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バイク(F)

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バイクのアイドリングが不安定?その調整方法を基本から丁寧に。

2024.02.22

バイクの「アイドリングが高い!」「アイドリングが低い!」「アイドリングが不安定!」など、アイドリングで不安なことはありませんか?バイクのアイドリングが不安定でも、調整の仕方が分からない方もいるでしょう。では、バイクのアイドリング調整法に迫っていきましょう!

  1. バイクのアイドリングとは!?
  2. バイクのアイドリングの状態はどこで確認する!?
  3. バイクのアイドリンが不安定な要因とは!?①エンジン始動直後の不安定
  4. バイクのアイドリング調整方法①エンジン始動直後の不安定
  5. バイクのアイドリンが不安定な要因とは!?②アイドリングが高い状態で安定しない
  6. バイクのアイドリング調整方法②アイドリングが低い状態で安定しない
  7. バイクのアイドリンが不安定な要因とは!?③スロットルストップスクリューでもワイヤー調整でも解消しない!?
  8. バイクのアイドリング調整方法③点火プラグとキャブレーター
  9. それでもバイクのアイドリングが安定しないときは専門店に相談!
  10. バイクのアイドリング調整にチャレンジ!
バイクのアイドリングとは、何のことだかご存じですか?バイクのアイドリングとは、バイクのエンジンをかけてギアが入っていない状態、つまり、バイクのギアがニュートラル状態になっているときの、エンジンの回転数のことをいいます。
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車だとよく耳にしますが、暖機運転のアイドリング状態や、ターボ車を乗った後に行うアフターアイドリングがあります。バイクもエンジンで動くものですから、基本的には車と同様に、アイドリング状態はあるということになります。
引用: https://shop.r10s.jp/bike-mainte/cabinet/k12-3/k12-405-2263.jpg
このアイドリングは、エンジンを暖めたり、エンジン内部にオイルが行き渡るようにするという意味もありますが、このアイドリングによって、自分のバイクのエンジンの調子や状態を把握することができる、重要なものなのです。

