自転車は日頃からブレーキをこまめに調整しよう!
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自転車の構造の中でも最も重要な部分であるブレーキ。効きの悪いブレーキのまま走行していると、急に止まることができなく事故の危険も上がってしまいますよね。そこで以下では自転車のブレーキの調整のポイントをご紹介。誰でも気軽にできる簡単なものから、ちょっと手間がいるものまで多種多様にお届けします。ブレーキの効きが最近どうも悪くなってきた…という方は必見ですよ。
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自転車のブレーキ調整のポイント:①レバーが固いときにはまず注油する
レバーに注油してスムーズさを取り戻す
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自転車のブレーキで最も多い悩みと言えば、ブレーキレバーが固いこと。レバーが固いと停車の際に力がいちいち必要になり疲れてしまいますよね。そんな固いレバーには、油を差して動きをスムーズにしてあげましょう。ブレーキレバーの中心に、ブレーキ本体にもまんべんなく注油してあげると買った時のようなブレーキの動きを取り戻せるかもしれません。ブレーキレバーを握ったり離したりしながら注油するのがコツです。
注油の時の注意点
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ブレーキレバーに注油するときに気を付けたいのは、油を差し過ぎないということ。ブレーキの可動部分にたっぷりと注油すれば動きがより滑らかになるようなイメージがありますが、油の差し過ぎは逆に動きを悪くする原因。数滴を目安に注油するようにしましょう。
自転車のブレーキ調整のポイント:②ブレーキの効きが悪いときは掃除でスムーズに
ブレーキの効きの悪さは溜まったゴミが原因かも
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ブレーキをかけているのに止まりが悪いというときにはリムやブレーキシュー、ネジなどに汚れが溜まっている可能性があります。そんなときには市販のパーツクリーナーを使って自転車を掃除してあげましょう。気をつけるポイントは、リムを掃除するときには絶対に潤滑剤やオイルなどを使わないこと。ブレーキが当たる部分が滑りやすくなり、かえってブレーキの効きが悪くなってしまいます。
隅々まで掃除することでブレーキ性能アップ
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ブレーキシューもネジを回して一度取り外し、表面を綺麗にしてあげるとよりブレーキの効きが良くなります。ゴムでできているブレーキシューは思った以上に汚れが溜まりやすいもの。クリーナーを使って優しく表面を拭き取ってあげましょう。戻すときにはブレーキシューがもとのようにしっかりとリムに当たるように調整するのがコツです。
自転車のブレーキ調整のポイント:③掃除でもダメな場合はワイヤーを調整
ワイヤーの長さを調節してブレーキを復活させる
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注油や掃除をしてもブレーキの効きに不満があるときには、ブレーキワイヤーを調整してあげるのが有効です。ブレーキは使っているとだんだんとワイヤーが伸びてきてしまい、効きが悪くなっていく傾向にあります。そのため、こまめにブレーキワイヤーの調整が必要なのです。
ブレーキワイヤーの調整方法
ブレーキワイヤーの調整方法は上記の動画を参考にしてみましょう。調整するコツは一度ネジを仮止めして、効きを確認することと、緩めたネジを締めなおすときにはワイヤーが抜け落ちないようにしっかりと締めること。特にネジの締め忘れや緩みは事故のもとなのでしっかりと確認するようにしましょう。
自転車のブレーキ調整のポイント:④ブレーキシューを交換するのもおすすめ
ブレーキシューのすり減りもブレーキが効かなくなる原因
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自転車のブレーキを調整する上で重要なのがこのブレーキシュー。このブレーキシューは、ゴムの素材でできているため定期的に交換が必要になってくるパーツです。後輪はブレーキシューを使用しない構造なので、主に前輪の調整で気にしたいポイントとなります。
ブレーキシューの交換のしかた
