クロスバイクは空気圧が大事
乗り心地に大きな差が出る
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クロスバイクに空気を入れるときに「勘」で行ってはいませんでしょうか?実はその空気の入れ方は間違っているかもしれません。適切な空気圧に保つことでクロスバイクの乗り心地は大きな違いが出てくるもの。以下で記述していく正しい入れ方を学んで快適にライドしましょう。
適切な空気圧はパンク防止にもなる
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適切な空気圧に保つことによってパンク防止にもつながります。「勘」で空気を入れていたらうっかり破裂させてしまったりすることも出てきます。安全にクロスバイクに乗るためにも正しい空気の入れ方を実践しましょう。
空気圧の単位(kpa、bar、psi)を知ろう
いろいろな表示がある空気圧
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空気圧には色々な単位があり主に使われるのはpsiやbar、kpaといった単位です。詳しくは後述しますがタイヤの側面に適正な空気圧が表示されておりそれに沿って空気を入れていくことになります。ちなみに1bar=100kpa=14.2psiです。
psiやbar、kpaとは?
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psiは主にアメリカで使われる空気圧の単位でポンド・スクエア・インチと読みます。その名の通りポンド法をもとにした単位です。barはバールと読み、ヨーロッパで使われる空気圧の単位となっています。kpaはキロパスカルと読む国際的な気圧の単位です。空気圧測定器にそれぞれの単位のメモリがついているのでタイヤの種類によって見るメモリを変えましょう。主に使われることが多いのはpsiとbarです。kpaはbarの100倍なので表記では省略されることが多くなっています。
クロスバイクのタイヤの空気圧を確認しよう
複雑そうな数値も見方を覚えれば簡単
【BRI-CHANから再放送】自転車をパンクさせないための第一歩はちゃんと空気を入れること https://t.co/rDbMyNhDEq #クロスバイク #シティサイクル #空気 #空気圧 pic.twitter.com/IegUXI3HKv
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まずはタイヤの側面をチェックしてみましょう。上記の画像のように文字が書かれているのがわかるかと思います。これがそのタイヤに適した空気圧ということになります。ちょっと見づらいですが65psi(450kpa)と書かれているのがお分かりいただけるでしょうか。こちらはそのタイヤの最大空気圧でそれを超えるといけないという上限の数値となっています。
空気圧の表示を読み解く
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上記のように最大値が書いてあるもののほか、空気を入れることができる範囲が示されているものもあります。例えば「500~700kpa」と書かれていたらその間の値に空気圧を保ってくださいという見方になります。おおむね最大値表示か範囲表示なので数値の見方も簡単ですね。
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クロスバイクに空気を入れる前にバルブをチェック
いざ空気を入れる前に自転車のバルブをチェックしましょう。場合によっては空気入れが対応していないタイプのバルブかもしれません。ここでは3種類の主流なバルブをご紹介します。
アメリカ式バルブ
引用: https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/6/60/Schrader_valve_tall.jpg
主にマウンテンバイクやBMXなど激しい乗り方をする自転車に使われるのがこのアメリカ式バルブです。頑丈で空気が漏れにくい構造ですがやや重たいという欠点を持っています。
イギリス式バルブ
引用: https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/1/1f/Dunlop_valve.jpg
イギリス式バルブはママチャリなどに使われる非常に一般的なタイプのバルブです。クロスバイクやロードバイクのタイヤのような高い空気圧には対応しておらず高圧だと空気漏れを起こす可能性があります。あくまで日常使いの自転車専用のバルブとなっています。
フランス式バルブ
引用: https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/c/cf/Presta_valve_close.jpg
クロスバイクやロードバイクに最もよく使われているのがこちらのフランス式バルブです。高圧の充填が可能で軽量なので速さを求める自転車にぴったりのバルブです。
空気入れは空気圧測定機能付きがマスト
普通の空気入れではだめなことが多い
