フリードプラスは魅力ある?
近年の人気でますます競争が激しいミニバン市場。トヨタのシエンタや日産のラフェスタなど、ライバルがひしめく中で、ホンダからはフリードが登場しました。
そして、荷室性能をアップさせたフリードプラスも登場し、人気を盤石なものにしようとしています。そんなフリードプラスの魅力を探っていきましょう。
ホンダ・フリードプラスの全長|大きさの新旧比較 ① 現行フリードプラスは?
2016年に登場したフリードプラスは、グレードに関係なく、2WD車が全長4,295mm×全幅1,695mm×全高1,710mm、4WD車が全長4,265mm×全幅1,695mm×全高1,735mmです。
フリードプラスはガソリン車モデルもハイブリッド車モデルもありますが、車体のサイズは同じです。
ホンダ・フリードプラスの全長|大きさの新旧比較 ② これまでのフリードは?
もともと、フリードは2008年に販売開始されています。その時の大きさは、全長4,215mm×全幅1,695mm×全高1,715mm(2WD車の場合、4WD車は全高1,745mm)と、今のフリードプラスよりも短い車体でした。
2016年にフルモデルチェンジした際、3列シートモデルのフリードと、2列シートのフリードプラスに生まれ変わりました。ちなみに、モデルチェンジ後のフリードは、全長4,265mm×全幅1,695mm×全高1,710mm(2WD車の場合、4WD車は全高1,735mm)にサイズアップしました。
ちなみに、フリードとフリードプラスを比較すると、フリードプラスのほうが、全長で30mm大きくなっています(2WD車の場合)。シート数の違いが大きいこの2車種ですが、バンパー装備などでサイズにも違いがみられます。
ホンダ・フリードプラスの全長|大きさの新旧比較 ③ 安全装備は?
新型フリードプラスの最大の特徴は、上位グレードに設定された、安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダ センシング)」です。他社でも導入が進む、自動ブレーキやペダルの踏み間違い防止、車線をはみ出さない走行技術などが、このフリードプラスでも搭載されています。
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ホンダ・フリードプラスの全長|大きさの新旧比較 ④ 評判は?
ネット上には、フリードプラスの“リアル”な意見や評判が集まっています。その一部を見てみると…。
3列目が完全荷室。しかも使いやすい。 低床化で生まれたユーティリティボード下がもう最高。 ラゲッジスペースにころがってた種々雑多な物は全部下に収めて上段はいつもスッキリで居られる。
【インテリア】 旧タイプと比較すると、確実にインテリアの質感は上がっていると思います。 特にメーター類は旧タイプがスクーターか?と思わせるような低質感だったのに対し、今回は先進的なデジパネでGOOD。 収納は必要にして十分で、特にインパネ上の収納ボックスが重宝しています。
・座席の高さ良く、乗り降りが楽。 ・センシング機能で運転が楽。 ・低燃費
おおむね評判は上々のようです。一方で、こんなご意見も…。
車中泊できるように後部座席がフラットになる仕様。助手席を一番前に出してフラットシートを設定。但し、ステップワゴンのときのように常時フラットにした状態では助手席を前の方に出すと、視覚的に不細工な感じがする。助手席のシートを一番後ろに下げると身体を延す距離が短くなる。いちいち助手席を元に戻さなくてもフラットな状態にできないことが難点。また、ステップワゴンでは中央のトレーにドリング(ペットボトル)が2本置けたが、フリードではひとつしか置けない。仕方ないのでドア側を使用している。
ホンダセンシングの機能である高速道路の運転補助については、そこそこ使えます。 ただ、車線維持機能を有効にすると、ハンドルをしっかり握らないと警告が出ます。
やはり、ユーザーによっては、同じ設備が良く見える人も、物足りなく感じる人もいるようです。このあたりは、ネットの評判を参考にしながらも、最後は自分で実際に試乗してみて、評判通りなのか、マイナスも許容できるものなのか、といった不明なところをつぶしていくのが良いでしょう。
ホンダ・フリードプラスの全長|大きさの新旧比較 ⑤ 維持費用は?
