バイクのエンジンがかからない原因とは
今日は天気も良いことだし、思い切ってツーリングに出かけよう、そう意気込んでいざエンジンをかけてみたものの、あれ、エンジンがかからない、という問題に直面したことはありますでしょうか。自宅であればその場で諦めるということもできますが、これが例えば通勤用に使用しているバイクがそのような状態になったり、ツーリング先でそのようなことになったとき、非常にあせるものです。特に最近では、カチカチ音がなるだけでエンジンがかからないということもあるため、もし自分のミニ起こったらと考えると非常に不安です。そこで今回はエンジンがかからないときの原因や対処法について解説していきます。
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カチカチを放置するとセルやプラグが危険?原付ならではのバイクのエンジンがかからない原因:操作ミス
エンジンがかからない原因として、時期と関係することが多いです。例えば冬の間エンジンをかけていない場合は、燃料系などが原因であるということがあります。それ以外にも数日前まではかかっていたということであれば、それ以外の別の部分が不調であるという可能性があります。さらに、さっきはかかったのに今はかからないということもあります。確かにこの場合は突然の故障ということもありえますが、そもそも操作ミスをしているということもありえます。あれ、エンジンがかからないとあせっているが、実は単純にキルスイッチを入れ忘れていただけ、なんていうこともありえます。何事もまずは冷静になることが一番です。
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カチカチを放置するとセルやプラグが危険?原付ならではのバイクのエンジンがかからない原因:燃料
操作ミスも特にないという場合は、バイク自体の問題ということとなります。ここからはエンジンがかからない内部的な原因を要所ごとに紹介していきます。最初に注目すべき部分は燃料です。長期間放置していた場合であれば、もしかしたら長期保管の前に燃料をからにしていたという可能性があります。これでたまたま燃料がないだけということであれば補充すれば問題ありませんが、それ以外にタンクの中が汚れていたり、燃料ポンプが不調である場合、燃料が入っていたとしても燃料を送ることが出来ない状態となっています。その部分も含めてまずは燃料関係の部分から見ていきましょう。
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カチカチを放置するとセルやプラグが危険?原付ならではのバイクのエンジンがかからない原因:吸気系
燃料関係の部分に特に異常がないということがわかったら、次は吸気系の部分を見ていきましょう。かなり稀なことではありますが、エアクリーナーの部分が汚れていたり水が入っていたりすることでエンジンがかからないということもあります。もしエアクリーナーを掃除したり交換した記憶がないという場合は、まずはその部分を交換しましょう。また、エアクリーナーに異常がない場合は、エンジンとキャブレターなどを繋いでいるインシュレーターというゴムの部分に亀裂などが入っている可能性もあります。この部分も確認してもしも亀裂などがあった場合、こちらも合わせて交換しましょう。
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カチカチを放置するとセルやプラグが危険?原付ならではのバイクのエンジンがかからない原因:電気系統
燃料も異常なし、吸気系も特に問題がないとなると、今度は電気系というということになります。とはいえ、最近のバイクは非常に精密であるため、精密な検査などということとなると、ショップにもっていくということとなります。自宅などで点検する場合は、ヒューズボックスの部分を配線図を見ながら点検することがおすすめです。点火系や燃料ポンプなど、重要な部分で切れているところはないか確認しましょう。もし切れている箇所がある場合、その部分に異常に電流が流れたということとなります。予備のヒューズがある場合は交換しましょう。そしてヒューズを交換したあとは必ずショップにもって行きましょう。
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カチカチを放置するとセルやプラグが危険?原付ならではのバイクのエンジンがかからない原因:点火系
これはバイクに限らず、車のエンジンでも同じことが言えますが、エンジンがうまくかからないということは、点火プラグなどがきちんと機能していないという可能性があります。点火プラグというのは、ガソリンと空気を混ぜた混合気に火花を出し、その爆発によってエンジンを動かしています。点火プラグというのは、その爆発を何度も行うことにより、どんどん消耗していっています。もしエンジンがかからない問い事が起こったり、エンジンのかかりが悪くなったと感じたときは、点火プラグを交換しましょう。交換する際、イリジウムプラグというものに交換すると、エンジンの始動性が向上するため、かなりおすすめです。
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カチカチを放置するとセルやプラグが危険?原付ならではのバイクのエンジンがかからない原因:排気系
点火系も問題ないとなると、最後に残るものとして排気系ということになります。排気系が原因でエンジンがかからないなんて、そんな原始的な理由があるのか、と感じた方も多いですが、実はあったりします。最近は4ストロークエンジンが主流となったため非常に珍しくなりましたが、50ccバイクなどの2ストロークエンジンの場合、マフラーに汚れなどが詰まってしまってエンジンがかからなくなったということが起こっていました。しかし現在も、オイルの量が多い状態でそのまま放置していると、触媒が詰まってしまってエンジンがかからなくなるということは稀にあるため、この部分も確認しておきましょう。
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カチカチを放置するとセルやプラグが危険?原付ならではのバイクのエンジンがかからない原因:カチカチ
通常キーを回した状態でエンジンをかけると、キュルキュルという音を立ててエンジンが始動します。しかし最近急増している少々は、キュルキュルではなく、カチカチという音を立てて、それからエンジンがかかることがないという症状が増えてきています。セルはきちんと回っているのですが、それでもエンジンはかからないという現象ですが、原因はバッテリーが弱まっているということが多いです。万が一バッテリーが弱まっている場合は、車と同様ジャンピングで電圧を回復させましょう。そしてバッテリーの交換も検討しておきましょう。もしセルにも不安があるということであれば、セルも一緒に交換しておくと良いでしょう。
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カチカチを放置するとセルやプラグが危険?原付ならではのバイクのエンジンがかからない原因:メンテナンスの重要性
ここまでトラブルが起こったときの対処法や原因などについて解説していきましたが、一番は普段からしっかりとメンテナンスをすることが大事です。確かにメンテナンスと聞くと、自分は機械に疎いからちょっと、という人や、忙しくてそんなものをしている暇はない、という人もいるはずです。しかし、バイクだって機械です。機械も人間と一緒です。しっかり手入れしてかまってあげないと、異変に気づくことが出来なかったり、すねてしまうものです。本格的な整備までは行かなくても、予防整備などは普段から行っておきましょう。余計なお金がかかることもなくなり、何より愛着を持ったバイクのためにもやっておくことをおすすめします。
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バイクのエンジンがかからない原因はセルやプラグにあることが多い
いかがでしたか。バイクのエンジンがかからない原因の多くは、セルやプラグ、バッテリーやコイルなどの電気的な部分が原因であることが多いことがわかったと思います。中にはあれこれ調べて結局わからず、やむなく帰ろうとしてキルスイッチを入れてエンジンを試しにかけてみたら動いたという、単なる操作ミスということもありますが、多くの場合はその部分が原因ということが多いです。もし電気系が原因となった際はショップにもって行くことがおすすめですが、何より一番は普段からしっかり整備をすることです。せっかく愛着を持ったバイクに乗っているのですから、大事にしましょう。
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