引用: https://www.instagram.com/p/BeR30Tqhv6_/
旧正月は旧暦の1月1日を指しますが、毎年1月21日~2月20日ごろの間で変動します。この期間の中で、新月になる日が元旦となります。旧暦は月の満ち欠けを1ヶ月の基準としていて、新月が毎月の頭になります。月の満ち欠けを基準にすると、1カ月が約29.5日にしかならないため、毎年変動することになります。
引用: https://www.instagram.com/p/BtFAAW0hEv9/
旧正月中は中華圏では日本の正月同様祝日となり、台湾では旧暦1月1日~5日までの5連休となる場合が多いです。大型連休が少ない台湾では、この連休を機に帰省したり、旅行に出たりする人が多いのだそうです。そのため、連休中はお店などもお休みのところも多くなります。
引用: https://www.instagram.com/p/BQUbtQfjTUE/
2020年の旧正月の元旦にあたる日は1月25日です。その前日1月24日~30日までが祝日となります。
引用: https://www.instagram.com/p/BtFiXtSn03e/
お休みの時期は目安なので、実際各お店がいつ休業になるかはお店によって異なります。日本のように、元旦でも営業しているところもあれば、さらに旧正月の前後もお休みするような店舗もありますので、予めチェックしておくとよいでしょう。
引用: https://www.instagram.com/p/BnkL4btlGLw/
先ほども述べましたが、日本同様、台湾の旧正月期間中は、営業をお休みする店舗も多いです。そのため、行ってみたものの、お目当てのお店が閉まっていたりすることもあるので、予めチェックしておくことが大切です。いつもは観光客でにぎわうグルメや雑貨の街、台北の永康街も、元旦前後(2月4日~7日)は祝日で休業するお店もあります。ただ、メイン通りは元日でも空いているお店も多いようです。特に小さな規模のお店はお休みの場合が多いので、お目当てのお店がありましたら事前に調べておきましょう。
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観光地だと、大晦日・元旦をメインに国立台湾博物館・中正紀念堂 本堂・台北市立美術館は休館日があります。
日本と同様、デパート、コンビニ、量販店などは休みなく営業している場所がほとんどです。ただし、閉店時間が早まるなど、通常営業ではないこともありますのでご注意ください。台湾101も営業していますが、元旦前日は展望室は18:00まででクローズされます。
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それでは、旧正月期間中の、観光地などの混雑ぶりはどうなのでしょうか。台湾では、祝日期間中よりもそれ以前の年末にあたる期間や、祝日期間が過ぎた春節の終わり際の方が街中は賑わいを見せるようです。
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鉄道などは、現地の方が帰省で利用するため、大型連休期間中は、日本同様帰省ラッシュ、Uターンラッシュが発生します。普段台湾新幹線では、全席自由席の車両でしか立ち乗りはできないのですが、あまりの混雑ぶりに普通車両の立ち乗りも開放したくらいなので、混雑度合いが想像できるかと思います。道路も混雑するのでバス移動も時間がかかります。できれば旧正月の祝日中は滞在は他都市への移動は避けるようにすると良いかと思います。
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元旦前後は、休業が多いエリアではやはり閑散とした雰囲気。繁華街に行けば百貨店や、レストランや外食チェーンなどはほぼ営業していて、いつもと変わらない賑わいのようです。
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台湾へ旧正月期間中の旅行する場合、旅行費用は通常と比べてどのくらい違うのでしょうか。結論から言うと、台湾の春節(旧正月)の時期は国内や他の中華圏からの旅行者が多くなり、ホテル代などが値上がるため、ツアー料金も高くなります。
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台北市内のホテルも元旦前後は高騰し、満室となるホテルも多いです。宿泊料は通常時の2倍近くになってしまうことも。航空券に関しては日本発の便については通常とあまり変動が無いようです。
