引用: https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/61ZKgIWm7DL._SY346_.jpg
ボボボーボ・ボーボボは2001年から2007年まで『週刊少年ジャンプ』で連載されていたギャグ漫画です。
作者は澤井啓夫さん。
独特な荒々しい作画や独自の作風で、連載当時のジャンプを代表とするギャグ漫画の一つです。
ギャグの勢いがすごすぎて、読者も突っ込まずにはいられません。
次に何が起こるのか分からない、意味が分からないけど面白い、ぶっ飛んでいて面白い。
ジャンプのギャグ漫画の中では知名度の高い作品だと思われます。
真説ボボボーボ・ボーボボ 1 (ジャンプコミックス)
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ボボボーボ・ボーボボの最大の魅力といえば何と言っても不条理すぎる常軌を逸したギャグです。
何をどうすればこんなギャグが出来上がるんだ……?と衝撃を受けるような展開になっています。
ツッコミ役にビュティという少女がいるのですが、彼女のツッコミも読者の気持ちを代弁しているかのようなうまいツッコミで、読んでいると自分もボーボボたちのいる世界で、彼らの奇行を目の前で見ているような気分になります。
例えば…
味方のはずなのに大技に巻き込んで敵ごとなぎ倒す。
味方を踏み台にして敵にダメージを与える。
合体するとキャラクターの特徴が全くない別次元のキャラクターが出てくる。
合体時間は1分と言っているのに、やたらとのんびり戦っている(1人だけ5時間がいます)。
一度ボーボボを読むと、インパクトが強すぎるため思い出すだけでお腹がいっぱいになります。
ボーボボはギャグが斬新というか、変な方向へぶっ飛んでいるため、多くの読者の腹筋(ついでに編集者の腹筋)を破壊してきました。
例えば、
「ボーボボよ、この傷を覚えているか?」「その傷は!!!」と過去に何か因縁が?と思わずにいられない場面で「今ケガした」というシーンです。
当時の読者からビュティばりのツッコミがさく裂したことでしょう。「今かよ!!」と……。
他にも
「ついてこい」からの「ただしつけもの、テメーはダメだ」
ボーボボのアフロの半分を開けたらリスのカップルが別れ話をしていた。
パンツとアヒルの間に生まれた子供が白鳥(女性もののパンツにアヒルの首がくっついている)
など、常人のギャグとは思えません。
特に「ただしつけもの、テメーはダメだ」は一時期流行っていましたね。
『けものフレンズ』の「ようこそジャパリパークへ」という曲に「けものはいても のけものはいない」という歌詞があるのですが、その直後に「ただしつけもの、テメーはダメだ」というボーボボのセリフが付けたされた動画がありました。
作曲者であるオーイシマサヨシさんはこの動画を見ており、イベントで実際にやったこともあるほど。
まさかボーボボがこんなところで日の目を浴びるとは思いもしませんでした。
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ボボボーボ・ボーボボはギャグ漫画でありバトル漫画でもあります。
ボーボボにおいて最大のギャグの見せ場であり「真拳」という大技を披露してくれます。
真拳とはいわば特定の流派のようなもので、ボーボボなら「鼻毛真拳」ところ天の助なら「プルプル真拳」といったように、主要なキャラクターや敵キャラクターが使用できます。
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魚雷ガールはマルハーゲ四天王の一人であるOVERという男が変身した姿です。
OVERは極悪斬血真拳の使い手で大きな鋏を使って敵を切り刻むことを得意としています。
もちろん変身後の魚雷ガールも同じ技を使うのですが、OVERのものと違って魚雷の特性を生かした強力な奥義と化しています。
魚雷ガールでまず目を引くものといえば見た目です。
魚雷に顔がつき、手足を無理矢理くっつけた女性、年齢は28歳、体重は1トンあります。
「OVERは26歳で男だったのに、何がどうしてこうなったんだ、設定が無茶苦茶じゃないか!」
と納得ができない方も多いことでしょう。
でもこれがボボボーボ・ボーボボです。諦めてください。
自己紹介では似ている芸能人は藤原紀香だと書いてあります。
……本人がそう思うならそうなんでしょうね。本人にとって。
ボボボーボ・ボーボボ (9) (ジャンプ・コミックス)
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魚雷ガールはかつて滅ぼされたとされている伝説の「ボケ殺し」の生き残りです。
そして作中最強、それどころか最強議論の候補に挙げられるほど強いキャラクターでもあります(こんなふざけた見た目なのに)。
ボボボーボ・ボーボボというギャグ漫画において、間違いなく最強の一角です。
ボーボボたちのボケに反応して即座にツッコミ(物理)ます。
ボーボボたちも自覚があるのか魚雷ガールがボケ殺しであることを知って膝から崩れ落ちるほどです。
おふざけは許さない!と豪語しているだけあって、少しでもふざける素振りを見せたら魚雷としての威力をいかんなく発揮してくれます。
首領パッチが首領パッチソード(ただのネギ)を持って突進すると、「ただのネギじゃない!」と叫んで首領パッチを真っ二つにします。
ボケなかったらボケなかったで「存在そのものがふざけている」という理由で攻撃します。
なんて性質の悪い女なんでしょう。
ボボボーボ・ボーボボ 11 (ジャンプコミックス)
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ボボボーボ・ボーボボ 奥義8 [DVD]
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実は破天荒に好意を持っています。
そのアプローチ方法は常軌を逸していて、致命傷を与えるが如く突撃することです。
実際にこのアプローチを受け続けたことで破天荒は瀕死の重傷を負っていました。
もしもハジケ組に助けられなかったら確実に命を落としていたでしょう。
アプローチ(?)するだけならまだしも、魚雷ガールは破天荒に対して「殺印」という呪いを施しています。
この呪いによって破天荒に苦痛を与えて縛り、自分の意のままに操ろうという魂胆です。
作中でも破天荒はツルツルリーナ4世から命じられてボーボボたちをOVERのもとへとおびき寄せていました。
要するに全部魚雷が悪いんです。
魚雷ガールが倒された暁には破天荒も無事に殺印から解放されました。
こんなことがあったので、破天荒は魚雷ガールを恨んでいます。
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魚雷ガールの声優は西川宏美さんです。
分かりやすい大人の女性の声という感じで、女教師、女上司といった印象のセクシーさのある声をしています。
魚雷ガールは女教師系な感じです。
「何故なら私は魚雷だから!!」と連呼するのですが、まったく説得力がないのに妙な力を持っていて不思議な感覚でした。
真説ボボボーボ・ボーボボ 7 (ジャンプコミックス)
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魚雷ガールの口癖のようなセリフです。
事あるごとに口にしており、何の根拠もないのに妙な力強さを持っています。
一番厄介なのは本人が強いことですけどね。
魚雷ガールが笑うときはこのような笑い方をします。
「そうやって笑うの!?」とビュティからツッコまれていました。
無理に魚雷の要素をツッコまなくても…と思ってしまいますね。
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今回は魚雷ガールについてまとめてみました。
ギャグ漫画であるボーボボにとっては理不尽なまでに強力なキャラクターですよね。
というかふざけていてもなくても断罪されてしまうのでできれば近づきたくないキャラクターです。
最終的にはボーボボたちに手を貸してくれる存在になるためありがたいですが、敵になるとこれほど恐ろしい存在はいないでしょう。
本日は読んでいただきありがとうございました。
ボボボーボ・ボーボボ 4 (SHUEISHA JUMP REMIX)
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