酒粕とは
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「酒粕(さけかす)」とは、その名のとおり、日本酒などのもろみを圧搾した後に残る白色の固形物のことをいいます。水分・炭水化物・蛋白質・脂質・灰分、さらにはペプチド・アミノ酸・ビタミン・酵母などの栄養素が豊富なため、健康や美容に対する効果が期待され、近年注目を浴びている食品です。
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その酒粕には、アルコール分が約5~8%含まれています。まずは、酒粕を授乳中や運転前に摂取するとどのように影響するのか、アルコールを飛ばしても栄養は残るのかなどについてみていきましょう。
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酒粕のアルコールの授乳への影響
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赤ちゃんへ授乳中の母親が酒粕を摂取した場合、アルコールはどのように影響するのでしょうか。まずアルコールを摂取すると、そのアルコールは、胃から約20%、小腸から約80%が吸収され、血液に入り全身にいきわたっていきます。そして母乳というのは、母親の血液から作られています。そのため、母親がアルコールを摂取すると、母乳にもアルコールがいきわたり、赤ちゃんにも摂取させてしまうことになります。
赤ちゃんの内臓というのは大人と違って未発達のため、アルコールを分解することができません。アルコールを含んだ母乳を与えてしまうと、赤ちゃんがなんらかの疾患を発症するリスクが高くなるため、授乳中にアルコールを含んだ酒粕を摂取することは避けましょう。どうしても授乳中に酒粕を食べたい、というのであれば、酒粕を加熱してアルコールを十分に飛ばしてから食べることをおすすめします。
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酒粕のアルコールの運転への影響
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では、酒粕を食べてから自転車や車を運転した場合、どのような影響があるのでしょうか。酒粕にはアルコール分が約5~8%含まれているため、アルコールを飛ばさずに酒粕を摂取して自転車や車を運転すると、法律違反になる可能性があります。
近年は呼気中のエタノールが低濃度でも検出できるようになったため、酒粕で作った粕汁を飲んでから自転車を運転し、酒気帯び運転容疑で書類送検されたという事例もあります。そのため、自転車や車の運転前の酒粕の摂取は控えた方がよいでしょう。どうしても運転前に酒粕を食べたいという場合は、アルコールを十分に飛ばしてから摂取することをおすすめします。
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酒粕のアルコールを飛ばしても栄養は残る?
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酒粕のアルコールを飛ばすと、栄養は残るのでしょうか。酒粕のアルコールを飛ばすには加熱する必要がありますが、そうるすと熱によって失われる栄養素がいくつかあります。例えば、酵母やビタミン類などです。酒粕に含まれる酵母は約40℃の熱で死んでしまい、ビタミン類は熱によって壊れやすくなってしまいます。
しかし、熱によって失われない栄養素もあります。熱に強い食物繊維やミネラルなどです。よって食物繊維やミネラルの摂取が目的の場合は、アルコールを飛ばしても影響はありませんが、酒粕の栄養素を余すことなく摂取したい場合は、できるだけ加熱しないことをおすすめします。
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栄養のある酒粕ですが、どのようにして食べたらよいのかわからない、という人も少なくないようです。こちらの記事では、酒粕の食べ方について紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
酒粕のアルコールに気をつけて摂取しよう!
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今回は、酒粕のアルコールを飛ばしても栄養は残るのかや、アルコールの授乳・運転への影響について紹介してきましたが、いかがでしたか?授乳中や運転前に酒粕を摂取する場合は、アルコールを十分に飛ばしてから摂取しましょう。酒粕は栄養価や美容効果も高いため、アルコール分に気をつけながら、上手に食生活に取り入れることをおすすめします。