【ポジション別!最強のラグビー選手】ラグビーってどんなスポーツ?
ドラマ『ノーサイド・ゲーム』でも話題のラグビー。ラグビーは知ってるけど、実際のラグビーはよくわからないという人もいるでしょう。
ここでは、そんなラグビーの基本的なルールやポジション別の役割、そして日本&海外の最強ラグビー選手を15名、厳選してご紹介していきます!
【ポジション別!最強のラグビー選手】ラグビーの基礎知識
ラグビーを知るにあたり、ラグビーの基本的なルールなどを覚えておくと、ラグビー観戦も楽しめます。まずは、ラグビーの基本的な知識をご説明していきます。
人数と試合時間
ラグビーは、『15人対15人』で行われるスポーツです。ラグビーのフィールドは、国際試合の場合は『タッチライン100mXゴールライン70m』です。これは、サッカーの国際試合のフィールドとほぼ同じ大きさになります。
ラグビーの試合時間は、前半と後半にわかれており、それぞれ40分間。つまり、トータルで80分間となります。ハーフタイムは、12分間以内と定められています。
試合終了時により多くの点数を獲っているチームが勝ちます。
ポジションはFWとBWにわかれる
ラグビーのポジションは、大きくわけると『FW(フォーワード)』と『BW(バックス)』にわかれます。
『FW』は、スクラムを組むポジションとなり、基本的にパワーが必要なポジション。そのため、体の大きな選手が務めることが多いです。スクラムとは両チームの選手が体を組みあってボールを奪い合うセットプレーのことです。FWは8人おり、『フロントロー』『セカンドロー』『サードロー』にわかれています。
『BK』は、スピードやテクニックが必須のポジション。比較的細身で身軽な選手が多い傾向にあります。その理由は、ボールを持って走ることがその役割だからです。BKは7人。『ハーフバックス』『スリークォーターバックス』『フルバック』にわかれます。
【ポジション別!最強のラグビー選手】覚えておこう!3つのルール
ラグビーを楽しむためにも、基本の3つのルールを押さえておきましょう!
2種類の得点方法
ラグビーフィールドの両端には、インゴールと呼ばれるエリアがあります。ここに、ボールを着地させると1回につき、5点の得点が入ります。これを『トライ』と呼びます。
『トライ』が成功して得点が入ると、キックで得点を追加できる時間が与えられます。これを『コンバージョンゴール』と言います。トライ地点とタッチラインを平行にした延長線上のどこからでもキックができ、成功をすると2点の得点が入ります。
前にパスすると反則
ラグビーは前にパスをすると『スローフォワード』という反則になります。ここは、サッカーやバスケットボールなどとは大きく異なりますね。
アメフトのような危険なタックルは禁止
よくラグビーとアメフトを混同される方もいますが、この2つは似ているようで細かな点が違います。
基本的にアメフトは試合参加人数は11人。そして、試合時間も15分が4回となり、ラグビーとは異なります。また、アメフトは誰にでもタックルをしても良いのですが、ラグビーはボールを持っている選手のみしかタックルはできません。危険なタックルとみなされると退場を余儀なくされる場合もあります。
【ポジション別!最強のラグビー選手】押さえておくべき用語
ラグビー観戦で役立つ、押さえておくべき用語をご紹介します!