ブレーキシューの交換のしかたはこちらの動画を参考にしてみてください。ブレーキシューの取り外しから、取り付けまで丁寧に解説してあるので初心者の方でも比較的簡単だと思います。効きが悪かったブレーキのブレーキシューを交換すれば驚くほど性能に差が出ますよ。
自転車のブレーキ調整のポイント:⑤交換したブレーキシューはブレーキシューチューナーで調整
ブレーキシューは交換しただけで終わりではない
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ブレーキシューを交換するときに苦労するのがその調整。フリーハンドで行うと、ネジどめする時にぐらぐらしてなんともやりづらいものです。適当にブレーキシューを取り付けてしまうと上手くブレーキが作動せず、片効きの原因ともなってしまいます。そんな時に便利なのが上記の画像のようなブレーキシューチューナーと呼ばれるアイテム。リムにかませてブレーキシューを取り付ければ自動的に適切なブレーキシューの位置に設定することができます。
ブレーキシューチューナーの使い方
ブレーキシューチューナーの使い方は上記の画像の通り。基本的には前輪のリムにはめてネジを締めるだけなので誰でも簡単に使うことができます。ブレーキシューの取り付けにお困りの方は是非一度試してみてください。
自転車のブレーキ調整のポイント:⑥ブレーキ自体の劣化は交換してしまうのも手
ブレーキ自体のサビなどは交換するのがおすすめ
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ここまでやってもブレーキの効きが戻らない場合にはブレーキ本体の劣化が考えられます。そんな時にはブレーキを本体ごと交換してしまうのがおすすめ。新品のブレーキを使えば新しい自転車のような乗り後心地にすることができます。
前輪ブレーキの交換方法
前輪のブレーキの交換方法は動画を参考にしてみましょう。動画のように女性でも簡単に前輪のブレーキは交換することができるので、自転車に詳しくない人もトライしてみましょう。後輪のブレーキ交換については次の項で。
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自転車のブレーキ調整のポイント:⑦後輪がうるさいときには鳴きブレーキを交換
多くのママチャリに搭載されている鳴きブレーキ
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後輪のブレーキがキーキーと言って困っているという方も多いでしょう。実はこのうるさい音はバンドブレーキ、通称鳴きブレーキと呼ばれているものが原因。多くのママチャリなどに採用されているこの鳴きブレーキは、劣化しやすくちょっと錆びただけでも音が鳴ってしまうのです。
ちょっとひと手間をかけて後輪のブレーキをグレードアップ
そんなうるさい鳴きブレーキはサーボブレーキと呼ばれるものに交換することで解決することができます。まずは、すべての後輪ブレーキのネジを緩ませてブレーキ本体を取り外しましょう。ドラムまで取り外せたら上記の動画を参考にサーボブレーキを装着します。ドラムを外すのにはなかなか苦労するのですが、次にご紹介するアイテムを使えば簡単に取り外すことができます。
ドラムを抜くときにはドラム抜きを使おう
引用: https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/4153Lz-%2BHxL.jpg
バイクパーツセンター ユニバーサルホルダー Moto Tools 汎用 975003
価格
¥ 988
バンドブレーキのドラムを外すときに必要なのがこのドラム抜きと呼ばれる専用器具。一般の工具で代用もできますが、現在アマゾンでは非常に安く手に入れることができるので必要経費だと思って購入しておくのがベターです。
こちらはドラム抜きを一般の道具で代用した例。どうしてもドラム抜きが手に入らない方は参考にしてみるのも良いでしょう。
自転車のブレーキ調整のポイント裏技編:⑧うるさい後輪は研磨剤で静かにさせる
ブレーキ交換は面倒という方向け
わざわざドラム抜きなどを購入して後輪のブレーキを交換するのは面倒という方には、裏技としてこちらのスレッドコンパウンドを使用する方法がおすすめ。ブレーキに少量塗布するだけでうるさい音を軽減することができます。
まとめ
引用: https://www.instagram.com/p/BjMdiX4hE7w/?hl=ja&tagged=%E8%87%AA%E8%BB%A2%E8%BB%8A
以上、自転車のブレーキを調整するポイントをご紹介いたしました。色々な調整方法のある自転車のブレーキ。皆様もこの記事を参考にして、前輪後輪ともにしっかりとブレーキを効かせて走行しましょう。