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この素晴らしい世界に祝福を!

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【このすば】ストーリーをネタバレ解説!小説版やアニメ版まで一挙ご紹介

2021.06.24

人気作品である『この素晴らしい世界に祝福を!』通称このすば。このすばは、ギャグ満載の異世界で主人公が美少女たちと面白おかしく生活する物語です。このすばのストーリーをネタバレ解説しますが、ここでは特に作品を面白く見るためのネタバレを厳選して紹介したいと思います。

  1. 【この素晴らしい世界に祝福を!】このすばって?
  2. 【この素晴らしい世界に祝福を!】このすばの世界観は?
  3. このすばの面白キャラ達と声優を一部紹介!
  4. このすばは序盤から面白いのが魅力!【ちょいネタバレ】
  5. やはりこのすばはカズマのクズさが見所!【ちょいネタバレ】
  6. カズマたちが成長していく所もこのすばの魅力!
  7. アクア危うし?!このすばのヒロインはめぐみん?!
  8. このすばのめぐみんはラノベで優遇?!
  9. このすばの魔王たちはバカばっか?!【ネタバレ】
  10. このすばはネタバレし過ぎないでアニメを見るのもおすすめ!
この素晴らしい世界に祝福をは、角川スニーカー文庫から刊行されているラノベを原作にしたアニメ作品です。正確には、ラノベはさらにWeb小説を原作にしており、本家本元の原作はWeb小説ですね。
Web小説は、有名な小説家になろうで投稿されましたが、Web小説版の方は既に完結済み。Web小説版と現在刊行中のラノベでは作品の設定や流れが異なっており、ファンからはラノベの結末がどうなっていくのか期待されている注目の作品でもあります。また、アニメでは2期まで放送されており、その人気が伺えますね。こちらも3期放送を望む声が強く、ファンの応援次第では十分に3期も期待できる作品です。
この素晴らしい世界に祝福を!は、日本に住んでいるニートな主人公カズマが下らない理由で死んでしまい、ギャグな異世界に転生して美少女たちと面白おかしく生活していくファンタジー・コメディ作品です。決して真面目に悪者と戦うような作品ではなく、圧倒的にギャグ要素が強いのが特徴ですね。
異世界・コメディの二つのキーワードに惹かれる人には楽しめる作品でしょう(ただ、Re:ゼロから始める異世界生活のような、真面目な異世界バトルを期待した人には不評かも)。内容は良い意味でくだらないものが多く、下ネタが苦手な人でもつい笑ってしまうような面白さがあるのが人気の秘密と言えます。
このすばの最大の魅力は、なんといってもその変でクセの強いキャラクター達にあるでしょう。登場する女の子たちは皆かわいいですが、一癖も二癖もある「使えない子」ばかりだったり、優秀なキャラでもどこか間抜けだったりするのが、このすばの面白い所です。異世界で危険なモンスターが出てくる場面でもギャグ要素が強く、少し名作アニメ魔法陣グルグルに似ている所があるかもしれません。ここでは、そんな面白おかしく賑やかなこのすばの登場人物たちを、声優を交えて簡単に紹介します。

このすばの主人公でクズなニート主人公カズマ

この素晴らしい世界に祝福を!の主人公は、見た目は平凡で能力パラメーターも平凡な良い所がない少年、カズマ。カズマは人助けのつもりで自分が犠牲になり死んだつもりでしたが、実はそれは勘違いで下らない死に方をした哀れな少年です。
死んで女神アクア(本作のヒロインの一人)の所にいきますが、魔王がいる危険な異世界で魔王を倒すことを勧められ、それを承諾。なんでも一つだけ強力な特典を付けてあげるというアクアの話を聞いて、じゃあアクアをもらうという、常識外れな発想でアクアを道連れにした、ある意味頭の良い少年です。アニメ版の声優は福島潤(ふくしまじゅん)さん。

ハイテンションで直球な水の女神アクア

この素晴らしい世界に祝福を!のヒロインの一人。水の女神であり、外見だけで判断すれば真面目そうで落ち着いた印象もありますが、そのイメージはほんの一瞬で崩壊。ハイテンションで失礼でおバカなお調子者女神だということがわかり、カズマの怒りを買い異世界に道連れにされました。
冒険の経験がなく意外と気弱なため、過酷な異世界では泣き言を言うことが多く、女神という立場に関わらず「カズマさまぁ!」とカズマに頼る哀れな面も強調されたり、なかなか残念な女神です。しかし、能力パラメーターの多くは高水準で、バカな所を除けばなかなか優秀だったりします。アニメの声優は雨宮天(あまみやそら)さん。

パーティー一の破壊力!爆裂娘のめぐみん【ちょいネタバレ】

この素晴らしい世界に祝福を!のヒロインの一人。紅魔族と呼ばれる高い知力と魔力を持って生まれる種族のキャラクターで、外見的特徴としては赤く光る目を持っています。一応、紅魔族の中でも優秀らしいですが、全てのスキルポイントを最強の爆裂魔法にして消費魔力が甚大なエクスプロージョンの強化だけにつぎ込んでいます。
そのため、頭のおかしい娘として有名で、本当の意味で優秀かどうかは疑問が残りますね。ただ、紅魔族は性格が変な人物が多いと作中で語られるので、レベルが低いに関わらず一応エクスプロージョンを放てるめぐみんは優秀なのでしょう。アニメの声優は高橋李依(たかはしりえ)さん。