スクラム
スクラムは、両チームのFWが体を組みあってポジションを取り、ボールを奪い合うセットプレーです。このボールをどちらのチームが奪い合うかで試合の流れが変わります。
ラインアウト
ラインアウトは、FWによるプレーでジャンパーの選手を持ち上げて投げ込まれたボールを奪います。サッカーで言うと、スローインのようなものです。
モールとラック
ボールを持っていた選手が相手側に捕まって動きが止まってしまったところに、チームの味方が後ろから助けに入るのは『モール』です。
タックルをされて倒れた選手の上で、両チームの選手が1対1でボールを奪い合うのが『ラック』です。
【ポジション別!最強のラグビー選手】①PR・稲垣啓太
FWは、強じんな肉体を持つパワータイプの選手が務めます。
そんなFWは、フロントロー、セカンドロー、バックローに分かれますが、さらに細かいポジションにわかれます。
フロントローの中でも、『PR(プロップ)』は、最前列でスクラムを組みます。スクラムとラインアウトにてジャンパーを支える忍耐力も必要。そのため、体が大きくタフな肉体が求められます。
1:稲垣啓太
日本を代表するPRと言えば、稲垣啓太選手です。
兄の影響から中学校3年生の時にラグビーを始め、高校3年生の時にはU20日本代表候補に選ばれた存在。ラグビーの名門・大関東学院大学ではキャプテンも務め、卒業後はパナソニックに入社。全試合に出場し、2冠を達成し、トップリーグ新人賞やベスト15も受賞。
2014年には日本代表初キャップに。2015年にはスーパーラグビー、ワールドカップにも出場し、日本勝利に貢献。現在は、世界トップのラグビー選手が集う、世界最高峰スーパーラグビーのサンウルブズに所属。名実ともに、日本が誇る名PR選手です。
珈琲、そして新潟県出身らしく日本酒も好き。カレー屋で1.5kg、牛丼屋で特盛り3杯を一気に平らげた大食漢。母校・新潟工を何度も指導しており、花園では応援する姿も。いつも服を気にするお洒落さん。最近は読書もよくしているという。愛称は「ガッキー」
【ポジション別!最強のラグビー選手】②HO・堀江翔太
FWのフロントローの中で『HO(フッカー)』というポジションは、最前列中央でスクラムをコントロールし、SHが投げいれたボールを足で後ろにキックします。ラインアウトではボールを投げ入れます。
HOはPRよりは小柄ではあるものの、強じんな肉体が必須。また、走力や判断力にも優れ、手先の器用な選手が多いです。
2:堀江翔太
日本を代表する選手の1人で、HOを務める堀江翔太選手。年齢は30代、ベテランともいわれる位置でありながら、日本人のFW選手としては初めてスーパーラグビー選手となりました。2016年からは、スーパーラグビー・サンウルブズでプレーをしています。
元々はサッカー少年だった堀江選手ですが、太っているという理由からラグビーを始めます。帝京大学時代にはキャプテンも務め、その才能を次々に発揮していきます。
ボールキャリアの能力は世界トップクラス!過去にはニュージーランドでもプレイ経験があり、国際経験も豊富。
高校時代、花園に出られなかったが、手伝いとして得点ボードの担当だったという。小学生時代はサッカーの三浦知良のファンだった。音楽好きで、KEMURIと山崎まさよしのファン。自身も沖縄三味線、ギターを演奏する。お洒落も好き。好きなブランドはオニツカタイガー。娘2人の父。好きな食べ物オムライス、ジェノベーゼ。愛車は「ワーゲンバス」。
【ポジション別!最強のラグビー選手】③LO・ブロディー・リタリック
FW・セカンドローには『HO(ロック)』というポジションがあります。このポジションの選手は、195㎝以上から200㎝以上、体重110㎏~120㎏という大柄な体が基本。長身を活かして、キックオフやラインアウトで活躍をします。また、その巨漢で突進をし、チームの覇気をあげます。
3:ブロディー・リタリック
ラグビー王国・ニュージーランドのトップ選手であり、世界最高峰のロックとも言われているのが、リタリック選手です。身長は204㎝。長身を活かしてラインアウトでプレッシャーをかけたり、アタック力にも優れています。
2014年には、ワールドラグビーにて年間最優秀選手賞を最年少で獲得。この記録は今も破られていません。2015年のワールドカップでは、チーム・オールブラックスの優勝に貢献。まさしく、世界トップのロック選手の1人です。
