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天江衣は龍門渕高校2年生で団体戦の大将。「咲 saki」に数人登場する「牌に愛された子」の一人です。本編から遡ること一年前のインターハイで最多獲得点数記録を達成した人物であり、プロアマの集う親善大会では優勝した過去があります。その実力は折り紙つきであり、実力は全国的に知られています。「咲 saki」本編に登場する人物でも上位の強者です。
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天江衣は金色の長髪にうさみみのようなヘアバンドを常につけているところがチャームポイントであり天江衣のアイコンでもあります。とても幼い外見をしており、身長に至っては127cmと「咲 saki」に登場する人物で最小です。
その幼い外見がコンプレックスになっており、子供扱いされることを極端に嫌います。「こども」という単語に異常なほど反応し、「こどもじゃなくてころも!」と言い返すことも。主人公の咲に「衣ちゃん」と呼ばれると「ちゃんではなく」と毎回返すため、これはお約束のやり取りになっています。
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プロ雀士である藤田靖子にとても好かれていますが、彼女に撫でられる、抱きかかえられるなど子供扱いされるため、天江衣は彼女のことをあまり良く思っていない模様です。
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天江衣は本編の6年前に両親が事故で亡くなり、親戚である龍門渕家へ引き取られました。しかし、彼女が内包する底知れぬ恐ろしさに怯えた当主は別宅に天江衣を移し、軟禁状態に近い生活を強いられることになります。
学校に通っても天江衣が持つ異質さから全く友達ができず、孤独な学園生活を送っています。
アニメ版「咲 saki」で天江衣を演じるのは「らき☆すた」の柊つかさ役や「Aチャンネル」の百木るん役、「新妹魔王の契約者」の成瀬万理亜役で有名な声優及びナレーター、歌手の福原香織さん。
福原香織さんは幼い頃から声優になることを目標としていて、15歳で単身上京します。16歳の時に「ボイスニュータイプ」誌が主催した「声優オーディションツアー」でVOICE NEW TYPE&avex mode賞を受賞し、これがきっかけとなり17歳から芸能活動をスタートさせます。2005年、テレビアニメ「うえきの法則」のプティング役でテレビアニメデビューを果たします。
福原香織さんは歌唱力を高く評価されていて、2007年に第12回アニメーション神戸で主題歌賞を受賞し、2009年には第2回声優アワードで歌唱賞を受賞しているほど。2014年からは「FUNCTION6ch」として活動しています。
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ドラマ版「咲 saki」で天江衣を演じるのは菊地麻衣さん。彼女は芸能事務所「ホリプロ」に所属している子役女優です。菊地麻衣さんは身長146cm、体重27.3kgと天江衣に近いものを持っています。演じるべくして演じたと言えるでしょう。
代表的な出演作は「アンフェア the special」や「貞子VS伽椰子」「貞子3D2」です。「貞子VS伽椰子」では霊感の強い盲目の少女である「珠緒」を演じ、高い評価を得ています。
実写版「咲 saki」では金髪うさみみカチューシャという「コスプレ感」が出てしまうと言われていた天江衣を見事に演じきり、ハマり役と評価されています。中には実写版「咲 saki」で誰よりも魅力的な演技をしていたと絶賛する声も。菊地麻衣さんは今後の活躍が期待されている若手女優の一人です。
天江衣とエビフライは切っても切り離せない関係です。天江衣の好物はエビフライ。昔、両親と一緒に食べた「ハンバーグエビフライ」に感激したというエピソードがあります。そこから金髪うさみみカチューシャがエビフライみたいに見えるという点と「衣」というフライを意識させる名前から「まるで本人がエビフライみたいだ」というという意見がファンから多数あがっています。
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友達と呼べる存在がいない孤独な学園生活を送っている天江衣。そんな彼女を不憫に思わったのが龍門渕透華です。龍門渕透華は天江衣に対等に接することができる友達を探すべく奔走します。龍門渕透華の父親は天江衣を軟禁状態にした本人です。その娘である龍門渕透華が彼女を救うべく動いている関係は美しくも少々不思議な関係と言えるでしょう。
龍門渕透華は天江衣に友達ができるよう麻雀部のメンバーに井上純、国広一、沢村智紀を様々な場所からスカウト等して呼び寄せました。龍門渕高校麻雀部のメンバーは部の戦力として必須な要員であるとともに天江衣の友達なのです。少々ずれているフシもありますが、龍門渕高校麻雀部の目標は全国大会で勝利することと並行して天江衣の友達を増やすという2つが存在しています。
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天江衣の能力は「場の支配」。この能力によって相手に不要牌ばかり引かせ続けたり、自分が引く牌をほぼ100%察知するなど自分に有利な場を作り上げることができます。
