赤ワインと白ワインの違い
まずは、赤ワインと白ワインの違いから見ていきましょう。その名の通り、赤ワインは真っ赤な色、白ワインは、白みがかった透明な色をしています。また、原材料となるブドウの種類や製造過程も大きく違うので、味や飲み方も大きく変わってきます。
赤ワインの特徴
赤ワインは渋みと深い風味があるのが特徴です。黒ブドウから造られており、皮や種も一緒にして果汁を絞り発酵させています。白ワインよりもポリフェノールが多く含まれています。複雑な味や香りを楽しめるため、ワイン好きの方は赤ワインを好むことが多いです。
白ワインの特徴
白ワインは、口当たりがよくフルーティなのが特徴です。白ブドウから造られており、皮や種は全て取り除き果汁のみを発酵させています。渋みが無いので、ワインを飲みなれていない方はまず白ワインから始めるのがおすすめです。
ワインの飲み方のコツ①温度をチェック
ワインを飲むにあたって重要なのが温度です。温度によって味の感じ方が違ってきますし、種類によって冷やす方が美味しいもの、そうでないものがあります。また、季節によって常温の温度が違うので、その点も注意が必要です。
赤ワインの最適な温度は?
「赤ワインは常温」というのが一般的だと言われていますが、これはヨーロッパの常温で、約18℃。また、先ほども述べたように、季節によって常温の温度が変わってきます。ですから、春~夏にかけては、家庭ではむしろ冷やす方が美味しく飲めます。
一般的に赤ワインの最適な温度は、こくのある赤ワインは15~18℃、軽めの赤ワインは10~14℃と言われています。
白ワインの最適な温度は?
白ワインは冷やすのが一般的で、甘口のものほど、冷やした方が甘さが抑えられ、味が引き締まります。辛口の白ワインは7~14℃、甘口の白ワインは5~8℃に冷やすのが最適と言われています。
ワインの飲み方のコツ②ワイングラスの持ち方
ワイングラスには足がついています。これは、手で持つときに、ワインが入っている部分に触れて温度が上がってしまうことを防ぐためです。足の部分を中指と薬指ではさみ、そのまま親指・人差し指・中指で足の上の方をつまむと安定します。
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ワインの飲み方のコツ③ワインの保存方法
ワインを保存しておく際にも温度に気を付けましょう。一番良い方法はワインセラーに保管することですが、家にワインセラーがあるという方は少ないのではないでしょうか。
家にワインセラーが無いという方は、季節によって保管する場所を選びましょう。夏は冷蔵庫の野菜室で冷やす、冬は暖房の効いていない室内に保管するのがおすすめです。また、一度栓を開けてしまうとだんだん劣化してしまうので、長期間の保存はせずになるべく早く飲みきりましょう。
一度栓を開けたワインを保存するのにおすすめの道具が「バキュバン」です。瓶の中の空気を抜いて劣化を防ぎます。インターネットで手軽に購入できるので、数日中に飲みきれない時にぜひ使ってみてください。
ワインの選び方のコツは品種をチェック
ワインは品種によって味ががらりと変わってきます。それぞれの品種のワインをいくつか飲んでみて自分の好みの品種を見つけると、ワイン選びがスムーズになります。
赤ワインの品種
・ピノ・ノワール(Pinot Noir)はフルーティで飲みやすい品種です。その年のブドウの出来によって味が変わってくるので、色々な年のものを飲み比べてみるのもおすすめです。
・カベルネ・ソーヴィニヨン(Cabernet Sauvignon)は渋みがあるのが特徴です。熟成させる期間によって味が変わるため、様々な味が楽しめます。
・メルロー(Merlot)は、ピノ・ノワールとカベルネ・ソーヴィニヨンの中間のようなワインです。カベルネ・ソーヴィニヨンより酸味が少なく、まろやかな味わいが特徴です。カベルネ・ソーヴィニヨンとブレンドして造られることも多く、バランスの良い風味が人気です。
白ワインの品種
・シャルドネ(Chardonnay)は、一番有名な白ワインに使われる白ブドウの品種で、「白ワインの女王」と呼ばれています。環境適応能力が高い品種で、世界中で造られており、育った地域によって味が変わってくるのが特徴です。色々な土地のものを飲み比べてみるのもおすすめです。
・ソーヴィニヨン・ブラン(Sauvignon Blanc)は爽やかな味わいが特徴です。青草のような風味があり、熟成の期間によって味が大きく変わってきます。熟成期間が早いうちは青草の風味が強いですが、長く熟すと南国風のフルーティな香りが楽しめます。
手軽に様々な飲み方が楽しめる、ワインの簡単アレンジ
ワインが苦手という方でも、アレンジ一つでぐんと飲みやすくなります。また、誰かが家に遊びに来たときのおもてなしにも活躍します。アレンジレシピのレパートリーが増えることで、毎日の晩酌が楽しみになること間違いなしです。
赤ワインのカクテル
・ホットワイン
引用: https://img.cpcdn.com/recipes/4862269/m/97596011a82f8310bf3324a51292dc3d.jpg?u=17288117&p=1514373699
