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2007年に公開され話題を呼んだ恋愛アニメ映画「秒速5センチメートル」。新海誠さん監督のアニメとしてその名前を知っている人も非常に多いかと思います。
今回はそんな秒速5センチメートルのあらすじや物語の結末などを簡単に紹介していきます。
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「秒速5センチなんだって」、秒速5センチメートルの物語は明里が貴樹に対して言ったこの台詞から始まりました。
東京にある小学校に通い仲が良かった2人でしたが、明里のほうは小学校を卒業したときに栃木のほうへと引っ越すことになってしまいました。そうやって離れてしまった後も2人は文通をしていました。しかし貴樹のほうも鹿児島へと引っ越すことになってしまいます。
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鹿児島と栃木に分かれてしまうことになった2人はいよいよ電車ではいけないほど遠い距離になってしまうのだと実感することになりました。
貴樹は明里の最寄りの駅を調べてから会う約束をしました。2人が会うのは1年ぶりくらいになります。
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貴樹が明里に会いに行こうと電車に乗っていたのですが、雪が降っていたことで電車が遅れてしまうこととなります。途中で電車が止まることにもなり、そのことを知らずに未だ待っている明里には先に帰っていてくれることを願っていました。
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約束の時間を大幅に過ぎた夜の11時、彼はようやく約束の場所へと着きます。彼女もまたずっと待っていたようで震えながら待っていました。彼の姿を見た明里はまた会えたという嬉しさやもう来てくれないのかもという不安から彼の手を握って涙を流しました。
明里が作ってきたお弁当を2人で食べます。もう終電の時間も過ぎてしまっているので、2人は駅から外に出て歩き始めました。
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歩いていくと、大きな木がありました。その木は小学校を卒業したときに2人で見た桜の木にそっくりで、2人はそこでキスをしました。
2人は畑にあった納屋で毛布にくるまって一晩をそこで過ごしました。次の日、2人は駅で別れます。電車の扉が閉まるとき、明里は「貴樹くんはこの先も大丈夫だと思う!絶対!」と声をかけてきます。
2人とのお互いに向けて手紙を書いていましたが、渡すことはありませんでした。
丘の上には高校生へと成長した貴樹がいます。そして隣には明里を思わせるひとりの女の子がいました。鹿児島の高校に通っている花苗は貴樹に恋心を抱いていました。
彼女は自身の進路に悩んでいて、また趣味でしていたサーフィンも上手くいきませんでした。教師にも呼び出されることとなってしまいます。
そんな花苗は偶然を装い、度々貴樹の帰りを待って一緒に帰っていました。2人で一緒に帰っていた日、2人が歩いている目の前をロケットが積まれている車がゆっくりと通っていきます。
その輸送車を見て、花苗は「時速5キロなんだって」と言いました。そのとき、貴樹ハッとします。明里の言葉を思い出しました。
花苗は久しぶりにサーフィンに上手く乗れました。こんな今日こそ彼に告白しようと決心します。そして2人は歩いて一緒に帰ることとなりました。
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しかし告白しようと決めていたのになかなか言えず、泣き始めてしまいます。花苗は貴樹がいつも自分に優しくしてくれているけれど、そのところ自分のことを見ておらず他の別の人のことを見ているということに気がついていました。
そんな貴樹に優しくされると彼女は悲しくなってしまい、泣いてしまいました。そんな2人の後ろからロケットが飛んでいきました。
花苗は自分の気持ちが彼に伝わることはないのだと思い、その日は泣きながら眠っていきました。
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貴樹は大人になって東京で働いていました。貴樹には3年程度付き合っていた彼女がいました。しかしあるとき彼女から「1000回メールしても心は1センチくらいしか近づけませんでした」というメールが届いて、別れることとなりました。
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この頃、明里も東京に住むようになっていましたが、彼女には既に結婚した相手がいました。最後に会ってから一度も会うことがなかったけれど、ずっと明里のことを思い続けていた貴樹でしたが、大人になった彼らはもう別々の道を歩いていました。
貴樹が踏切を歩いていたら、明里と思わしき女性とすれ違いました。貴樹が踏切を渡ったところで振り返ってみます。しかしその瞬間、電車が通り過ぎていきます。電車が通った後、そこにはもうその女性の姿を確かめることは出来ませんでした。
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秒速5センチメートルの漫画のあらすじは映画の秒速5センチメートルとほぼ一緒となっています。しかし理紗の話が大きく追加されています。
貴樹はSEとして働いていましたが、とても多忙で精神や体力ともに削られていきました。そして彼は3年間ほど付き合っていた彼女、理紗に仕事を辞めたいと伝えます。
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理紗からは親と会って欲しいと頼まれますが、貴樹は仕事を辞めるし会えない、今は将来なんか考えられないと言ってしまいます。
それから貴樹は理紗を避けるようになりました。理紗はちゃんと向き合って欲しいと逃げる貴樹を捕まえて、貴樹が一番見せたくないものを見せて貰いに行くことになりました。
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その場所に行く途中に 貴樹は理紗へとメールで自身の気持ちを伝えます。口で直接伝えることは出来ないほどに彼の感情は複雑だったようです。
駅に着いて電車から降りる理紗、そして貴樹くんと呼ばれたとき、彼は彼女に明里の姿を重ねてしまって電車から降りることが出来ませんでした。そして彼女を駅に置いていってしまいます。
彼は後日に彼女の家を訪ねます。謝ろうとする彼ですが、彼女は怒っていません。しかし、彼をまだ好きではありつつも、もう彼と付き合っていくことは出来ないと思って、別れを告げました。
その後、理紗は髪を少し切っていたりしている姿が見られ、彼女も彼女なりに前に進もうとしているようでした。
映画ではメールだけ来ておりまったく出番のなかった彼女ですが、漫画ではここまで出番が増やされています。
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秒速5センチメートルの小説版のあらすじもほぼ一緒になります。しかし小説ゆえに細かい描写がされていたり、他では分からなかったことが小説で分かったりして、理解も深まります。
結末も同じく踏切ですれ違います。貴樹はこの電車が通り過ぎたら前に進もうと決めます。元気そうにしている明里を見て彼は安心し、もう大丈夫だと微笑んで前に進み始めました。
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小説のほうが若干ハッピーエンドな感じになっています。
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秒速5センチメートルは3つの媒体に展開されていますが、どれも話は同じとなっています。しかしながら描写が増えていたり、視点が変わっていたり、追加エピソードがあったりと非常に楽しめるようになっています。結末も基本は同じ結末ながら、印象が変わっていたりします。
どれか1つを見たからいいや、とかいうのではなくどれか1つを見たからこそ他の媒体の秒速5センチメートルも見るべきでしょう。映画が原作ですが、漫画や小説なども含めて1つの作品として完成しているのが秒速5センチメートルと言っても過言ではありません。
以上、秒速5センチメートルの映画、漫画、小説のあらすじ紹介でした!