清水谷竜華は咲 saki 阿知賀編の全国大会で登場します。北大阪代表の強豪である千里山女子高校で部長を務め、団体戦では大将を務めています。高校3年生で、チームメイトである園城寺怜と江口セーラは中学生からの同級生であり、3人でいる描写がよく見られます。誕生日は6月8日うまれの双子座です。
誰ともすぐに打ち解けられる気さくで明るい性格で、全国大会へ向かう途中だった阿知賀女子のメンバーともすぐに仲良くなりました。また、少し天然なところもあり、対戦相手として阿知賀女子を研究する時も、思わず試合を見て応援してしまうという可愛らしい一面もあります。
清水谷竜華は園城寺怜と非常に仲良しで、いつも一緒にいないと互いに名前を呼び合って探してしまうほどです。病気で体が弱くなってしまった怜のために、どんな時でも膝枕をしてあげたり、怜の身体を気遣った強化合宿を提案するなど、常に怜を思いやる行動をとっています。
2人がどう仲良くなっていったかは、月刊ビッグガンガンに連載されている咲 saki のスピンオフである『怜-Toki-』で描かれています。
物静かで病弱な怜と明るくて元気いっぱいな竜華のコンビは咲 saki の中でも高い人気を誇っており、イラストサイトでは2人の絵が多く投稿されています。
清水谷竜華は精密な読みを武器にした麻雀を得意とし、関西最強とも呼ばれる千里山女子の中でもトップレベルの強さを誇っています。さらに関西だけでなく全国にセーラと共に名が知れ渡っています。『咲 saki』の大将戦は能力者だらけになることが多いですが、それでも大負けすることなく対等に戦えていることからも、その実力の高さが伺えます。
スピンオフの『怜-Toki-』では、怜を勝たせるためにアシストに回り、怜が直撃を食らえばすぐに反撃していったり、怜が1位になればすかさず安手で場を進めて対局をコントロールするなど、幼少期から麻雀の実力は高かったようです。
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清水谷竜華は麻雀の実力は高いものの、しばらくは咲 saki特有の必殺技はありませんでした。しかし、全国大会の準決勝で、福岡代表の新道寺が見せたコンビプレーに触発され、怜との絆によって『枕神怜ちゃん』を召喚することに成功し、和了りまでの手順が見える能力が限定的に使えるようになりました。
この能力は自分が和了れる時だけ手順が示されるので、他の相手の能力が影響している時などは道が見えずに終わることもあります。また、示される和了り手は必ずしも竜華にとってベストというわけでなく、その局の最高点が出る形だけが現れます。
さらに、この能力は怜が膝枕をし続けた竜華の太ももから生まれた力であり、いわば怜の力を分け与えられたことで使用できています。なので、その力が切れると、道も示されなくなってしまうので、使うタイミングに気を配る必要もあります。
制約も多いですが、手順が見えた時はほぼ確実に和了れるので、使い方によってはかなり強力な必殺技になります。元の実力が高い竜華にとっては、いざという時にあると助かる技となっています。
先述したように、竜華には太ももに溜め込んだ怜の力を使った必殺技がありますが、実は他にも大きな必殺技があります。それは『ゾーン』と呼ばれるもので、ゾーンが発動した状態の竜華は『無極点竜華』となり、いつもより集中力と観察力が上がった状態になります。
ゾーンに入る事で神経が研ぎ澄まされ、対戦相手の呼吸や体温、心臓の鼓動などを感じ取れるようになります。その情報が加わることで持ち前の鋭い読みがより強化され、場の状況に応じた手を打ちやすくなります。この能力は風越女子の福路美穂子が使う開眼モードによく似ています。
欠点は集中力を上げるので疲労も溜まりやすくなり、そう何度も使うことができません。また、咲や穏乃、怜たちのような場を支配する能力でもないので、そういった相手を止めたい時には不向きな力ではあります。しかし、竜華の特徴を最大限に活かせるという点は、彼女にとって大きなメリットとなりそうです。
清水谷竜華を語る上で外せないのは、竜華のスタイルの良さです。平均的なスタイルが多い千里山女子の中で、身長も高くてメリハリのあるボディを持つ竜華はひと際目立ちます。連載していた雑誌の付録やグッズなどでそのスタイルの良さも実感できます。