ワインを温め、オレンジジュースで割ります。香りづけにシナモンスティックを入れて完成です。身体が温まる、寒い日に最適のカクテルです。
・キティ
引用: https://img.cpcdn.com/recipes/3245009/m/7513ff86f72ba115a4ca5bc225be92eb.jpg?u=7003538&p=1434611398
ワインをジンジャーエールで割るだけの簡単カクテルです。赤ワインの渋みが苦手な方にも飲みやすい、さっぱりした味になります。
白ワインのカクテル
・キール
引用: https://img.cpcdn.com/recipes/1485829/m/d5df1cea720955ae89ac75029a93780d.jpg?u=1291752&p=1412821076
白ワインにカシスリキュールを加えます。白ワインベースで最も定番のカクテルです。甘くて飲みやすいので女性にもおすすめです。
・スプリッツァー
引用: https://img.cpcdn.com/recipes/1490047/m/2de6e536de632f92368ef540c4abf9ed.jpg?u=1291752&p=1310550312
白ワインをソーダで割り、スライスしたレモンまたはライムを添えます。爽やかで、暑い季節にぴったりのカクテルです。
ソーダの代わりにビールで割るアレンジもあり、こちらはビール好きの方にもおすすめです。
カクテル以外の飲み方・アレンジ
カクテル以外にも、アイスやゼリーにかけたり、フルーツを合わせたりするのもおすすめです。見た目も華やかになり、パーティなどでも大活躍します。大人向けのアレンジレシピ、ぜひ試してみてください。
普段の家飲みに!おすすめ安うまワイン
ワインと言っても高いものから安いものまで星の数ほど種類があります。ここでは、家庭で気軽に楽しめる、コスパの良い安うまワインをご紹介します。
赤ワイン
サンタ・ヘレナ・アルパカ・カベルネ・メルロー 750ml
価格
¥ 518
チェリーのような果実味と深みのある酸味が特徴です。それでいて500円台という驚きの低価格。コンビニやスーパーでも気軽に購入でき、リピーターの多い商品です。
コンチャ イ トロ カッシェロ デル ディアブロ カベルネソーヴィニヨン 750ml [チリ/赤ワイン/辛口/フルボディ/1本]
価格
¥ 1,271
辛み、渋みが特徴で香りがよくコクもあります。肉料理にもよく合い、キャップもスクリューキャップ(コルクではなく手で回して開けられるもの)なのでお手軽です。辛口好きの方におすすめの一品。
白ワイン
【ボルドー1級シャトー ラフィットが手がけるチリワイン】ロスヴァスコス ソーヴィニヨン・ブラン 750ml [チリ/白ワイン/辛口/ミディアムボディ/1本]
価格
¥ 1,282
フルーティでコクがある辛口の白ワインです。癖が無いのでどんな料理にでも合うのが魅力。
【100年の歴史ある甘口ドイツワイン】 マドンナ リープフラウミルヒ 750ml [ドイツ/白ワイン/甘口/ミディアムボディ/1本]
価格
¥ 1,008
フルーティな甘口の白ワインです。飲みやすいので、ワインが苦手な方や女性にもおすすめ。
料理と合わせる飲み方
ワインはそれぞれの特徴に合った料理があります。自宅で飲む際は、ぜひ料理も合わせて考えてみてください。
赤ワインに合う料理
・ピノ・ノワールには鶏肉やきのこ料理などがおすすめです。軽口なので野菜にもよく合います。
・カベルネ・ソーヴィニヨンには、牛肉などの赤身の肉が合います。ステーキなど、焼いた肉がおすすめです。
・メルローには、鶏肉など肉料理によく合います。やわらかい肉料理に合わせると良いです。
白ワインに合う料理
・シャルドネには、シーフードや豚肉・鶏肉が合います。クリーミーな料理に合わせるのも○。
・ソーヴィニヨン・ブランには、野菜やシーフードがおすすめ。ハーブを使った料理とも相性が良いです。
赤ワイン・白ワイン以外のワインとその飲み方
赤ワイン・白ワイン以外にもロゼワインや、白ワインの一種であるシェリー酒などがあります。ロゼワインは赤ワインと白ワインの中間のようなワインで、冷やすものもあれば常温のものもあります。
シェリー酒は一癖ある白ワインで非常にフルーティなのが特徴です。ドライシェリーは冷やすのが一般的で、その他にデザートワインのような甘いものもあります。赤ワイン・白ワインを堪能したら、ぜひこちらのワインも試してみてください。
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まとめ・自宅でも実践できるワインの美味しい飲み方
初心者でもできるワインの見分け方、アレンジをご紹介しました。大きなポイントは、冷やす温度とブドウの品種です。
これで、自宅で気軽にワインを楽しめること間違いなしです。ワインはまだまだ奥が深いので、自分の好きな味やアレンジ、組合せなどをぜひ見つけてみてください。