中型バイクとは?
中型バイクとは排気量250~400㏄のバイクを指します。乗るためには普通自動二輪者免許(普自二)が必要で、16歳以上であれば取得が可能です。中型バイクの免許にはMT(マニュアル)車とAT(オートマ)車があります。
MT車で取得した場合はATのバイクも使用可能で、AT車の場合はMTバイクの運転ができません。バイクのモデルも多種多様で手軽な運転ができるため、中型をこよなく愛する男性も多いです。
関連記事
大型バイクと中型バイクの違いは?
シャープなボディ
力強いエンジン音と疾走感のある大型バイク。中型バイクとの違いはどこにあるのでしょうか。まず大型と中型バイクの違いとして、見た目があげられます。大型バイクの多くは、アメリカンタイプを代表としたむき出しのフレームやメタル感を前面に出したボディが多いです。ボディのサイズもかなり大きいので、重厚感のある見た目が特徴です。中型バイクは比較的シャープなボディが多く、スマートなシルエットが特徴です。二つのバイクは見た目のボディに大きな差が見られるのがわかります。
小回りがきく
大型バイクは車体も大きめなため、ハンドリングが大振りになってしまいます。一方、中型バイクはハンドリングが軽いため、小回りが利くので街中などの走行もしやすいのが特徴です。
燃費が良い
バイクに限らず、自動車などのガソリンを燃料とする乗り物は、燃費の良さは維持費用をねん出するためにも重要なポイント。大型バイクはエンジンも大きい分、ガソリンを消費しやすいので燃費が悪いというデメリットがあります。しかし中型バイクはエンジンが小ぶりなため、使用するガソリンも少なくすみます。このため中型バイクは大型よりも燃費がいいのが特徴です。
気軽な乗りやすさ
大型バイクはエンジン音も大きく、走行スタイルにも貫禄があります。その分、あまり気軽に乗れないイメージがを持っている人も多いです。その点中型バイクはカジュアルなテイストもあり、ちょっとした走行も気軽にできるのがポイント。市街地や高速道路でもストレスなく走行ができます。
中型バイクの魅力①:高校生でも乗れる!
中型バイクの魅力の一つとして、10代でも乗車ができるというのがあります。中型バイクの免許は卒業検定時に16歳になっていればOKなので、高校生からの利用が可能です。免許取得には多少の費用が掛かり、車体の購入を含めると予算もかかってしまうというリスクはあります。しかしバイクが好きな高校生は父親や周辺の環境が影響しやすいので、親子でツーリングなどの理想をかなえやすいのです。
中型バイクの魅力②:排気量によっては車検がいらない!
一般的にバイクで排気量の多い車種は、車検が必要になります。車検が必要な排気量は251㏄以上で、中型バイクのほとんどが該当することになります。しかし250㏄のバイクであれば車検を通す必要はなく燃費も良いので、バイクの維持費を割けない方でも利用できるという魅力があります。
中型バイクの魅力③:二人乗りが可能!
