・・・・3,000mm
【荷室幅】・・・・・1,545mm
【荷室高】・・・・・1,335mm
ハイエースは荷室の広さからキャンピングカーとしての使い方をする人も多くいます。荷室長3mという広さはキャンパーには嬉しい。
【比較】キャンピングカーとしての機能性は?「キャラバン」の荷室
【荷室長】・・・・・3,050mm
【荷室幅】・・・・・1,545mm
【荷室高】・・・・・1,350mm
実際に感じるほどではないですが、荷室はハイエースよりも若干広くなっています。キャラバンもキャンピングカーとして使う人が多いのも納得です。
【比較】キャンピングカーとしての機能性は?「ボンゴ」の荷室
【荷室長】・・・・・2,375mm
【荷室幅】・・・・・1,480mm
【荷室高】・・・・・1,865mm
ボンゴはハイエースやキャラバンと比較すると小柄な荷室ですが、キャンピングカーとして使うには十分な広さがあります。また、ボンゴをカスタムして完全なるキャンピングカー仕様にしている人もいるほどです。
【徹底比較】ハイエース・キャラバン・ボンゴの中古価格はバラバラ?「中古相場の比較」
【比較】ハイエースの中古相場
【中古相場】・・・・約300万円前後
※2018年6月現在
【比較】キャラバンの中古相場
【中古相場】・・・・約100万円前後
※2018年6月現在
【比較】ボンゴの中古相場
【中古相場】・・・・約90万円前後
※2018年6月現在
【考察】中古相場を比較して
ハイエースの中古相場はキャラバンとボンゴよりも遥かに高くなってしまいます。しかし、中古相場が高いのは悪いことだけではなくて「リセール評価が高い」ことを意味しています。
【徹底比較】ハイエース・キャラバン・ボンゴの中古価格にも影響する「リセール評価比較」
【比較】中古価格にも影響する「ハイエース」のリセール評価
【リセール評価】・・・・「S」
※2018年6月現在
【比較】中古価格にも影響する「キャラバン」のリセール評価
【リセール評価】・・・・「A」
※2018年6月現在
【比較】中古価格にも影響する「ボンゴ」のリセール評価
【リセール評価】・・・・「B」
※2018年6月現在
【考察】リセール評価を比較して
ハイエースは国産車の中でも屈指のリセール価値があるクルマです。ハイエースと比較するとキャラバンやボンゴが霞んで見えますが、海外で人気のあるキャラバンとボンゴも悪くないリセール価値があります。
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【ハイエースとキャラバン&ボンゴ比較!中古価格/燃費/荷室など詳細に!】まとめ
3台の商用バンを比較して、やはりハイエースの人気の高さを感じました。しかし、中古でも高いハイエースではなく中古価格が据え置きなキャラバン、ボンゴという選択肢も現実的だと思いましたし、「大容量な荷室で仕事で活躍したり」、「居住性を高めてキャンピングカーとして」、「ホイールなどカスタムしてプライベート使いとして」、など仕事の現場からプライベートまでタフに使うには3台とも適したクルマだと感じました。