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前述の通りママチャリなどとはバルブの形状が違うことが多いクロスバイクは普通の空気入れだと対応していない場合があります。クロスバイクのタイヤに多いフランス式バルブに対応したものを持っておくと安心です。もし手に入らない場合は専用のアタッチメントをつけることで対応することもできます。
空気圧測定機能付きのものを選ぼう
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空気入れは空気圧測定機能付きのものであるのが必須条件。これがついていないと感触や入れ心地によって勘で空気を入れることになります。メーターの見方は空気圧の単位の項の通り。1bar=100kpa=14.2psiという見方を思い出しましょう。barとpsiのメモリがついていると色々な表記に対応できて便利です。
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クロスバイクに空気を入れてみよう
基本は普通の自転車と同じ
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ではいよいよ空気入れに移ります。基本は普通の自転車と同じようにバルブを開けて空気入れをセットしたらシュコシュコとピストンさせるだけ。腰を使ってしっかりと空気を入れていきましょう。
こまめに空気圧を確認しながら入れよう
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こまめに空気圧を確認することによって入れ過ぎを防ぐことができます。メーターの見方をマスターしてれば確認も簡単ですね。好みの入れ心地になったらしっかりとバルブを閉めて終了です。ゴムキャップがついている場合は無くしてしまわないように注意です。
クロスバイクの空気圧による乗り心地の変化
しっかり目に入れると速度アップ
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しっかりめに空気を入れるとタイヤの空気圧が上がり転がり性能や加速性能がアップします。速さを求めたい方やロングライドの際にはしっかりめに空気を入れると良いでしょう。その分体への振動が直に伝わるので操作性能はダウンします。クロスバイクに慣れていないうちはあまりカチカチに空気を入れないようにしましょう。
ゆるめに入れると快適性がアップ
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少しゆるめに空気を入れると快適性が増します。その分加速性能は劣りますがちょい乗りや街中で使用する際には十分でしょう。最大値表示しかされていないタイヤの場合は、上限の7割ほどが下限となっています。あまりゆるゆるすぎるとパンクにつながるので適正空気圧の範囲内にとどめることが重要です。
クロスバイクの適正空気圧は体重によって変わる?
体重が重めな人はしっかり目に空気を入れよう
引用: https://www.pakutaso.com/shared/img/thumb/150711099375_TP_V.jpg
体重が重めな方は少ししっかり目に空気を入れましょう。タイヤは空気の圧力によって支えられているので体重がある人はその分タイヤへの負担も大きくなります。緩く入れすぎるとパンクにもつながるので体重が重めな方は十分に注意しましょう。
体重が軽めな人は少し少なめに
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体重が軽めな方は逆に少し少なめに空気を入れるのが快適なライドのコツ。あまりカチカチに入れてしまうと段差や溝などを通過した際の衝撃がもろに体に伝わり不快感が高まってしまいます。体重が軽い方ばかりでなく女性もちょっと少なめに空気を入れましょう。
クロスバイクの空気圧のチェック頻度は?
おおむね1週間に1度程度は確認しよう
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クロスバイクを日常的に乗る方は1週間に1度程度は空気圧を確認しましょう。比較的高圧で充填しているクロスバイクのタイヤはそれだけ空気が抜けていく割合も高めです。普通の自転車よりもこまめにチェックしてあげるといつでも快適に乗ることができます。
クロスバイクを長期間放置しているとパンクの原因にも
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長期間使っていなかったクロスバイクは乗る前に空気圧の確認が必須事項。そのまま置いているだけでもどんどんと空気が抜けていくので、いきなり乗るとパンクにつながってしまいます。
クロスバイクの空気圧についてのまとめ
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以上、クロスバイクの空気圧の確認の仕方や見方、入れ方についてご紹介いたしました。意外と重要なクロスバイクの空気圧。自分の体重や好みに合った入れ方をマスターして素敵な自転車ライフを送ってくださいね。