【飲み会】幹事の挨拶まとめ|乾杯から締めまでの大まかな流れ
会社の忘年会など、飲み会の幹事を任されると、その場の仕切り・司会なども担うことが一般的ですよね。幹事として、飲み会当日にどんな流れで会を進めていけば良いのか、まずは確認しておきましょう。
①開宴の挨拶
まずは司会者が開宴の挨拶を行います。幹事=司会進行役を担当することも多いでしょう。あまり長く喋っても周りが飽きてしまうので、簡単な自己紹介と短めの挨拶程度に抑えることがポイントです。
②はじめの挨拶
会社の社長や部長など、その会の中で一番役職の高い人に挨拶をお願いしておきましょう。こちらもあまりに長い挨拶になると手元に注がれているビールの泡が消えてしまうので、手短にお願いできることが理想です。
③乾杯の音頭
乾杯の音頭は、はじめの挨拶をお願いした一番役職の高い人、もしくは大きな飲み会では、三番目に役職の高い人へお願いをします。もう少しフランクな会であれば、幹事がそのまま乾杯の音頭を担当することもあります。あえて勢いのある若手社員や盛り上げ隊長的存在の社員にお願いしても良いですね。
④歓談タイム・余興タイム
乾杯をしたらそのまま歓談タイムへと進めていきます。みんなで楽しく賑やかに親睦を深めましょう。余興がある飲み会の場合は、その間準備を進めて、予定の時間通り余興ができるようにしておきましょう。
⑤締めの挨拶
会の最後の締めの挨拶は、一般的には、会の中で二番目に役職が高い人が行いますが、フランクな会ではこちらも幹事がそのまま担当することもあります。軽い挨拶の後、手締めの音頭として、一本締めや三本締めを行うのが一般的です。一本締めや三本締めを行ったら、そのまま会は御開きとなります。司会者は速やかに退出してもらえるよう促したり、二次会の場を設ける時には、その案内・誘導もスムーズに行えるようにしましょう。
【飲み会】幹事の挨拶まとめ|盛り上げるポイント
飲み会を楽しんでもらうには、幹事の盛り上げも大切になります。中には、初対面同士が集まる飲み会もあるので、幹事の挨拶でその場を温めたいですよね。
「短く・大きく・元気よく」がポイント!
幹事の挨拶では、「話す内容は短く、声は大きく、そして元気よく」が鉄則です。会に参加している人たちは、なるべく早くお酒や料理、会話を楽しみたくてソワソワしているので、あまり一人で挨拶をしすぎず、元気に大きい声で短めに挨拶をした方がその場が盛り上がります。普段人前で話し慣れていない人は、あらかじめ話す内容を決めておきましょう。
【飲み会】幹事の挨拶まとめ|開宴:挨拶振りの基本・例文
開宴の挨拶では、開会宣言と司会を務める自身の簡単な自己紹介、そして次にお話いただく方への挨拶振りをします。開宴の挨拶では、参加者の中で一番上位の人にお願いをするので、事前に依頼をしておき、当日開催前には改めて「本日はよろしくおねがいいたします。」と声をかけておきましょう。
挨拶振りの例文
本日はお集まりいただき、ありがとうございます。お待たせいたしました。これより○○会を始めたいと思います。まず初めに、部長よりひと言、ご挨拶をいただきます。部長よろしくおねがいします。
ゲストがいた場合の例文
これより○○会を始めたいと思います。本日は株式会社△△△の○○部長にお越しただ来ました。○○様ありがとうございます!恐れ入りますが、一言ご挨拶を頂戴したく存じます。○○様、よろしくおねがいします。
会社の取引先など、ゲストがいた場合の挨拶振りの例文です。会社名や役職に間違いのないようしっかり確認をしておきましょう。
【飲み会】幹事の挨拶まとめ|開宴:メインスピーチの基本・例文
自身が開宴の挨拶を行うことになった場合についてもご紹介します。挨拶は短すぎず長すぎず、おおよそ3分ほどを目安にしましょう。
忘年会の開宴の挨拶例文
「(忘年会の場合)今年もみなさんのがんばりで困難も乗り越え、充実した年となったと思います。今晩は今年のがんばりをたたえあって楽しく飲みましょう」
会社の飲み会は、忘年会や年度の終わり、プロジェクトの終了時など、区切りのタイミングで行うことが多いので、その頑張りを讃えるような内容が良いでしょう。
【飲み会】幹事の挨拶まとめ|開宴:乾杯の発声の基本・例文
開宴の挨拶が終わったら、乾杯の音頭へと進めていきます。司会を務める幹事は、乾杯の音頭を取ってくれる人を紹介します。このタイミングでそれぞれのグラスにビールなどをつぎあいます。
乾杯の音頭を取ってくれる人の紹介の例文
それでは乾杯の音頭を○○課長にお願いしたいと思います。皆様それぞれにグラスのご用意をお願いします。○○課長よろしくお願いします。
乾杯をしたら、そのままみんなで拍手をするのが一般的です。「それでは、皆さん歓談をお楽しみください。」など司会が一言添えるとスムーズです。
乾杯の音頭の例文
〇〇課の〇〇です。 僭越ではありますが、乾杯の音頭を取らせていただきます。 皆さん、今年1年、本当にお疲れ様でした! 来年は今年以上に盛り上げていき、必ずいい結果を残しましょう! それではご唱和ください。 乾杯!