残念度はパーティー一?!仲間からも引かれるダクネス【ちょいネタバレ】

この素晴らしい世界に祝福を!のヒロインの一人。金髪碧眼で、身長もカズマより高い美しい女性……のはずですが……。このダクネスは極度のMであり、しかも妄想が凄まじく、勝手に敵や味方に凌辱されていると思い込む非常に変態さんだったりします。
それが日常の中だけならまだいいですが、戦闘中でも変な妄想をして役に立たなかったりするので困りものです。さらに、高い攻撃力を持っていますが命中率がゼロなので、敵にまともに攻撃が当たることもありません……。めぐみんも相当残念ですが、このダクネスはさらに使い勝手の悪いキャラクターだったりします。アニメの声優は茅野愛衣(かやのあい)さん。

普通に可愛いカズマの一押し!クリス【ネタバレ】

このすばのサブキャラクターの一人であるクリス。銀髪の盗賊で可愛らしい彼女ですが、実は彼女は女神エリスの地上での姿です。エリスも銀髪で可愛い女神でしたが、よく見るとクリスとエリスは見た目もそっくりですね。このすばのキャラとしては性格的にクセも少なく、ちょっと臆病な所がありますが普通にイイ子です。変人ばかりで役立たずが多いこのすばにおいて、そのクセのなさがカズマにも気に入られてます。声優は諏訪彩花(すわあやか)さん。

美人で天然なリッチー!ウィズ【ちょいネタバレ】

このすばのサブキャラクターの一人。マジックアイテム屋で色々な物を売っている大人しい女性かと思えば、実は魔王軍の幹部の一人であり、人間ではなくリッチーだということが判明。普段は天然で優しい感じですが、作中でも屈指の戦闘力を持つリッチーだとわかります。声優は堀江由衣(ほりえゆい)さん。
このすばは、序盤はカズマとアクアの二人で資金稼ぎのためにアルバイトをするのがメインの話ですが、意外とこのエピソードが面白かったりします。女神なのにバイトして馬小屋でクズな男と一緒に寝ている哀れなヒロイン、アクアと、アクアが意外と使えないバカで残念な女神だと知って関心を失ってしまったカズマの二人のやり取りが、普通の友人同士みたいで楽しいです。普通だったらここでラブラブな展開になる所を、このすばはギャグやコメディでその要素を薄めるため、反って気兼ねなく楽しめる所が良いでしょう。
このすばの最大の見所としては、やはり主人公カズマのクズな所でしょう。基本的に働きたくない、戦いたくない、家でじっとしてたいというクズニートな姿勢を異世界に来てまで崩さないカズマなので、ドジっ子で使えないアクアにですら「クズマ」という蔑称で呼ばれたりします。カズマのクズさ加減は作品を見た方が理解できますが、ちょっと冒険者としてのレベルが上がっただけで態度がデカくなったり大物ぶったりするなど、非常に小物っぽい描写が多いです。
序盤から高ステイタスのアクア・めぐみん・ダクネスですが、あまりにクセが強いため戦闘で全然使えないという哀しい事態に……。一方、平凡なステイタスのカズマは安定しているので、意外と一番まともに戦っていたりします。しかし、回を追うごとに無茶ぶりながらメンバーは連携が取れるようになっていき、後半では魔王軍の幹部を相手に互角以上に渡り合えるようになっていくのが見所ですね。
一応メインヒロインぽいアクアですが、このすばは序盤ですぐ加入してくるめぐみんの人気が高かったりします。小説やラノベのスピンオフでも、めぐみんを中心とした話が多く、Twitter等のSNSでもめぐみん人気はアクアより高めな感じがありますね。正当なメインヒロイン格よりも外れたくらいのヒロイン格が人気になることはアニメ等ではよくある話ですが、めぐみん>>>アクアな印象はこのすばでは非常に高いので、ラノベではWeb小説と違う結末が期待されます。
このすばのラノベではスピンオフ作品が何冊か刊行されていますが、その多くがめぐみんに関係した作品が多いです。一方、本来ならば同格のヒロインであるはずのアクアとダクネスは、めぐみんのように何冊も関連スピンオフ作品が刊行されることもなく、いまいち優遇されていない感があります。
ラノベ本編でも9巻はめぐみん回と呼ばれる程めぐみんが出てきていて、アクアは未だ平行線。まぁ、確かにこの作品はめぐみんが可愛いので、多くの人がめぐみんに惹かれる気持ちはわかりますが。
基本的にメインキャラ達はバカか変人が多いこのすばですが、実は世界を恐怖に陥れている魔王軍の幹部たちも、どこか間抜けというか残念な所がある変な奴らばっかです。わかりやすい例は、最初に登場した魔王軍幹部の一人デュラハンでしょうか。
デュラハンは呪いをかけたダクネスとその仲間たちが自分の城に現れることを待ちわびていましたが、ダクネスらは自分たちで呪いを解いてしまったため、デュラハンを完全に放置。待ちぼうけをくらったデュラハンは、さらにめぐみんの爆裂魔法で平穏な生活を脅かされ続けたので、自ら怒って登場するという間抜けで影が薄い魔王軍幹部になってしまいました。
このすばはもともとWeb小説やラノベでも人気でしたが、やはりアニメになってからよりファン層がより広まり、知名度が増したように思えます。アニメでは、魅力的なBGMと声優さんたちの演技が見事にこのすばの世界観を彩り面白い作品になりました。メインキャラの声優さんたちはもちろん良かったですが、ウィズ等のサブキャラにも良い声優さんを当てている本作は、ぜひラノベだけでなくアニメでも見てほしい作品です。
サムネイル画像は下記より引用しました。
出典: https://twitter.com/konosubaanime/status/992322456848289792