叔父のジョン・アッシュワースも元オールブラックスのPR(プロップ)だった。ラグビーをやっていなければバスケットボールの選手になりたかったといい、プレッシャーに強い、バスケットボールの名選手コービー・ブライアントを敬愛する
【ポジション別!最強のラグビー選手】④FL・デービッド・ポーコック
FW・バックローの『FL(フランカー)』は、FWの花形ポジション。スクラムから真っ先に飛び出し、激しいタックルで相手のボールを奪いとるこのポジションは、気が強いことが大前提。また、BKに匹敵するスピード力も不可欠です。
広いスペースを担当するオープンサイドと狭いスペースを担当するブラインドサイドにもわかれます。
4:デービッド・ポーコック
オーストラリアが誇る、世界屈指のボールハンターと言えば、ポーコック選手!2018年にはオーストラリアの最優秀選手賞も受賞。ワラビーズやスーパーラグビーで活躍をし、豊富な経験でチーム勝利に貢献。
元々はジンバブエ出身。しかし、オーストラリア育ちで環境活動に関する活動も行っています。
環境活動保護活動家、人権活動家としての顔も持ち、2014年にはモールス・クリーク炭鉱開発が森林破壊を進めるとして抗議活動に加わって、逮捕までされている。慈善活動にも積極的で、ジンバブエの貧困層などを援助するNPOの共同設立者だ。移籍などで新しい土地に来た場合、弟と一緒に近くの川で泳ぐことを楽しみにしており、日本でも実際に泳いだという。
【ポジション別!最強のラグビー選手】⑤NO8・キアラン・リード
バックローポジションの『NO8(ナンバーエイト)』は、エイトマンとも呼ばれます。スクラムからのサイドアタックやラインアウトのジャンパーなどを務め、総合的なスキルが必要なポジションです。
5:キアラン・リード
ニュージーランド・オールブラックスの主軸選手・リード。2011年、2015年のワールドカップ優勝に貢献した名NO8です。チームのキャプテンも務め、リーダーシップも優秀。2013年には、ワールドラグビーの年間最優秀選手にも輝いています。
クリケットでもニュージーランド代表になれるほどの腕前で、今でも時々趣味でプレーしているという。高校時代は文武両道で、2000人規模の高校でスポーツでも学業でもトップの成績だった。競馬ファンでもあり、クルセイダーズのチームメイトだったSH(スクラムハーフ)アンドリュー・エリス(神戸製鋼)と競走馬の共同オーナーにもなっている。
【ポジション別!最強のラグビー選手】⑥SH・田中史朗
次は、BKのハーフバックに位置する『SH(スクラムハーフ)』。っスクラムにボールを投げ入れて、そのボールを素早くSOにパスをします。誰かが捕まった場合は、そこに駆け付けボールをリサイクル。常に動き回り、攻撃のリズムを作る役割を持っています。
6:田中史朗
日本を代表する、名SHと言えば田中史朗選手。2013年に日本人初のスーパーラグビー選手となり、ハイランダーズで4年間プレー。現在は、サンウルブズでプレーをしています。
その判断力と機敏さは世界トップレベル。小学校4年生からラグビーを始め、高校時代は花園ベスト4。ニュージーランド留学やU19日本代表などの経験を活かし、日本代表の中軸として活躍をしています。
実家は農家で京野菜を作っている。趣味はUFOキャッチャー。奥さんは元三洋電機などで活躍したバドミントン選手の智美さん(旧姓・作山)で、田中選手を栄養面でサポート。一女一男のパパでもある。オフは滝行で気合いを入れた。
【ポジション別!最強のラグビー選手】⑦SO・田村 優
BK・ハーフバックの『SO(スタンドオフ)』は、「司令塔」とも称されるポジション。FWとBKの中間に立ち、どんな攻撃をしていくか瞬時に判断をしていきます。
7:田村優
2016年から日本代表のSOを務める田村選手。スーパーラグビー・サンウルブズにも4年連続で選ばれている実力者。名実ともに、今や日本1のSOとしての呼び声は高く、チーム全体からの信頼もあついようです。
サッカー少年だった田村選手は、高校時代からラグビーを始め、名門・明治大学でもプレー。現在は、キャノンでもプレーをしています。
弟・煕(サントリー)もサンウルブズで一緒にプレーしたことも。プロ選手となったことで、自動車ランドローバーのブランド・アンバサダーや、歌手の岡本真夜さんの「君だけのStory」のミュージックビデオに出演するなど、メディアへの露出も多い。
【ポジション別!最強のラグビー選手】⑧WTB・福岡堅樹