中型バイクの魅力には、二人乗りができるという部分もあります。原付は一人乗りが原則なので、お友達や恋人を乗せての走行も自由にできます。しかし人の命を預かっている分、安全運転はマストです。
人気の中型バイク①:ヤマハ ドラッグスター400
引用: https://www.yamaha-motor.co.jp/mc/lineup/ds4/img/ds4_gallery_002_2016_002.jpg
大型バイクによくみられるアメリカンデザインのバイクは、中型でも選ぶ鋼ができます。別名クルーザーとも呼ばれており、重厚感と存在感のあるデザインが特徴です。その分アメリカンタイプは、機能面や走行性の点で落ち込む車種もあります。
引用: https://www.yamaha-motor.co.jp/mc/lineup/ds4/img/ds4_gallery_002_2016_001.jpg
ヤマハ ドラッグスター400の値段は、本体価格で72万円程度。残念ながら生産終了しているので、中古などでの購入が中心となります。その分値段も落ち着いている可能性が高いので、比較的手ごろな車種といえるでしょう。
関連記事
人気の中型バイク②:ホンダ CBR400R
引用: http://www.honda.co.jp/CBR400R/assets/images/type/product-01.png
ホンダのCBR400Rは、フルカウルタイプの中型バイクです。エンジン部分をカウルで覆っているのが特徴で、スポーティなデザインが人気のポイントになっています。カラーリングも多彩なため、選択肢が多いのも魅力です。
引用: http://www.honda.co.jp/CBR400R/assets/images/design/carousel/main-05.png
アメリカンと違って、カジュアルなボディデザインや手軽に乗りやすいのもポイントです。グレードによって値段が違いますが、新車購入でおよそ70万~73万円となっています。中型バイクの中では比較的リーズナブルな値段ではないでしょうか。
人気の中型バイク③:ホンダ CB400
引用: http://www.honda.co.jp/CB400SF/assets/images/design/image-02.png
ホンダ CB400はエンジン部分がむき出しになっているネイキッドタイプの車種。アメリカンに近い重厚感と無骨さが人気のポイントで、レトロなテイストもあり長く愛されるデザインとして知られています。比較的大柄な車体の多いネイキッドですが、足付きがしやすく走行性も良いのでバランスの取れた車種といえます。
引用: http://www.honda.co.jp/CB400SF/assets/images/design/carousel/main-04.png
排気量も399㏄と中型バイクのトップクラスなので、走行時の疾走感も良いです。こちらもグレードによって値段が変わり、80万~95万円程度となっています。中型バイクの中でも値段が高めですが、デザイン性にこだわりのある方や走行性を求める方におすすめです。
人気の中型バイク④:KAWASAKI エストレヤ(2017年デザイン)
引用: https://www.kawasaki-motors.com/mc/img/estrella/img_07-01.jpg
KAWASAKI エストレヤシリーズはクラシックなデザインが特徴の中型バイクです。ネイキッドを基本としており、エンジン部分がむき出しなのが特徴。アメリカンに似ていますが、ライトな質感があり見た目にもおしゃれなデザインが人気です。足付きも良いので、男性に限らず女性でも乗りやすい車種です。
引用: https://www.kawasaki-motors.com/mc/img/estrella/mainImg.jpg
レトロな風合いもあり、別名レトロネイキッドと呼ばれるデザインですが、基本的に走行性能はさほど高くはないです。レトロなデザインのバイクを求めるのであれば、アメリカンとクラシックで迷うことも多いです。KAWASAKI エストレヤはFinal Editionなどグレードが数種類あります。値段は57万円程度なので、中型バイクの中でも比較的リーズナブル。2017年モデルが最新ですが、過去生産の車体であれば中古でも購入可能です。値段も数万円から数十万円と、生産年数によって変化があります。
人気の中型バイク⑤:ヤマハ MT-03
引用: https://www.yamaha-motor.co.jp/mc/lineup/mt-25/img/mt-03_color_001_2018_003.jpg
黒を基調としたボディが特徴的なヤマハ MT-03。ネイキッドのようにエンジン部分が見えており、フルカウルのようにカバーが施されており、ストリートファイターといわれるデザインとして知られています。中型バイクの中でもスタイリッシュなボディと、走行性能が高いのがストリートファイターの特徴。ヤマハ MT-03は黒を重点的に使用したパーツを用いており、男性受けの良い車体に仕上げています。
引用: https://www.yamaha-motor.co.jp/mc/lineup/mt-25/img/mt-03_color_003_2018_001.jpg
中型バイクの中でも機能面に長けているので、アメリカンやクラシックとは真逆の車体といえるでしょう。ヤマハ MT-03の値段は50万円代と比較的リーズナブルなので、街中を気持ちよくはりしたい人におすすめです。
バイクの中型特集!大型との違いや人気商品、その魅力を徹底解説!のまとめ
中型バイクは原付や大型にない魅力が満載で、初心者でも乗りやすい車種が多いため男性にも人気が高いです。10代から乗車も可能なので、家族によっては親子でツーリングをする人もいるでしょう。デザイン性や機能性など、用途や見た目でも細かく選べるので、ぜひ自分に合った一台を厳選して愛車にしましょう。