一番のポイントは怜が絶賛する太ももです。太すぎず細すぎない絶妙な太ももで、竜華以上の太ももを持つ者はいないというお墨付きまでもらっています。他のメンバーではこの感触が出せないため、竜華以外に膝枕をしてもらう事は滅多にありません。
さらにこの太ももは怜の分身である『枕神怜ちゃん』を呼び出すためのパワーを溜めておくことができます。少しでもふともものサイズに変化があると、力が溜まらなくなってしまうので、実は凄く大事な要素になっていたりします。
清水谷竜華の名言といえば怜関連のセリフが多いです。常に一緒にいるため、発言が増えてしまうのも当然なのでしょう。その中でも特に有名なのはこのセリフです。
(太ももに手を置きながら)「ここに怜を感じる……!!」
全国大会の準決勝で周りの実力に気圧されてしまい、弱気になった竜華が太ももをさすりながら語ったこのセリフは、実は竜華自身も怜によって精神的に支えられていたことがよくわかります。一見するととんでもない発言にも見えますが、もしも怜がいなければ今日の竜華は存在しなかったことを考えれば、この発言の重みも違ってくるでしょう。
もう1つの名言は筆者が原作を読んでいて、良いなと思ったこのセリフです。
これは千里山女子のメンバーで合宿した夜、怜とテラスで夜景を眺めている時に竜華が語ったセリフです。前回のインハイで負けた江口セーラが柄になく泣いてしまったという話から、このセリフが出ました。
夏のインハイは部活をする高校生にとって大事な大会です。特に3年生はこの大会が最後になってしまうので、より気合いが入ります。普段は無理をしない怜が全ての力を振り絞ってまで3巡先まで予知しようとしたのも、江口セーラが普段よりも高い手を出していたのも、全国の猛者が集まるインハイという舞台が持つ力に引き寄せられたのかもしれません。
このセリフはこの作品だけでなく、現実でもインハイに臨む高校生たちにも通じる言葉だと思いますし、そういった意味でも素晴らしい名言だと思います。
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2017年12月にMBS系で放送された実写ドラマ版の『咲-Saki- 阿知賀編 episode of side-A』で清水谷竜華役を担当したのは、女優やグラビアで活躍する小倉優香です。身長もほぼ同じで、『リアル峰不二子』とも称されるスタイルの良さも相まって、まさに竜華役がピッタリな女優です。
「ミスセブンティーン」のファイナリストとなったことから注目を集め、東京ガールズコレクションでモデルデビュー。そして2015年に日本テレビ系のドラマ『学校のカイダン』で女優に初挑戦し、『咲 saki』を始めとして数多くのドラマに出演、これからの活躍が期待される若手女優です。
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清水谷竜華の声は声優の石原夏織が担当しています。『輪廻のラグランジェ』で初主演を務め、そこから『アイカツ』『マギ』『緋弾のアリア』など多くの作品でメインキャラクターを演じ、人気と実力を兼ね備えた声優として知られるようになりました。
声優活動だけでなく、歌手活動も行っており、同じく声優の小倉唯とのユニットである『ゆいかおり』や阿知賀編の主題歌を担当した声優アイドルグループの『StylipS』で活動しました。現在はソロ活動のみを行っています。愛称はキャリー。趣味はカラオケやダンス、漫画を読むことです。
今回は清水谷竜華について紹介しました。明るく朗らかなキャラクターは注目されても、こと麻雀に関しては怜の影に隠れがちな存在ではあります。しかし、対局を重ねるごとに新たな力に目覚めていく竜華の成長は目を見張るものがあります。全国大会が終わってもどんな成長を作中で見せてくれるのか楽しみなキャラクターです。
千里山女子には他にもキャラの濃い面々が揃っているので、ぜひ注目してみてください。より咲の世界観を楽しめること間違いなしです。
咲-Saki- 阿知賀編 episode of side-A 6巻より