天江衣のこの能力を活かした最大の武器が「海底撈月」。海底牌にどの牌が埋まっているかを把握して自分が海底牌を引くためにツモ番を調整。「連続海底ツモ」「リーチ一発海底ツモ」など普通ではありえない和了を連発することができます。
天江衣の能力は特殊であり、時間帯と月齢により威力が変動するという特性を持ちます。満月の夜が最強で新月の昼が最弱となるため、団体戦では登場時間が一番遅くなる大将に置かれています。
その圧倒的な強さから対戦相手を舐めることが多く、わざと手を安くして相手を0点で生かしたり、速度に異常ともいえる緩急をつけて他家の精神をかき乱しにいくなど、じわじわと心を折りにいく打ち方をします。この「悪い癖」はとある対局において天江衣に手痛いお灸をすえることになります。
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最強に近い強さを誇る天江衣の得意技「海底撈月」は多くの対戦相手の心を折ってきました。場を支配することで対戦相手に「打つ手なし」という状況を作りだすことができる天江衣の能力ですが、唯一王牌や極端なセオリー外の打ち手には支配が及ばないという欠点があります。
「咲 saki」の主人公・宮永咲は王牌を支配することができ、トリッキーな打ち方をするため、天江衣による場の支配を受けることがありません。そのため、宮永咲との相性は最悪であり彼女との対局は天江衣の最大のピンチだったと言えるでしょう。
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天江衣は「咲 saki」の外伝である「阿知賀編」の主人公・高鴨穏乃と阿知賀女子学院の強化練習試合の相手として卓を並べたことがあります。
対局では高鴨穏乃の能力により自分の最大の武器である「海底撈月」を相殺され、和了することができなくなりました。この経験と全国大会準決勝で活躍する高鴨穏乃を見て「咲 saki」の主人公である咲の能力を破る可能性を示唆するほど高く評価しています。
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圧倒的な強さを持っているゆえに内包している異質さと感じている孤独。特別な才能を持つために対戦相手の完膚なきまでに打ちのめしてしまうことで相手に疎まれることが多く、純粋に麻雀を打つという行為が楽しめなくなっている天江衣の悲しみが伝わってくる名言です。
とても難しい言い回しですが、「長期的に感じる幸せは存在せず、何かを行っている最中にこそ幸せは感じるものである」ということ。対局で結果的に対戦相手を完膚なきまで叩きのめしてしまう天江衣にとって対局が終わってから相手と顔を合わせている時間は苦痛でしかないのでしょう。だからこそ対局中くらいは麻雀を打つ幸せを感じたいという切ない想いを感じるセリフです。
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原作で1ページを丸ごと使い、腰に手を当てて自信たっぷりに言い切ったセリフ。相当の自信を持っていないとこのようなセリフは出てきません。いかに天江衣が自分に自信を持っているかが伺える印象的なセリフです。
訳すと「ハギヨシ最高!!死んでしまったペンギンが生き返った!」といった意味合いになります。壊れてしまった大好きなペンギンのぬいぐるみをハギヨシが縫合して直してくれたときに嬉しさのあまり口にしたセリフ。強者ゆえの孤独に耐え続けている天江衣ですが、実際は年相応の少女だということを実感させられるセリフです。
両親のことを思い出し、一緒に食べたハンバーグエビフライのことを語る天江衣。11歳前後で両親と永遠に引き離されるなんて悲劇以外の何者でもありません。天江衣が両親を恋しく思う気持ちが痛いほど伝わってくるセリフです。
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天江衣には対等に付き合うことのできる友人が一人もいませんでした。麻雀も「牌に愛された子」と呼ばれるように「特別」な自分に縛られ、義務感や自分の存在証明のために打っている傾向が強く、自分の意思で打っているわけではありませんでした。
しかし、宮永咲との対局の際に自身の圧倒的な強さを見せつけるも、怯むことなく向かってくる宮永咲に自分を倒す可能性を感じます。その可能性を確認することを望んだ天江衣は、初めて自分の意思で麻雀を打つことを決めます。結果的に敗北しましたが、負けたことにより「特別」な自分から解放されることに成功。宮永咲という自分と対等に付き合うことのできる友人を見つけたことにより、己の異質さゆえに感じていた孤独も消すことができました。
以降、自分を「特別」から開放してくれた宮永咲をとても慕い、4校合同合宿では誰よりも先に宮永咲を麻雀に誘うほど信頼を置く友人として付き合っています。
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小柄でいわゆるロリキャラな見た目から難解な言葉回しを好んだり、圧倒的な強さで対戦相手を叩きのめしていく天江衣は、可愛さと格好良さが同居している魅力的なキャラクターです。異質とも言えるほどの強さを持っているために感じていた孤独から主人公が開放するという展開も王道で胸が熱くなります。天江衣はまさしく主人公の前に立ち塞がる理想的なライバルキャラクターと言えるでしょう。
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