フリードプラスは、ハイブリッド車モデルの全車種と、ガソリン車モデルの一部車種に、エコカー減税が適用されます。これは、購入時だけでなく、毎年かかる費用の面でもオトクですよ。
ハイブリッド車モデルでは、購入時にかかる自動車取得税と、購入時や車検の際に納付する自動車重量税が、ともに100パーセント免税。また、毎年納付が必要な自動車税でも、75パーセント減免の措置を受けることができます。
ガソリン車モデルでも、2WD車では自動車取得税が20パーセント、自動車重量税でも25パーセントが減免対象に。自動車税は軽減対象外ですが、それでもうれしい措置ですよね。
ホンダ・フリードプラスの全長|大きさの新旧比較 ⑥ 実燃費は?
気になるといえば、実燃費もそのひとつ。カタログ上の燃費は、ガソリン車モデルの場合、2WD車が19.0km/L、4WD車が17.6km/Lです。一方、ハイブリッド車モデルの場合、2WD車が27.2km/L(EXタイプは26.6km/L)、4WD車が25.2km/Lです。
では、実際に街や高速道路を走行してみると、実燃費はどの程度の数値をたたき出すのでしょうか。某試乗レポートでは、試乗レポートによれば、ハイブリッド車モデルの「EXタイプ」で、市街地走行時の実燃費が19.8km/L、郊外走行時の実燃費が22.8km/L、高速道路走行時の実燃費が22.2km/Lと算出できたそう。そして、平均した実燃費が21.4km/Lというデータ結果を得たのです。
カタログ上の燃費が26.6km/Lであることを考え、さらに冬の試乗でエアコンも使ってのデータであることを考慮すると、なかなかの実燃費といえるのではないでしょうか。春や秋など、エアコンを使わなければ、かなりカタログに近い実燃費になると思われます。
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ホンダ・フリードプラスの全長|大きさの新旧比較 ⑦ 乗り心地は?
乗り心地についても、ネットでのレビューを見てみることにしましょう。
【乗り心地】 若干固めです。運転する側からすると、これくらいのほうが安心感があるのですが、同乗者にしてみたらもう少し柔らかいほうが良いのかも?
このように、他のホンダ車同様に「硬め」と評する意見が多い一方で、このような乗り心地レビューも。
【乗り心地】 硬くもなく柔らか過ぎず適度で不満はありません。 段差も突き上げ感はなく好印象です。 シートの作りも高級感があり長距離運転していても疲れません。
【乗り心地】 乗り心地も185/65R15タイヤなので非常に快適です。さすがにアルファ ードなどと比較すると社内の音はある程度はしょうがないかと思います が問題なく会話できるレベルです。
このあたりも、ホンダ車に乗り慣れている人からの、乗り心地の安定感を訴える意見がある一方で、初めてホンダ車に乗る人からの、他社製とは異なる乗り心地への戸惑いが見られるコメントも散見されます。やはり、実車に試乗してみないと、乗り心地の好き嫌いは分からないかもしれませんね。最後は自分の判断で。
ホンダ・フリードプラスの全長|大きさの新旧比較 ⑧ 気になる価格は?
最後は気になる車両価格。各グレードの新車価格を確認しておきましょう。(価格はいずれも消費税込み)
ガソリン車モデル
エントリーモデルであるBタイプは、2WD車(FF)のみで1,900,000円。Gタイプは2WD車(FF)が2,000,000円、4WD車が2,232,200円。そして、Gタイプ(Honda SENSINGモデル)は、2WD車(FF)が2,120,000円、4WD車が2,352,200円です。
ハイブリッド車モデル
Bタイプは、2WD車(FF)のみで2,276,000円。Gタイプ(Honda SENSINGモデル)は、2WD車(FF)が2,516,000円、4WD車が2,748,200円です。そして最上級のEXタイプは2WD車(FF)のみで、2,676,000円です。
フリードプラス、いい感じ!
扱いやすい大きさで広い荷室、燃費の良さも魅力的なフリードプラス。そしてエコカー減税で維持費も魅力的で評判も好評。ミニバンがいいけど、荷物もたくさん積みたい!そんな方は、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。