兵庫の県民性について
日本の中央に位置し、東京や大阪といった都会へのアクセスが良い兵庫県。また、オシャレな街「神戸」があることでも有名です。そんな兵庫県は、摂津・播磨・但馬・丹波・淡路の旧5国から成り立っています。ゆえに県民性がバラバラで、地域によって性格や恋愛傾向が異なります。本記事では、個性豊かな兵庫県の県民性についてご紹介します。
兵庫の県民性|男性の性格①のんびり
兵庫県の男性は全体的に、のんびりしている人が多いです。細かいことを気にせず、おおらかな性格をしています。関西人はせっかちだと言われることが多いですが、兵庫県の男性に至ってはきちんと話を聞ける人が多い傾向にあります。兵庫の中でも特に播磨地方の人がおおらかです。
兵庫の県民性|男性の性格②新しいものが大好き
兵庫の男性は新しいものが大好きで、新発売や新商品などの言葉に弱いです。とにかく「新しい」ものに惹かれるため、必要だと感じなくても購入してしまいます。特に播磨地方の人は、新しいものを好む傾向にあります。
兵庫の県民性|男性の性格③県民意識が低い
男性に限らず、兵庫県民は県民意識がかなり低いです。そのため、どこの出身かを聞かれたときには兵庫と答えず、「神戸」や「淡路」などの地名で答えます。歴史も風土も違う国を寄せ集めた県ですので、県民意識が低いのも仕方がないと言えます。
兵庫の県民性|女性の性格①我が強い
兵庫県の女性は全体的に我が強く、自己主張も強めです。特に丹波地方の女性はこだわりが強いため、他人から口出しされることを苦手とします。また、兵庫県の女性は自分のことが一番だと思っている人が多いです。プライドも高いため、周囲から扱いずらいと思われることもしばしば。
兵庫の県民性|女性の性格②気性が荒い
兵庫の女性は、やや気性が荒いと言われています。特に播磨地方や神戸は港が近く、貿易・漁業などが盛んです。職人気質な方が多いこともあって、性格がキツかったり、気性が荒かったりするようです。
兵庫の県民性|女性の性格③オシャレに敏感
兵庫県の中でも特に神戸の女性は品があって、とてもオシャレです。神戸は1896年に開港して以来、イギリスを中心に外国の文化を取り入れるようになりました。その影響もあってかハイセンスな人が多く、街全体が洒落た雰囲気です。
兵庫の県民性|男性の恋愛傾向
兵庫県は地域によって、恋愛傾向がまったく異なります。太平洋側の男性は恋愛に積極的な一方で、日本海側の男性はやや消極的な傾向にあります。また、淡路の男性は一度恋人同士になると、なかなか離してくれません。
そして、芦屋エリアの男性は派手婚好きという特徴を持ちます。親族だけで結婚式を済ませたい女性とは合わないかもしれません。
兵庫の県民性|女性の恋愛傾向
男性同様、兵庫県の女性も地域によって恋愛傾向が異なります。神戸や兵庫東部の女性はセンスの良い男性を好み、播磨や西部の女性は安定感のある男性がタイプです。また、兵庫県の女性はプライドが高いため、やや扱いずらいところがあります。
特に神戸の女性は自分が1番だと思っているため、身なりや持ち物などを褒めてあげるといいでしょう。そして、結婚する年齢が早いのも兵庫女性の特徴です。
兵庫県民あるある①日直のことを日番と呼ぶ
兵庫県民は、日直のことを「日番(にちばん)」と呼びます。このように呼ぶのは、日本のなかでも兵庫県だけ。他県民に「小学校のとき日番ってあったよね」と言うと、ポカーンとされることもしばしば。
兵庫県民あるある②「体操隊形に開け」の後は「ヤー」
兵庫県では「体操の隊形に開け」と言われたあと、必ず「ヤー」という掛け声をします。「ヤー」の声だけ何度も練習させられた、なんて経験がある人もいるはず。しかし、全国的に見てみると体操隊形に開くときの掛け声は珍しく、無言で移動することが多いです。近隣の大阪や京都でも掛け声はありません。兵庫特有のあるあるだと言えるでしょう。
兵庫県民あるある③いかなごのくぎ煮=春
兵庫県民は、いかなごのくぎ煮で春の訪れを感じます。いかなごのくぎ煮は春がシーズンで、季節になるとスーパーで売られたり、家庭で作られたりします。昆虫のイナゴと勘違いされがちですが、いかなごは魚です。醤油や砂糖で煮詰めており、甘辛い味がクセになります。
兵庫県民あるある④小学生の頃に自然学校がある
兵庫県の公立小学校では、自然学校という行事があります。これは小学5年生のときに行われるもので、4泊5日ほどお泊りをします。自然学校は兵庫県特有の行事であるため、他県民に伝わらないこともしばしば。
兵庫県民あるある⑤東西線と神戸線を間違える
兵庫県内にはJR東西線と神戸線が通っています。神戸線は大阪-姫路間を結び、東西線は北新地-三田方面に繋がっています。尼崎駅ではホームに神戸線と東西線の2つが乗り入れるため、急いでいると乗り間違えることがあります。乗ったあとのアナウンスで「間違えた…」と気づくこともしばしば。
なぜ兵庫の県民性は地域によってバラバラなのか
兵庫県は元々別の国であった、但馬、丹波、播磨、摂津、淡路の5つから構成されています。それぞれ住んでいる人の特徴も風土も歴史もバラバラであり、今もその名残で地域ごとに確立した県民性を持っています。
但馬、丹波、播磨、摂津、淡路はお互いライバル視することもなければ、混じり合うこともありません。未だに自分の出身地を1つの国だと考えているのかもしれません。その証拠に、兵庫県民はどこの出身地か聞かれると「播磨」や「淡路」など地名で答えます。
それぞれの地域が独立した考えを持っているからこそ、今もバラバラの県民性なのでしょう。同じ県でありながら、ここまでバラバラなのは兵庫県ならでは。一概にはまとめられないところが面白いですよね!
兵庫の県民性はイメージが悪い?神戸の人は冷たいって本当?
兵庫県民とネットで検索すると、イメージが悪い、性格が悪いなどネガティブな言葉が並びます。関西の中でも比較的おおらかな性格をしているはずなのに、なぜここまで印象が悪いのでしょうか?
地域によって性格は大きく異なりますが、兵庫県民はややプライドが高い傾向にあります。特に兵庫県の女性はプライドが高くて気性が荒いため、他県民からすると性格が悪い、イメージが悪いという印象に繋がるのかもしれません。
また、神戸周辺に住む人たちは「冷たい」と言われています。確かに神戸の人は関西人というよりも、東京都民のようなドライな人が多いです。コミュニケーションが淡泊で、人によっては冷たいと感じるかもしれませんね。
さらに、神戸は関西にありますが、大阪人のように陽気でコテコテではありません。落ち着いていて上品な人が多いため、神戸市民に関西のノリを求めても予想以上に冷たい反応が返ってくることがあります。
ただ、悪気があって冷たい反応をしているわけではありません。神戸市民にとっては普通の反応をしているだけです。そのため、神戸市民を「冷たい人」と一括りにするのではなく、県民性に理解を示してあげましょう。
まとめ
兵庫県は、元々バラバラだった5つの国を集めて作られた地域です。そのため、エリアによって性格も恋愛傾向もまったく異なります。同じ県出身であっても、違った県民性を持つなんて面白いですよね!また、兵庫県民は性格が悪い、冷たいなどと言われていますが、全員が全員そうではありません。兵庫県=県民性が悪いと決めつけるのではなく、良い性格にも目を向けてあげましょう。