// FourM
Fbsfbz9gviyoe1871rtd

趣味・ライフスタイル

CATEGORY | 趣味・ライフスタイル

伊藤たかみのおすすめは?代表作から芥川賞受賞作品まで徹底解説!

2024.02.22

心温まるストーリーや、人間の心理に迫った描写で人気の作家の伊藤たかみ。そんな伊藤たかみの作品にはどのようなものがあるのでしょうか。そこで今回ここでは伊藤たかみのおすすめ作品をご紹介。代表作や芥川賞受賞作品からおすすめ人気書籍まで大特集しました。

  1. そもそも伊藤たかみってどんな人?
  2. 伊藤たかみのおすすめ書籍を大特集!
  3. 【芥川賞・人気作品・代表作】伊藤たかみのおすすめ書籍:①「助手席にて、グルグル・ダンスを踊って」
  4. 【芥川賞・人気作品・代表作】伊藤たかみのおすすめ書籍:②「ミカ!」
  5. 【芥川賞・人気作品・代表作】伊藤たかみのおすすめ書籍:③「指輪をはめたい」
  6. 【芥川賞・人気作品・代表作】伊藤たかみのおすすめ書籍:④「ぎぶそん」
  7. 【芥川賞・人気作品・代表作】伊藤たかみのおすすめ書籍:⑤「ドライブイン蒲生」
  8. 【芥川賞・人気作品・代表作】伊藤たかみのおすすめ書籍:⑥「八月の路上に捨てる」
  9. 【芥川賞・人気作品・代表作】伊藤たかみのおすすめ書籍:⑦「フラミンゴの家」
  10. 伊藤たかみのおすすめは?代表作から芥川賞受賞作品まで徹底解説!:まとめ

早稲田大学出身の小説家

引用: http://www.lib.city.katsushika.lg.jp/images_y/yacorner/itoutakamisan.gif
伊藤たかみは1971年に生まれた兵庫県出身の小説家です。浪人を経て早稲田大学に入学し、1995年大学在学中に「助手席にて、グルグル・ダンスを踊って」で第32回文藝賞を受賞し小説家デビューしました。2000年「ミカ!」では第49回小学館児童出版文化賞を、2006年「ぎぶそん」では第21回坪田譲治文学賞を受賞し、同年には「八月の路上に捨てる」で第135回芥川賞受賞を受賞した日本を代表する小説家となっています。

人間のふとした心理描写を得意とする作風

引用: https://www.pakutaso.com/shared/img/thumb/mizuho17810DSC_1004_TP_V.jpg
伊藤たかみの作品に共通してみられるのは、人間の心理を描く上手さです。ふとした心の揺れ動きを優しく寄り添うような文章でつづる伊藤たかみの作品は、読めば思わず心がほっとしたり、感情を静かに揺さぶられること間違いなしです。思春期の年代にスポットを当てた作品も多く、子供から大人まで読みやすいのも魅力の一つとなっています。

関連記事

Ayuuy9wzf53ewmj3zs3e
引用: https://www.instagram.com/p/BN6hDNFBZR1/?hl=ja&tagged=%E4%BC%8A%E8%97%A4%E3%81%9F%E3%81%8B%E3%81%BF
優しく柔らかな文章と人間の芯をとらえるような伊藤たかみの作品。興味が出て読もうと思っても非常にたくさん作品があり迷ってしまうという方も多いのではないでしょうか。そこで以下では伊藤たかみのおすすめ書籍を大特集。芥川賞受賞作品をはじめ、映画にもなった作品などもご紹介していきます。ゆったりとした読書タイムに読めば、きっと明日から優しい気持ちで過ごすことができますよ。

伊藤たかみのデビュー作品

引用: https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/51FB6ZMTPYL._SX298_BO1,204,203,200_.jpg
助手席にて、グルグル・ダンスを踊って (河出文庫)
価格 ¥ 562
伊藤たかみのデビュー作となったのがこちらの「助手席にて、グルグル・ダンスを踊って」です。舞台は神戸。高級住宅街に住むセレブの高校生たちの間で繰り広げられる恋愛や青春を描いた作品で、まるで海外ドラマのような雰囲気を楽しむことができる作品です。少々現実離れしている感があるのはご愛敬。
デビュー作ということで文章に拙さがあるというレビューも見受けられますが、文体はフレッシュそのもの。甘酸っぱい恋愛模様や思春期特有の感情に揺れ動かされる登場人物たちには思わず懐かしさを覚えてしまうかもしれませんよ。切ない読後感が物語全体を引き締める構造となっているので最後の1ページまで目を離さないようにしましょう。

双子の小学生のミカとユウスケが大人になっていく物語

引用: https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/41V06CTN7RL.jpg
ミカ! (文春文庫)
価格
伊藤たかみの作品の中でも非常に人気が高いのがこの「ミカ!」です。双子の小学生のミカとユウスケを主人公にした物語となっており、男勝りなミカとあれやこれやと世話を焼くユウスケがだんだんと大人の入り口に近づいていく様を描写した小説となっています。
この作品の中でキーポイントとなるのが「オトトイ」という存在。オトトイは悲しい涙に触れると大きくなるという不思議な生き物なのですが、この生物をめぐってのミカとユウスケのやりとりが非常に涙を誘われるものとなっています。こちらの作品はひらがなも多くセリフも多用してあり読みやすいため、同年代である小学生が読むのにもぴったりの小説。大人になる不安やドキドキを小説を通じて共有することができる作品となっています。

