車のエアロパーツとは!?
車のエアロパーツと聞いて、ピンと来ない方もいるかもしれません。車のエアロパーツとは、フロントやリヤ、サイドに付けるスポイラーのことで、メーカー標準のものやメーカーオプションのもの、その他チューニングメーカーなどにより、市販されているものもあります。
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このエアロパーツは機能重視のものであれば、空力抵抗や空気の整流に効果を発揮し、レースなどでのタイム短縮と、安定した走行を目的に取り付けられます。その他、ドレスアップなどカスタム重視されたものもあり、エアロを付けることで迫力が増す効果があります。
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材質は、メーカーによって様々で、一番多く用いられている素材は、FRP(強化プラスチック)ですが、この他PFRP(柔軟材質のFRP)やウレタン樹脂、カーボンなどの素材が用いられています。現在はスポーツカーだけではなく、セダンやミニバン、軽トラック用まで販売されています。
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それと、それぞれの素材にはメリット、デメリットもあるということを覚えて起きましょう。PFRPやウレタンは、柔軟性があるため割れにくですが、割れると治しにくいというデメリットがあります。逆にFRPは、治しやすいが割れやすいというで目利とがありますので、素材について理解しておきましょう。
車のエアロパーツ①スポーツカーにエアロパーツ!
エアロパーツを取り付けると聞いてイメージするのは、スポーツカーではないでしょうか?スポーツカータイプの車のチューニングやカスタムでは、エアロパーツは非常に重要です。エアロパーツによって絶大な迫力と、絶大なダウンフォース効果を得るメリットがあるからです。
画像:日産R35型GT-R(メーカー:バリス)
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特にレースやサーキット走行を目的とするチューニングをするのであれば、エアロパーツは必須といっても過言ではありません。エアロパーツによるダウンフォース性能は、安定した走りに繋がり、結果、タイムの短縮へと繋がって行くこととなります。
画像:トヨタ86(メーカー:モデリスタ)
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車のエアロパーツ②カナードとは!?
カナードもエアロパーツの一つとなりますが、こちらは実用性が非常に高いエアロパーツとなっています。カナードは、エアロパーツによって軽減された空力抵抗を、さらに整流することで、絶大な空力抵抗とダウンフォースを実現してくれます。
画像:日産Z33型フェアレディZ(メーカー:イングス)
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また、素材はFRPも見られますが、レースなどで本格的に使うカナードの多くは、カーボン製になっています。カナードは、見た目は小さいパーツですが、効果は絶大という、非常に実用的な機能を備えたエアロパーツであるといえます。
画像:日産S15型シルビア(メーカー:フェイズデザイン)
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車のエアロパーツ③リヤスポイラーの必要性
リヤスポイラーも、実用性と機能性で考えれば、非常に重要な効果を実現してくれます。ボディにエアロやカナードを付けて整流し、空力抵抗を少なくしても、リヤ側で乱れてしまうと、最高のパフォーマンスを得ることができなくなってしまいます。
画像:日産Z34型フェアレディZ(メーカー:アミューズ)
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リヤスポイラーやは、ボディが受ける空力抵抗をきれいに受け流すといった意味では、非常に重要で、大きなメリットがあるパーツだといえます。昔はFRPで大きいものが主流でしたが、最近ではカーボン製の軽量で、GTウィングと呼ばれるものが主流になっています。
画像:トヨタ86(メーカー:プロコンポジット)
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車のエアロパーツ④セダン車にエアロパーツ!?
セダン車にもエアロパーツを取り付けるカスタムも、人気のカスタムとなっています。但し、セダン車の場合は、実用性のある機能というよりは、見た目重視のドレスアップによるメリットが多い用です。セダン車は、エアロパーツによって、見た目が大きく変化するというのがメリットです。
画像:トヨタ クラウン(メーカー:M'zスピード)
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セダン車にエアロパーツを付けると、まず車高が下がって見えるという点があります。これをショックやサスによって車高を下げることで、さらに迫力のある車高になります。また、ワイド感が出てくることで、迫力アップしますが、やり過ぎると強面に見えるので、注意してください。
画像:レクサスLS400(メーカー:ヴァルド)
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車のエアロパーツ⑤ミニバンにエアロパーツ!?
最近では、ミニバン用のエアロパーツもたくさん販売されています。純正でも用意されるなど、ミニバンのドレスアップにも欠かせないパーツとなったのが、エアロパーツです。こちらも機能性よりも見た目重視の、ドレスアップパーツとしてメリットを得ることができます。
画像:トヨタ アルファード(メーカー:アドミレイション)
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ミニバンにエアロパーツを取り付けるメリットは、やはり見た目。低く見える車高、ワイドに見えるボディにすることで、大きくイメチェンすることができるというのがメリット。最近ではメーカーも増え、純正パーツとして用意されているものも増えました。
画像:日産エルグランド(メーカー:AMS)
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車のエアロパーツ⑥どこで買う!?
では、エアロパーツはどこで買えばいいのでしょう?大きいパーツなので、多くの販売店では、取り寄せ商品となっていることの方が多いようですが、専門のショップやカー用品店でも購入できます。また、ネット通販での購入も可能ですが、送料が高くなるので、会社宛で購入することをおすすめします。
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次に、車の購入と同時にエアロパーツを購入するというもの。最近では、市販メーカーのエアロパーツも純正オプションとして設定されている場合があるので、一緒に購入するという方法もあります。また、車購入後でもエアロのみ購入できる場合もあるので、販売店で相談してみてください。
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車のエアロパーツ⑦エアロパーツの塗装について
エアロパーツを購入すると、よく「ゲルコート仕上げ」と書かれていることを、ご存じですか?これはエアロパーツに、塗装が施されていないことを示しています。というのは、ボディカラーに塗装してもらうと、価格がさらに数万円上がってしまうからです。
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もし販売店で塗装してもらうのであれば、塗装代も確認するようにしてください。次に板金屋など、塗装店で塗装してもらうという方法もありますが、やはりお金が掛かります。最後に、DIY。缶スプレーだと失敗する恐れはありますが、塗装代は数千円に抑えることができます。
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車のエアロパーツ⑧エアロパーツの取り付け方法
見た目や機能性など、エアロパーツを取り付けるメリットは多々ありますが、取り付け方法も悩んでしまうところです。車購入と同時であれば販売店で取り付けてくれますが、後付けとなると別途工賃(数千円程度)がかかりますので、その費用も頭に入れておく必要があります。
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自分で取り付ける場合は、キズ防止のため、装着部分のエアロが干渉する部分に、薄いゴムをエアロと同じ長さ分だけ貼り付けます(エアロパーツ取り付け部分から1~2mm程度はみ出る位置にする)。その上に、エアロパーツを取り付けてください。
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この時、注意点にも注意してください。注意点とは、左右にエアロパーツを少し開きますが、この時、割れないように注意してください。そして取り付けたら、穴を開ける必要がある場合もありますが、必ずビス留めしてください。走行中に外れると、事故に繋がりますので、注意してください。
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※エアロパーツを左右に開く場合、長さがあるので、2人で作業することをおすすめします。また、割れ防止・キズ防止のためにも、2人で作業した方が良いようです。
車のエアロパーツまとめ
レース等で力を発揮するエアロパーツや、見た目重視のエアロパーツなど、目的によって選ぶエアロパーツは変わってきますので、自分にマッチするものを選んでください。最後に過激になりすぎると違法改造になるというデメリットもありますので、その点に注意しながらエアロパーツを取り付けるようにしましょう。
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