引用: https://www.instagram.com/p/Bp-qIDwg4K9/
旧正月は、連休中を中心に、台湾ではタクシー料金が旧正月料金になります。過去の例では、台北・基隆地区では通常料金にプラス20台湾元、台中、台南、高雄では、プラス50台湾元加算となっていたようです。このように旧正月の連休中はホテルやタクシー料金が割高になり、その分の出費が多くなります。
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市場も旧正月はお休みモードのところが多いですが、台北の「士林夜市」については、元旦でも賑わって人も沢山集まります。旧正月の閑散としたムードの中で、台湾の庶民的な賑わいを味わいたら是非足を運んでおきたいスポットです。
引用: https://www.instagram.com/p/BtIKuhxB3M9/
士林夜市といえばB級グルメ。フレッシュフルーツや、フライドチキンが有名な「士林豪大大雞排」、麺類、イカフライ、人気のかき氷や豆花など、100円代から食べられるグルメがいっぱいです。
士林夜市
営業時間 17:00ごろ~24:00ごろ(店により異なる)
MRT「剣潭(チエンタン)」駅から徒歩5分。
引用: https://www.instagram.com/p/BQu4T0rD4P_/
日本ではお正月に初詣にお参りに行く習慣がありますが、台湾でも旧正月には寺院はお参りの人で大変賑わいます。
中でも、台北屈指のパワースポットとしても有名な「龍山寺」は毎年沢山の人手があり混雑します。おみくじを引いてみたり、初詣での後は、周辺の屋台を巡り、B級グルメを堪能するのも楽しいかも。
龍山寺
台北市萬華區廣州街211號
地下鉄MRTの板南線「龍山寺站」1番出口から徒歩1分。
引用: https://www.instagram.com/p/BNeA8U7gpTV/
三国武志の英雄である関羽を祀っており、商売繁盛のご利益があると言われる「行天宮」。こちらも人気のお寺です。
ボランティアの人がお清めの説明や、おみくじの解説などもしてくれるそうです。(日本語が通じる人も中にはいるようえす)駅からも近いのでアクセス良好。
行天宮
台北市中山區民權東路二段109
行天宮駅から徒歩5分
引用: https://www.instagram.com/p/BfAR4QpnceL/
旧正月の祝日の前は、台北の問屋街・迪化街では、「年貨大街」と言われる歳末市(※2020年は1/10〜1/23)が行われます。日本でいうとアメ横のような感じです。沢山の人が年末の買い出しに繰り出すため、この時期の迪化街は非常に混み合います。永楽広場では休日には料理によるお節料理作りの見学や、真心話紅包(真紅の祝儀袋)作りなどの無料体験もできます。
引用: https://www.instagram.com/p/BtGre3XhtdQ/
お菓子やドライフルーツなど、色々試食させてもらえるお店が多くて嬉しい。日持ちするものが多いので、お土産探しにも楽しい場所ではないでしょうか。正月の鮮やかな飾り付けがあちこちにある、この時期ならではの迪化街を是非訪れてみてはいかがでしょうか。
引用: https://www.instagram.com/p/BmhkHI4Hy0J/
台湾では春節の行事の締めくくりとして、健康と安泰を祈願し、ランタンを飛ばす習慣がありました。そのうち「花燈」と呼ばれるランタンが製作されるようになり、今や台湾の観光行事の一環としてランタンフェスティバルがこの春節時期の目玉イベントとなっています。
引用: https://www.instagram.com/p/BgthH3TFHkI/
毎年ランタンフェスティバルの開催場所は異なり、2020年は台中で開催されます。開催日程は2019年12月21日~2020年2月23日です。
オプショナルツアーもあるので、是非行ってみてくださいね!
以上、2020年の台湾の旧月についてまとめていきました。祝日期間にあたる、2/4~2/7については休業するお店や観光地もあり、おまけにホテルやタクシー代が高いということで、あえてその期間に行くかどうか、という意味では、あまり大きなメリットは薄い印象です。連休前の年末の賑やかな雰囲気な時期や、春節後のイベントを狙っていく方が、不便が無く台湾の旧正月らしい雰囲気が味わえるかもしれません。