記憶が飛んでしまった男を主人公にした迷走劇

引用: https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/41v0mXA6qFL.jpg
指輪をはめたい (文春文庫)
価格
こちらの「指輪をはめたい」は、同棲していた彼女に振られ見返してやろうといい女と結婚しようとしますが、ある日スケート場で頭を打ち記憶が飛んでしまった男を主人公にしたコメディタッチの小説です。この主人公というのが、まさに女の敵のような存在で結婚相手を選ぶのにまず三股をしているという始末。三股の相手の中から結婚相手を選ぶのですが結末はいかに…
情報だけを見ると主人公はとんでもないクズ男のようですが文体の上手さで嫌味を感じにくいのが伊藤たかみの手腕によるところ。物語も単調にならないように色々なアクシデントが随所で起こります。また、こちらの作品は映画化もされたので小説を読み終わったら映画を見てみるのもおすすめです。
引用: https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/81zg7wkrgSL._SX522_.jpg
指輪をはめたい [DVD]
価格 ¥ 3,690

心がはじける青春バンド小説

引用: https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51ulqbJmA-L._SY346_.jpg
(P[い]3-1)ぎぶそん (ポプラ文庫ピュアフル)
価格 ¥ 616
伊藤たかみの作品の中でも人気が高いのがこちらの「ぎぶそん」です。内容は14歳の中学生を主人公にした青春バンド小説。文化祭のライブに向けて練習をするバンドメンバーのひたむきさや、淡い恋愛模様が小説に華を添えている作品です。
こちらの小説はまさに甘酸っぱい青春物語の王道。大人になってから読むと一種のなつかしさと共に憧れのような感情を抱くことができます。仕事で疲れた社会人にとって清涼剤ともなりえる作品に仕上がっています。もちろん同年代の中高生が読むのにもぴったりの作品。青春とは、思春期とは何かというものを考えられる小説です。昭和の終わりごろを舞台にした作品ですが、古臭さを感じないのは文体の美しさによるところ。

さびれたドライブインを舞台にした人間模様を描いた作品

引用: https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51qQoF0o4VL._SY346_.jpg
ドライブイン蒲生 (河出文庫)
価格 ¥ 616
さびれたドライブインを舞台にした人間模様を描いた作品なのがこちらの「ドライブイン蒲生」です。こちらは3編の短編集となっており、どれもが家族をテーマにした作品。少々暗めのトーンで話が進みますが、それが逆にリアルに本物の家族愛を感じさせてくれる小説となっています。
こちらの作品も2014年に映画化された小説。映画化されると雰囲気が変わってしまうことも多い小説原作映画ですが、こちらの映画は原作そのものの雰囲気をしっかりと残した丁寧な作り。「かすけた」雰囲気は絶望の中でも何とか希望を残して生きていこうとする人間を生々しく描写しています。
引用: https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/912a67p6VyL._SL1500_.jpg
ドライブイン蒲生 [DVD]
価格

第135回芥川賞受賞作品

引用: https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/51WB2MXA1DL.jpg
八月の路上に捨てる
価格 ¥ 1,080
「八月の路上に捨てる」は伊藤たかみの名前を一躍世間に知らしめた芥川賞受賞作品です。こちらは「離婚」をテーマにした作品であり、どうしても嫌いに離れないけれど一緒にいるのは辛いという離婚時特有の感情をリアルに描写した小説となっています。
繊細な文章と流れるような筆致で描かれる物語は、離婚という重いテーマなのに意外と爽やか。男女のすれ違いや間違いを軽やかに描写しているため、暗い雰囲気はありません。また、「八月の路上に捨てる」以外にも短編がもう一つ収録されており、こちらは幸せな夫婦を描いた作品になっています。二つの作品の対比を楽しむという読み方もおすすめです。

反抗期の娘をめぐる物語

引用: https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51keLZKVTcL._SY346_.jpg
フラミンゴの家 (文春文庫)
価格
こちらの「フラミンゴの家」は伊藤たかみが得意とする家族物の作品。バツイチの主人公が前妻が入院するとのことで娘を一時預かることになるのですが、この娘が反抗期と思春期真っ盛り。ギクシャクしながらも親子の絆を何とか深めようとする描写は人間の真に迫ったものとなっています。
登場するキャラクターも魅力あふれるものばかり。一見コメディテイストのように見えてしまいますが物語は意外な方向に進んでいき最後には…

関連記事

Be7gogpvh3uludyf27v9
引用: https://www.instagram.com/p/BNYQcC-BrJH/?hl=ja&tagged=%E4%BC%8A%E8%97%A4%E3%81%9F%E3%81%8B%E3%81%BF
以上、伊藤たかみのおすすめ書籍をご紹介いたしました。優しく流れるような文体で人気の伊藤たかみの作品。非常に読みやすいので普段小説を読まない方にもぜひおすすめですよ。
サムネイル画像は下記より引用しました。
出典: https://www.instagram.com/p/r4heDhIy0U/?hl=ja&tagged=%E4%BC%8A%E8%97%A4%E3%81%9F%E3%81%8B%E3%81%BF