お疲れ様です! 今年は本当に大変な1年でしたが、何とか皆で力を合わせて乗り越えることが出来ました! この皆さんの努力は、必ず来年・再来年の結果へと繋がります。本当にお疲れ様でした! 今日は今年1年の締めくくりです。存分に楽しんでおいしいお酒を飲みましょう! 乾杯!
【飲み会】幹事の挨拶まとめ|締めの言葉
会の最後には、司会が「宴もたけなわではございますが…」と締めの挨拶へと進めていきます。基本的には、開宴の挨拶時と同じく、締めの挨拶をお願いする上司を紹介し、バトンタッチします。送別会などの場合には、このタイミングで先に一言お願いすることもあるので、柔軟に対応していきましょう。
締めの挨拶の例文
「僭越ながら締めのご挨拶をさせていただきます。本日はみなさまとお会いでき、楽しい時間を過ごさせていただいました。本会を企画、準備くださった○○様、ありがとうございました。では、より一層の皆様のご健康と益々のご活躍を祈念して、一本締めさせていただきます。お手を拝借。よーぉ(拍手)!ありがとうございました。」
【飲み会】幹事の挨拶まとめ|面白い!幹事の挨拶の例文
ここまで一般的な飲み会の幹事の挨拶の流れをご紹介してきましたが、フランクな会ではもう少し面白い挨拶をしてみたいですよね。ここからはそんな面白い挨拶についてご紹介します。
本日はお集まりいただいてありがとうございます。本日のお代ですが、男性は1万円、女性は500円となっております~~!!
思い切った金額差がウケのポイントです!
【飲み会】幹事の挨拶まとめ|面白い!乾杯の音頭の例文
続けて、ちょっぴり笑える面白い乾杯の挨拶の例文です。
皆さん、1年間本当に疲れ様でした! 皆んの顔を見ていると、1年間やり切ったという顔や、早くも来年に向けて頑張ろうという 決意の顔、そんなことはどうでもいいから早く飲ませろという顔、 様々な表情がうかがえます。 今日は思いっきり飲んで、思いっきり楽しみましょう! 乾杯!
「本当だぞー!」なんて声が飛んできそうな面白い乾杯の挨拶です!
忘年会というのは、今年1年を振り返り労うものです。 昔の偉大な偉人はこのような言葉を残してくれました。 「この道を行けばどうなるものか、危ぶむなかれ。危ぶめば道はなし。 踏み出せばその一足(ひとあし)が道となり、その一足が道となる。 迷わず行けよ、行けばわかるさ。」 乾杯!
有名なアントニオ猪木さんの名言ですね!
皆さん、今年1年お疲れ様でした! 今日は忘年会ということで、楽しくお酒を飲んでいただいて構いませんが、 他人はともかく私にだけは迷惑をかけないように盛り上がってくださいね! それでは 乾杯!
女性社員が言ったら盛り上がること間違いなしです!
皆さんお疲れ様です。 先ほどのご挨拶にもありましたように、この忘年会は無礼講です。 ではあるものの、私は来年の査定を視野に入れて飲みたいと思います! それでは!自己責任でッ! 乾杯!
会社の忘年会や年度末の納会にぴったりな挨拶です!
【飲み会】幹事の挨拶まとめ|面白い!締めの挨拶の例文
お酒も入ってみんなほろ酔いの良い気分になっているタイミングなので、面白い挨拶もウケやすいのが締めの挨拶です。ぜひ最後も抜かりなくウケを狙いにいきましょう。
それでは皆様、お手を拝借!5万本締めでお願いします~~!
万が一ウケなかったら、「ここ笑うところですよ〜!」と追撃しましょう。
【飲み会】幹事の挨拶まとめ|終わりに
いかがでしたか?飲み会の幹事の挨拶の基本から面白い例文まで幅広くご紹介しました。会社の飲み会などは特に新人や若手が幹事を任されるもの。先輩・上司・取引先などが多く、常に緊張状態かもしれませんね。それでも、会社の人との親睦が深まる会でもあり、上手に進行できたら楽しい思い出にもなります。事前に流れや挨拶の内容を予習しておいて、飲み会を成功させましょう!