【ゴールデンカムイ】家永カノとは?
キャラクターの概要をご紹介!
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— ISO-CUBE (@cube_iso) April 9, 2018
家永カノとは漫画6巻、第50話の『春雷』にて初登場した、札幌世界ホテルの女将を務める高齢の男性です。元々はお医者さんであり、また、背中に刺青を持つ脱獄囚の一人です。
若く美しい姿をしていすが、それは同物同治の考えに基づいた食人によって得たものであり、旧来からそのような姿をしていたという訳ではありません。
【ゴールデンカムイ】刺青とは?
網走監獄に収容されている囚人、通称のっぺら坊が複数の脱獄囚の体に彫った、アイヌの黄金の在り処を示す暗号です。24人の脱獄囚全ての刺青を繋ぎ合わせる事で黄金の隠し場所が分かるようになると言われています。
また囚人の体に彫られた刺青には奇妙な切れ目があり、皮を剥ぐ事を前提として彫られたものである事をアシㇼパが発見します。現在、刺青人肌(囚人から刺青の彫られた皮だけを剥いだもの)を狙っている勢力は主に3つであり、第七師団、土方一行、杉元一行、となります。
【ゴールデンカムイ】同物同治とは?
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— くろゆり (@kryr19) January 31, 2018
同物同治とは、自らの内で不調な部位(心臓、胃、肝臓)を治す為に、他の生物の同じ部位(ハツ、ガツ、レバー)を食すのが良いとする中国の考え方です。
家永カノはこれを、相手の優れた部分を食せばそれを自分の物に出来る、と考え自らが女将を務めるホテルで魅力的な容姿、声等を持つ人物を殺しては食しています。
【ゴールデンカムイ】家永カノは男性?
#ゴールデンカムイ版深夜の真剣お絵描き60分一本勝負
— MT (@mmt0180) December 3, 2017
【お題】家永カノ(と〇〇も可) pic.twitter.com/mtGIQUhD8Y
家永カノは外見でこそ若き女性ですが、その実は高齢の男性、家永親宣という男性です。同物同治を効率的に行う為に用意した殺人ホテルにて、多くの魅力的な人物を食し、今の外見となりました。
家永カノが行う同物同治の効果は凄まじく、現代の整形技術でも成し得ない様な変化を容易に引き起こしてしまいます。また、彼の同物同治の効能は外見だけに留まらず、美しい声をした女性の喉を食す事で、小鳥の様な声を獲得しています。
【ゴールデンカムイ】家永カノの性格
初登場時は嫋やかな女将といった印象でしたが、その先を読み進めるとそのキャラクターは一変します。禁忌とされるカニバリズムを平然と行い、平気で人を殺める姿は異常者そのものです。また同物同治を行う理由は完全な自分を作る為であり、自らの容姿に強い執着を持っている事が伺えます。
【ゴールデンカムイ】家永カノは強い?
男性ではありますが体の線が細く、また一応高齢でもあるので戦闘能力は非常に低いものと思われます。元医者なのでその知識を用いての戦闘のサポートは可能だと思われますが、直接の戦闘は苦手なキャラクターと見て間違いはなさそうです。
しかし、彼の能力の真髄は非科学的なレベルで体に変化をもたらす同物同治の能力です。もし強敵を食らう機会に恵まれれば一気に化ける可能性は十分にあるものと思われます。未来予知レベルの占いが出来るインカㇻマッと並んで、特殊能力という面では作中随一の強キャラであると言えるでしょう。
【ゴールデンカムイ】家永カノと牛山の関係
家永カノと牛山辰馬が初めて出会ったのは、家永が女将を務める札幌世界ホテルとなります。家永は牛山の強靭な肉体、またアシリパの綺麗な瞳、を食そうとします。しかしアシリパの瞳を舐めようとしている最中を杉本に目撃され彼と交戦する事になってしまいます。また、これに色欲に溺れた牛山も参加、ホテル内は大乱闘となります。
事態の収集を諦め、ホテルに火を放つ家永ですが、白石が誤って落としたキロランケの爆薬に引火し、ホテルは爆発、崩壊してしまいます。逃げ遅れて命の危機であった家永ですが、なんと牛山がこれを救出します。
【ゴールデンカムイ】牛山は何故家永を助けた?