BK・スリークォーターバックの『WTB(ウィング)』は、フォーメーションの両端に位置し、チームメイトが繋いだボールをトライに持っていく役目です。世界的には、190㎝以上ある大柄な選手が目立ちますが、日本では小柄で機敏な体つきの選手が活躍をしています。
8:福岡堅樹
世界トップクラスのスピードを持つ、日本を代表するWTB・福岡選手。2015年ワールドカップ、2016年リオ五輪を経験し、現在はジェイミージャパンのエース。
5歳からラグビーを始め、高校時代には花園にも出場。筑波大学時代には、ジュニアジャパンにも選出。大学2年生の時には日本代表にも選ばれています。
将来の夢は医師であり、2019年で15人制の日本代表は一区切りと考えており、2020年の東京五輪後は、再び大学に進学して医学の道を志すことを決めている
【ポジション別!最強のラグビー選手】⑨CBT・サム・ケレヴィ
BK・スリークォーターバックの『CBT(センター)』は、スリークォーターバックの中心に位置するポジション。SOからのパスを受け、前に走ったり、ロングパスなどをする役割。相手のBK選手とぶつかり合うため、力強い足腰やタックル力が必要です。
9:サム・ケレヴィ
オーストラリア代表のケレヴィ選手は、突破力と力強いタックルが魅力。208年からレッズのキャプテンを務め、ワラビーズでも活躍。元々はフィジー出身。幼少期にオーストラリアに移住。
兄ジョシュア(天理大学出身)は『トップイーストリーグ ディビジョン1』の秋田ノーザンブレッツに在籍、弟のジョネは現在天理大学の1回生。元ワラビーズで、近鉄や横河電機でもプレーしたラディキ・サモはいとこ。祖父がフィジーの外交官で、祖父母に育てられた。
【ポジション別!最強のラグビー選手】⑩FB・五郎丸歩⑪松島幸太朗
BKにて、『FB(フルバック)』は、最後の砦として味方のゴールを守るのが役割。しかし、サッカーとは違いゴールキーパーではなく、試合中に積極的に攻撃も行います。1番後にいるため、その責任感は強く、ミスを行わない大胆な性格の人が任されます。
10:五郎丸歩
ラグビーを知らない人にも知名度の高い、五郎丸選手。独特のポーズ”五郎丸ポーズ”は、2015年の新語・流行語大賞にもノミネートをされ、人気に火が付きました。
数々の得点王を獲得。ワールドカップの日本代表も務め、その活躍は大きく報道もされました。1度所属のヤマハを退社しますが、2017年には復帰をしています。
11:松島幸太朗
2015年にはワールドカップ日本代表にも選ばれ、強豪南アフリカを撃破した松島選手。まさにこれからの日本ラグビー界を背負っていく存在です。
父親がジンバブエ出身、母親が日本人。そして南アフリカ共和国生まれの松島幸太朗選手。
新聞記者をしていた父の仕事の都合で2歳から日本で育ちます。日本人離れをしたルックスではありますが、れっきとした日本人。日本人離れを身体能力を活かし、活躍をしてほしいですね!
【ポジション別!最強のラグビー選手】⑪~⑮その他有力な海外選手
11:マロ・イトジェ
イングランド代表のイトジェ選手は、サラセンズに所属のLO。2016年には、イングランド代表にも選ばれ、その身体能力の高さが話題となります。将来は、イングランド代表の主将との呼び声が高い存在。
12:イズラエル・フォラウ
オーストラリア代表。ワラターズ所属のFB、CTB。その力強いプレーは、オーストラリアだけにとどまらず、世界最高峰とも言われています。
13:トビー・ファレタウ
ウェールズ代表のファレタウ選手は、バースに所属のNO8。動き回っても一向に減らないスタミナ、そしてパワー、素早さとどれをとっても最強。積極性も高く、アタックをしながらトライを狙う姿もすさまじいです。
14:ディラン・ハートリー
イングランド代表であり、チームのキャプテンも務めるハートリー選手。ポジションはHO。今までに審判などに対しての暴言などで何度も試合出場停止処分を受けていながらも、その信頼性と実力でチームの要となっています。
15:オーウェン・ファレル
イングランド代表。サラセンズ所属のSO、CTB。イングランドの司令塔としても活躍し、シックスネーションズ優勝にも大きく貢献をしました。
【ポジション別!最強のラグビー選手】まとめ
いかがでしたか?
国内外にはこれだけの最強のラグビー選手が存在しています。ポジション別に見ても、今後期待ができる選手ばかり!これから、ラグビーを見る楽しみも増えますね!ぜひラグビー観戦をより一層楽しんでください!