おすすめチュニジア料理1 クスクス
まずは、チュニジア代表料理のクスクスからご紹介しましょう。チュニジア旅行中に何度も食べることになるであろう、おすすめ料理です。元々は北アフリカに暮らすベルベル人の料理の料理でしたが、今は世界中で有名なチュニジア料理になりました。
ちなみに、クスクスはパスタと同じ原料の小麦粉(セモリナ粉)を粒状にしたものです。このセモリナ粉を蒸したものに、トマトベースのスープをかけるのがチュニジアでの食べ方です。地中海に面しているので、トマトなどの野菜は豊富に料理に使われます。ちなみに、クスクスはほかの北アフリカ諸国でもポピュラーなものです。
おすすめチュニジア料理2 タジン
「タジン」と言えば、モロッコあたりでよく見かける、懐かしのアニメ「ハクション大魔王」のようなふたをもつ、焼き物のお鍋を思いだす方も多いかもしれません。しかし、チュニジアンのタジンはまったく違う料理であることを、ここで強調しておかなくてはなりません。チュニジアンのタジンは、モッツァレラチーズを使った、南イタリア風のキッシュのことなのです。
チュニジアは地理的に南イタリアに大変近いため、文化的にも南イタリアの影響を強く受けていました。そのため、チュニジア料理には、チーズを使った料理がとても多いのです。しかし、この地域のイスラム教文化圏であるため、使われるチーズは主に羊の乳から作られるチーズが多いことが大きな特徴です。チュニジア旅行中に、タジンを食べると南イタリアの風を感じることができるかもしれません。
おすすめチュニジア料理3 ブリック
「ブリック」と聞きいた日本人の方の中には、食パンで作られた三角形の卵サンドイッチを反射的に思いだす方も多いかもしれません。実はこの形態、あながち間違いとも言えないのです。チュニジア料理の「ブリック」とは、一口で言うなら、「卵入りの三角餃子」。チュニジアでとてもポピュラーなスナックです。
ブリックの主役であるぱりぱりの皮は、パートブリックと呼ばれます。もともとパートブリックはフランス料理で使われる食材でしたが、チュニジアが植民地だった時代に、フランスから導入されました。ちなみに、ブリックの具は、卵さえ入っていれば、他は何を入れてもOKです。中にジアでは、鶏肉や羊肉、ツナやトマトなどが良く使われます。鶏肉と卵のブリックは、さしずめ日本の「親子丼荷」相当する、「親子ブリック」といったところでしょうか。
おすすめチュニジア料理4 ホブス・タブーナ
このあたりで、チュニジアの主食を見てみましょう。チュニジア料理の主食はパンです。特にホブス・タブーナと呼ばれる、牛乳も砂糖もバターも使わないパンです。
ちなみに、このパンを作るために使われるのも、クスクスとおなじようなセモリナ粉。そして、タブーナとはこのパンを焼くための釜のこと。オーブンではなく、釜で焼くパンなのです。素朴な味わいのホブス・タブーナ、チュニジア旅行中にぜひ食べてみましょう。
おすすめチュニジア料理5 マクロード
チュニジア旅行中に必ず飲むものといえば、ミントティー。そのお茶うけになる御菓子をマクロードといいます。チュニジアは公式には、お酒を飲めない国なので、みなさん甘党です。そんなチュニジアの甘党の大好物がマクロードと呼ばれる、チュニジア菓子なのです。
マクロードの甘さの源はデーツ(ナツメヤシ)やドライフルーツ。そしてはちみつ。砂糖を大量に使うわけではないので、優しい甘さのお菓子です。ちなみに、チュニジアの市場ではこのマクロードがキログラム単位で売られています。旅行のお土産として買うのは、ちょっと勇気が必要かもしれません。
最後に
パンやクスクス、御菓子まで、チュニジアは食文化豊かな国です。この国を旅行するときは、お腹を十分に空かせてから行きましょう。