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バイクのアイドリングを確認するポイントの一つは、タコメーター。タコメーターはエンジンの回転数を表していますので、この針の位置を見て「高い」「低い」を判断することができます。また、針が一定に定まらずに動いていれば、アイドリングが安定していない事になります。
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次に、エンジンの音です。エンジンの音でもアイドリングの「高い」「低い」を確認することができます。この音は一定の音を維持しますが、音にばらつきがあると、アイドリングは不安定ということになります。タコメーターのない車種は、音で確認します。
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エンジンを始動した直後にタコメーターやエンジン音に目を向けると、タコメーターの針や、エンジン音が定まらず、アイドリングが高かったり、不安定だったりすることは、よくある話ですが、これによって不安になる方も少なくないはず。
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エンジン始動直後にタコメーターやエンジン音を確認し、どうして高い?どうして安定しない?などと考えてしまう方も、少なからずいることでしょう。この場合はエンジンの不調や故障ではなく、それ相応の原因があります。
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エンジン始動直後のアイドリングでは、「高い」「不安定」ということがよく見られます。この場合は、故障と考える必要はほとんどありません。まずは、しばらく(5~10分、長くて15分程度)様子を見てみましょう。エンジンが暖まって次第に安定してくれば、全く問題はありません。
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バイクだけではなく、車もそうですが、エンジン始動直後は暖まっていないので、アイドリングが高かったり、不安定になることは当然のことです。無理に調整する必要はありません。しばらく経過すれば次第に安定し、暖まれば一定のアイドリングに落ち着きます。
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エンジン始動直後のアイドリングが不安定という状態は、「エンジン内部にオイルが行き渡っていない」「エンジンの温度が低い」というのが要因です。エンジンを始動して、しばらく暖機運転をすればオイルがエンジン内部に回り、エンジンの温度、冷却水の温度が上がれば、次第に安定します。
バイクのアイドリングが高い状態で安定していないのは、前述もしましたがエンジン始動直後に多く見られます。しかし、それ以外でも高い場合は、燃料の濃度やプラグの状態、キャブの状態など、様々な要因が考えられます。
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この場合、まずはアイドリングを安定させましょう。エンジンの少し上に(車種による)アクセルワイヤーがありますが、すぐそのそばにスロットルストップスクリュー(アイドルストップスクリュー)がありますので、これを回してアイドリングを少し下げるようにします。
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スロットルストップスクリュー(アイドルストップスクリュー)は、音を聞きながら回して下さい。また、取り付けられている場所や、回す方向など、車種によって違いがありますので、ご自分のバイクの取扱説明書や、それぞれのバイクメーカーに必ず確認してください。
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バイクのアイドリングが、低い状態で安定しないと、エンスト(エンジンストップ)などの症状を引き起こしてしまいます。この状態でバイクを乗ってしまうと、信号待ちをしているときなど、一時的に停車したときにもエンストを起こしてしまうことがあります。
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この場合は、前述のスロットルストップスクリュー(アイドルストップスクリュー)でも調整可能ですが、スロットルワイヤーの伸びも考えられます。この場合はスロットルワイヤーの止めてある部分のネジを緩め、アクセルスロットル引き側に縮め、少しスロットルを引いた状態に設定します。
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スロットルストップスクリュー(アイドルストップスクリュー)、スロットルワイヤーの位置、ワイヤーの固定の仕方など、車種によって違いがります。ご自分で行う際は、必ずご自分が所有するバイクごとに、ご確認することをおすすめします。
ここまでご紹介したスロットルストップスクリュー(アイドルストップスクリュー)を調整しても、スロットルワイヤーを調整してもアイドリングが高い、低い、不安定な症状が解消しない場合は、エンジンの状態が少し深刻な状態だといえます。
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この場合は、エンジンに火を飛ばすプラグ(点火プラグ)や、キャブレーターを疑う必要狩ります。これらが汚れたり、不具合を起こすことでエンジンが不調となり、高いアイドリング、低いアイドリング、安定しないなどの不調が続き、最悪の場合、エンジンが始動しなくなります。
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まず疑うべきは、点火プラグ。点火プラグがかぶる(カーボンが付くこと)と、安定した火を送ることができなくなり、エンジンが不調という状態になります。これは点火プラグを引き出して煤を取り除くことで応急処置となりますが、すぐに新しいものに交換することをおすすめします。
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次にキャブレーター。長い間放置していたバイクや、年数の経過したバイクでは、劣化した燃料がそのままカーボンとなって固着してしまいます。それが原因で不完全燃焼を起こし、アイドリングが不安定になり、エンジン不調ということにつながっていきます。
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キャブレーターが汚れている場合は場合は、きれいに掃除をしてあげます。キャブレーターを外し、強めのケミカル剤でを付けて、粗めのブラシで磨きます。最後は、毛羽立たないウエス等で拭き取ります。注意点として、ガスケットは必ず新品に交換してください。
ここまで、バイクのアイドリングの調整や、エンジン不調についてご説明してきましたが、それでも原因を解明することが困難であることも多くあります。特にキャブ洗浄を含め、エンジンのオーバーホールが必要な場合だと、専門知識も必要になってきます。
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最悪のケースでは、果敢にチャレンジしたものの、調子が戻るどころか、元に戻せなくなってしまったなんていう話も・・・。そんな不安を抱えてしまうようなときは、専門店でチェック、修理してもらうことも視野に入れておきましょう。
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ここまで、アイドリングが高い、低い、不安定についての要因や、調整方法についてご説明してきました。アイドリングを調整するには、簡単な方法から難しい方法までありますが、ご自身のバイクですから、チャレンジしてみることも経験です。
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しかし、いくら頑張ってチャレンジしてみても、うまくいかないこともよくある話です。そんな時は、迷わず専門店にご相談することをおすすめします。自分の大切なバイクと末永く付き合えますよう、メンテナンスは、しっかりと行ってください。
サムネイル画像は下記より引用しました。
出典: https://img.webike.net/moto_photo/16995/960998/L_7.jpg