カーロス・リベラは、あしたのジョーに登場するキャラクターの1人です。
ベネズエラ出身のボクサーであり、世界ランクでは6位に位置する強力な選手です。
6位でも既に高順位ですが、更に上の順位の選手たちは、カーロス・リベラのポテンシャルを恐れ挑戦を受けたがらないようで、その実力は折り紙つきと言えるでしょう。
プレイボーイという側面を持ち、いつでも女性をナンパしている印象も持たれているキャラクターです。
そんなカーロス・リベラですが、あしたのジョー劇中ではパンチドランカーになってしまします。
この記事では、あしたのジョーに登場するカーロス・リベラという男に注目して、キャラ所法を掘り下げていくと共に、パンチドランカーになった理由についても考察をしていきます。
ではまず、あしたのジョーのカーロス・リベラについて更に掘り下げてチェックしていきましょう。
あしたのジョーのカーロス・リベラはベネズエラ出身、ラテン系のプレイボーイです。
なぜベネズエラ出身にも関わらず日本にやって来たかというと、白木葉子がイップスになり顔面への攻撃ができなくなってしまったジョーのために呼び寄せたというのが理由のようです。
登場当初、演技で「弱く」見せていたカーロス・リベラは大ひんしゅくを買いましたが、ジョーはしっかりとそれを見抜いていました。
あしたのジョーに登場するカーロス・リベラの性格は、いわゆる「陽気」な印象を受けるものとなっています。
それも相まって、先述したような女性をナンパしているということに繋がっていると言えるかもしれません。
また、カーロス・リベラ自身が貧しい生まれということもあり、海外に行った時は現地の下町を訪れるようです。住民の近くでギターを弾いて楽しんだり、子供たちと触れ合うのが大好きだそうで、非常に「ナイスガイ」ですよね。
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では、今度は「ボクシング選手」としてのカーロス・リベラという人間に注目してみます。
カーロス・リベラは、本来は反則になっている「肘打ち」を、レフェリーに気付かれないよう、巧みに使用してきます。反則とは言えど、レフェリーにバレていないのですから、これも高等技術であると言えるでしょう。
この記事の冒頭でもご紹介した通り、カーロス・リベラは世界ランク6位でありながら、ランキング上位の選手たちからは挑戦を嫌がられているという現状が存在しています。
そんなことも由来して、こんな「異名」を持っているんです。
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カーロス・リベラは、「無冠の帝王」、「ベネズエラの戦慄」、「餓えた黒豹」などという異名を持っています。
特に「無冠の帝王」という異名に関しては、非常に強力な選手でありながらもランキング6位という位置に甘んじざるを得ない状況に置かれているカーロス・リベラというボクシング選手が見事に表現されている異名ですよね。
とは言いましても、ランキング上位の選手から挑戦を嫌がられているというのは「ウワサ」にすぎませんので、これが本当なのかどうかというのは明らかになっていません。話半分程度がいいでしょう。
そういうウワサが流れるほど、ポテンシャルを持った強力な選手であるということが分かります。
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さて、カーロス・リベラは、あしたのジョーの主人公である矢吹丈と劇中で対戦しています。
その頃の矢吹丈は、力石徹との対戦がきっかけで対戦相手に頭部へのパンチをできなくなってしまっており、まともにヒットさせると嘔吐してしまう、いわゆるイップスになっていたのです。
しかし、この戦いを通し、矢吹丈はそのイップスを克服していくのです。
最初こそカーロス・リベラも気楽に戦っていたものの、矢吹丈によるクロスカウンターを受けたことで本気へ変貌します。それ以降、本気で打ち合うようになっていきました。
エキシビションも実現したものの、試合後半からは頭突きや肘撃ちなど、反則祭りとなり、無効試合となっています。結果的には2人は固い絆を築くこととなりました。
余談ですが、カーロス・リベラ体ジョーのエキシビションはアニメ版で引き分けとなっています。
それでは、あしたのジョーのカーロス・リベラがパンチドランカーになった原因について考察を始めていきましょう。
そもそも、カーロス・リベラが重度なパンチドランカーになってしまったのは世界チャンピオンである「ホセ・メンドーサ」との対戦が原因です。
カーロス・リベラはホセ・メンドーサへタイトルマッチを挑みましたが、テンプルへの強烈な一撃を食らってしまったのです。しかも、ホセ・メンドーサ必殺のコークスクリューパンチでした。1ラウンドKOで、あまりにもあっけない結末でした。
その後はマネージャーからも見捨てられてしまい、行方不明となってしまいます。
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あしたのジョーのカーロス・リベラが重度のパンチドランカーになったのは「ホセ・メンドーサ」戦でしたが、そもそも「矢吹丈との戦い」の時点ですでにパンチドランカーになってしまっていたのではないか、という考え方も存在しています。
それも十分に考えられますよね。
既に矢吹丈は、イップスになったきっかけである力石徹の一件もありますし、カーロス・リベラとの戦いの過程でそのイップスを克服しているのです。
だからこそ、ジョーとの戦いで既にパンチドランカーになっていたというのは十分に考えられるのではないか、ということになります。
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パンチドランカーになったカーロス・リベラでしたが、その後もあしたのジョー劇中で登場しています。
まず、ジョーとハリマオの試合中のことで、この時は自分の名前すら覚えていませんでした。それでも、ジョー、ボクシングの事を忘れているということはなく、カーロス・リベラとジョーが築いた絆の強さを感じさせられます。
その後はパンチドランカーの権威「キニスキー博士」の治療を受ける事になったようです。
最終的にジョーとホセの試合を観戦しにやってくる描写も存在しており、ホセは動揺を隠せませんでした。
この動揺がきっかけとなり、ジョーはホセ・メンドーサへと攻勢を仕掛けていくことになるのでした。
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ここまで、あしたのジョーに登場するカーロス・リベラについて、様々な観点から注目してきました。
特に、「どうしてカーロス・リベラはパンチドランカーになったのか」というポイントの考察を進めてきました。
もちろん断定はできませんが、矢吹丈との一戦ですでにパンチドランカーになっており、ホセ・メンドーサのコークスクリューパンチを受けたことによって一気に重度のパンチドランカーになってしまったのではないか、という仮説が濃厚なのではないでしょうか。
もちろん、ファン・読者・視聴者の方それぞれの考え方・捉え方・推測があるはずです。明らかになっていることではありませんので、「明確な正解」が存在しているわけではありません。
「あしたのジョー」という作品をご覧になったことがないという方は、是非チェックしてみてください。