麻生幾の書籍や新刊は?
作家でありながら、ジャーナリストとしても活動している麻生幾。元々は汽車であった彼が、その経験を生かして書いている作品は、フィクションでありながらも実在の人物などを基にしており、フィクションでありながら日本のリアルな現状などが描かれています。特に宣戦布告では、登場したのは2001年ではあるものの、現在でも話題になりつつある集団的自衛権の部分についても触れられており、現在でも話題となっています。そのほかにも、日本の政治的な部分などを描いた作品も多く、テレビのニュースなどでは絶対に報道されない国家の裏側なども良くわかる作品が多いです。
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アンダーカバーや奪還、zero、外事警察、宣戦布告など!麻生幾の書籍と新刊:奪還
国境なき医師団のメンバーとしてフィリピンで活動していた日本人女医が突如消息不明となり、その女医の操作の依頼を受けた人物が、今回の主人公であり、フィリピンで暮らしながら自己訓練を続けている元海上自衛隊特別警備隊、通称バッドボーイズの隊員であった河合斌です。捜査を続けるにつれて意外な事実が出てくるなど、非常に面白いアクション小説となっています。麻生幾曰く、この作品に出てくることについては、約4割が事実であるとのことです。他のアクション小説とは違い、現実味があり、専門用語を多く多用した文章は臨場感が伝わり、一味違う楽しさを味わうことが出来ます。
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アンダーカバーや奪還、zero、外事警察、宣戦布告など!麻生幾の書籍と新刊:zero
zeroは麻生幾の作品の中でも、スパイ物の作品となっています。しかしスパイ物といえば、007のような派手なアクションがあるのかと思いきや、意外にもそうでもありません。1947年に誕生して以来、存在そのものが国家機密である公安警察の頂点に位置するzero、警視庁公安部外事第二課の警部補が主人公で展開するこの作品は、謀報活動の本来の内容である情報提供者の確保や管理の様子が、かなり現実味を帯びています。謀報活動や国家など、ややこしい言葉などが出てきて最初は難しく感じますが、ある程度読み進めると、もはやその手は止めるということを忘れてしまうほどその勢いはとまりません。
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アンダーカバーや奪還、zero、外事警察、宣戦布告など!麻生幾の書籍と新刊:宣戦布告
麻生幾の作品で唯一映画化された作品が、この宣戦布告です。原子力発電所のある敦賀半島沖に北朝鮮の潜水艦が漂着し、対戦車ロケット砲で武装した特殊部隊が密かに上陸し、その後どこかへ行方をくらましました。このことに対して成す術のない政府は責任転嫁や尚早をするばかりであり、2001年の日本において想定外の事態に対しての政府や警察、自衛隊の反応のリアルさは、まさしくもしものときの日本の対応を想起させてしまいます。いくら法改正がされたりしたとはいえ、それでも想定外のことが起こったときの政府の対応はきちんとしたものかどうかわかりません。もしかしたらいざというときには国は守ってくれないかもしれないということが、この本から伝わってきます。
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麻生幾の新刊や書籍は日本のリアルがわかる
いかがでしたか、麻生幾の作品はフィクションでありながら、日本の現状などが非常にわかることがわかったと思います。現在では震災の復興や雇用対策など、国民の生活に関する議論はされずに、森友学園問題など、政治家の個人的な内容ばかりが国会の議論では盛り上がっています。そんな国家であれば想定外のことが起こったときはこうなってしまうということが、作品からわかります。国民の中にもいざというときは国が助けてくれると考えている人も多いため、このような国家がすさんでいる今だからこそ、読んで欲しい作家ともいえます。
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