健康的なお風呂の時間の理想とは？平均や長風呂有効活用を紹介
日々の疲れを癒してくれる入浴は、誰でも行う重要な生活行動の1つです。そんなお風呂は、毎日入るからこそ無意識になっていて、時間を考えていないという方もいると思います。
ですが、お風呂の時間は意外と重要で、長風呂をしているという方は知らない間に健康に悪くなっている可能性もあります。
そこで今回は、お風呂の理想時間にまつわるお話をご紹介。長風呂の健康や赤ちゃんに対する影響や、男性女性の平均入浴時間、有効活用の仕方をまとめました。
女性・赤ちゃんなどお風呂の理想時間は目的で異なる！
1つ言えることは、お風呂の理想時間はあなたの目的によって異なります。
仕事や学校から帰ってきて疲れた体を癒したいという方もいれば、お出かけや集中して作業する前のリフレッシュとしてお風呂に入るという方もいます。
そんな目的次第で、お風呂の理想時間（温度）は変わってきます。ちなみにお風呂の入浴時間は、長いほど血液の流れがよくなったり、体が芯から温まります。
基準は40度
お風呂の理想時間と綿密な関係にあるのが温度です。基準は40度で、下回ると副交感神経が優位になり、上回ると交感神経が優位になります。
どういうことかと言えば、副交感神経が優位になるとリラックスや眠い気持ちになり、交感神経が優位なら体を活性化させられます。
つまり、仕事や学校の疲れを癒したいという場合なら副交感神経が優位になるように40度以下で入り、入浴後に動きたい方は40度以上で入るのがベストということです。
時間で言うなら、40度を下回る温度でリラックスするなら15分～30分それ以上、40度以上で体を活性化させるなら短時間が理想となります。
お風呂の理想時間！女性の長風呂は健康に悪い・・・？
長風呂に入ることは、ゆっくりとリラックスが出来るため血行が促進されて体にいいと言われます。一方で、長風呂に入りすぎるのは汗をかく際に毛穴が開いてしまうため乾燥肌の原因にもなります。
また、長風呂は血液がドロドロになることもあるので、心筋梗塞や血液が詰まる病気を招きかねません。こういった危険は、熱い温度で長時間入る際に起こりうるものなので、長風呂するなら40度を下回る低い温度で入るようにしたほうが安全です。
また、長風呂をするときは湯舟が心臓の位置より下になる入り方がおすすめです。そうでないと、心臓に負担がかかりやすくなり、逆に疲れることもあります。
女性は赤ちゃんが危険な場合も
長風呂で特に注意が必要なのは胎児（赤ちゃん）を抱える女性です。妊娠中はストレスがたまるのでゆったりと入りたいと思いますが、至急は熱の影響を受けやすく、最悪の場合流産の可能性もあります。
なので、赤ちゃんを抱える女性の方は妊娠中の長風呂を控えたほうが安全です。
お風呂の理想時間！男性の平均
総務省が行った統計調査によると、男性のお風呂の平均時間は28分となっています。
男性の場合、湯船につかりながらゲームや読書、音楽・動画鑑賞を行い、適当に体を洗い流すことでこのような時間になっているのでしょうか。
お風呂の理想時間！女性の平均
女性の平均入浴時間は、男性と比べて7分長い35分という結果が出ています。
女性の方もお風呂場でやっていることは男性と同じかもしれないですが、長い髪を洗ったり体を入念に洗い流すなど、お風呂でやる本来のことに時間がかかるため長くなっていると考えられます。
長風呂の時間を有効活用する方法
長風呂する際の入浴時間の有効活用方法は、人それぞれです。人によっては趣味の読者や映画・動画・音楽鑑賞を行うという方もいるでしょう。
その他、湯船につかりながら勉強や新聞を読むなどして教養を高めているという方もいらっしゃいます。
有効活用する場合は、ご自分の好きなようにするのがベストではないでしょうか。
お風呂の理想時間でした！
今回は、お風呂の入浴における理想時間や長風呂の危険性、男性女性の平均などを紹介させていただきました。お風呂に入る時は、健康に悪くならないような温度で入りつつ目的に合わせた入浴時間にしてみてください。