【落書き】牛山&家永と夏【金カム】
— さいとうかずと😽🐻27日FGO土方 (@incrudelire) April 5, 2018
普段あまり描かないキャラの落書き。
この3人のやりとり好きなんだ… pic.twitter.com/QHm2b2pVmL
これはズバリ、家永が男性である事に気がついてなかったからでしょう(54話中)。ホテルに入ってより牛山は執拗に家永に迫ります。
口内を噛み切られようが、ホテルの仕掛けに気が付き地下部へ落下しようが、牛山はなんの疑問も抱かずに家永を探し続けます。色欲を発散出来ないと暴走する、という牛山の特徴とアルコールが合わさってこの時点での牛山は正常な判断が出来ない状態となっています。地下部に落ちた後、白石を家永だと間違える程です。
その後、杉元との戦いで酔いが冷めた後、牛山は瓦礫に挟まれた家永を発見します。牛山は持ち前の怪力で瓦礫をどかすと倒壊するホテルの中で家永を瓦礫から守り抜きます。
【ゴールデンカムイ】綺麗になる前の家永の姿は?
#ゴールデンカムイ版深夜の真剣お絵描き60分一本勝負
— 米麦 (@YnMg_ea) December 3, 2017
【お題】家永カノ pic.twitter.com/BGapuxo3nX
姿を変える前の家永が51話中の牛山の回想にて少しだけ登場します。口の右下に黒子がある、という所は変わりませんが、口元にはシワが寄り、今の家永の見た目とは程遠い容姿をしています。ただ、牛山によればこの当時の見た目も年齢から考えれば相当に若かったそうです。
【ゴールデンカムイ】札幌世界ホテルにはモデルが存在する?
脱出ゲーム、アニメ化記念に金カムでやらないかなー。「札幌世界ホテルからの脱出」とか。1時間内に出ないと家永にアシリパさんの目が食われる。10分に1回は牛山が壁をぶち破る等のギミック有り。牛山を止められる杉元、爆弾使いのキロランケ、特に何もしない白石、寝てるアシリパさんになって脱出だ! pic.twitter.com/ypVoIiYLbg
— 薮井 (@chemical_works) April 6, 2018
札幌世界ホテルのモデルはシカゴに実在したワールズ・フェア・ホテルだと思われます。持ち主はシリアルキラーであるH・H・ホームズです。
ホームズは様々な業者にホテルの建築を頼んでは作業内容にケチを付け料金を踏み倒す、といった事を繰り返しており、非常に安いコストでのホテル建設に成功しています。またこのような方法で建築されたホテルの全貌は管理者であるホームズ以外は誰も知りません。
シリアルキラーである彼の殺人衝動を満たすべくワールズ・フェア・ホテルには様々な仕掛けがありました。断末魔を遮断する防音室や毒ガスを噴出する装置、宿泊客を観察する為の小窓や、ホームズが行き来する為だけの通路等が設置されていました。このホテルをモデルにしたであろう札幌世界ホテルにも実に様々な仕掛けがありました。
【ゴールデンカムイ】家永カノのモデルは?
家永カノのモデルはH・H・ホームズ?
H・H・ホームズとは上記でも少し取り上げましたがワールズ・フェア・ホテルを作った人物です。ドクター・ヘンリー・ハワード・ホームズとも呼ばれます。家永カノと非常に似通った手段で人を殺害するシリアルキラーです。1882年にはミシガン大学の医学部に入学し、2年後に卒業しています。
家永カノもまた元医者であり医学の知識を有しています。
札幌世界ホテルだけでなく、家永カノも、H・H・ホームズをモデルとしているのかもしれません。
【アニメゴールデンカムイ】家永カノは登場する?声優は?
家永カノが登場するのは漫画6巻の第50話の『春雷』となります。そしてアニメゴールデンカムイが1クール、13話までにどこまで進むのかを考えた場合、5話の後半~6話序盤辺りだと推測する事が出来ます。
公式ホームページのキャスト紹介にて、キロランケの表記があるので、アニメに漫画5話中盤の内容が含まれる事は間違いないでしょう。しかし家永カノについてはキャスト及び声優の記載がありません。後に追加される可能性も零ではありませんが、アニメの進度から考えるに家永カノが登場する確率は半分を下回っていると言ってよいでしょう。
まとめ
以上、家永カノのキャラクター情報やモデルについてまとめさせて頂きました。
同物同治という考えに基づき食人を繰り返し実効が明らかに出ていると、そんな家永は超個性的なゴールデンカムイ登場人物の中でも強烈なキャラクターであると言えます。また、唯一の男の娘属性を持ったキャラクターでもあります。
現在、家永カノは牛山と共に土方一行と行動していますが、今後杉元達と何らかのアクションを起こす事は間違いありません。脱獄囚という物語のキーマンである点も加えて、目が離せないキャラクターであると言えるでしょう。