LANケーブルを自作する方法・コツ!必要な工具・キットは?簡単な作り方を紹介
近年デジタルの成長は著しいものがあり、特にネットは前代の生活に必要不可欠なものとなっています。そんなネットにパソコンやゲーム等に必要不可欠なアイテムであるlanケーブルを自作する方法がある事をご存知ですか?今回はlanケーブルを自作する方法やコツについて紹介していきます。
そもそもlanケーブルとはどんなものの事を言うのかという基本的なことから、lanケーブルを自作するために必要な工具やキットの紹介や自作するメリット・具体的な自作方法について丁寧に説明していきますので、デジタルに疎い方も是非最後まで読んで参考にしてみて下さい。
パソコン・ゲーム・スマホ等でネットは使っているけど、無線接続でやっているからlanケーブルは必要ないという方も無線接続をするためのモデルから無線ルーターに繋ぐためにはlanケーブルが必要だったりしますし、無線接続より優先接続の方が安定性があるなどのメリットもあるので、試しに自作lanケーブル作成もしてみても損はないですよ。
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LANケーブルを自作する方法・コツ!必要な工具・キットは?簡単な作り方!lanケーブルとは?①
ではまずそもそもlanケーブルとはどういうものなのかについて紹介していきます。lanケーブルとは先ほど言った通りパソコンやゲーム等通信機器と回線を接続することでネット環境を構築するためのアイテムです。また一口にlanケーブルと言ってもその種類は一つではなく、タイプによって性能が違うのでまずそれについて紹介していきます。
lanケーブルには「カテゴリー5」「カテゴリー5e」「カテゴリー6」「カテゴリー6e」「カテゴリー7」と5つの種類があり、カテゴリー5は100Mbpsまでの通信に対応できるケーブル・カテゴリー5eは1000Mbpsまでの通信(1000Base-T)に対応できるケーブル・カテゴリー6は1000Mbpsまでの通信(1000Base-TX)に対応できるケーブル・カテゴリー6eは10000Mbpsまでの通信に対応できるケーブル・カテゴリー7はまでの通信に完全対応できるケーブルと分けられます。
とはいってもデジタルに疎い方は「Mbps」「Base」と言われても分からないと思います。簡単にいえばカテゴリーの数字が上がる毎に性能が上がっていきより良い通信を行うことができるという事です。ちなみに近年家庭で一番使われているlanケーブルのカテゴリーはカテゴリー5eです。逆にカテゴリー7は高性能すぎて家庭で使っている方はまずいません。
LANケーブルを自作する方法・コツ!必要な工具・キットは?簡単な作り方!lanケーブルとは?②
またlanケーブルには「UTP」「STP」といったタイプの違いもあります。UTPとはUnshield Twisted Pairの略称で、ケーブル内の導体周りをシールドで覆っていないlanケーブルです。青・緑・オレンジ・茶の4色+その4色に白ラインが入った4本の計8本で構成されており、最も一般的なlanケーブルです。一方STPはShield Twisted Pairの略称で、胴体の周りをシールドで覆っておりノイズに強いと言われている少し高価なlanケーブルです。導体はUTPと同じです。
lanケーブルには導体にも違いがあり、「単線仕様」と「ヨリ線仕様」というものがあります。単線仕様はその名の通り導体が単線になっており、導体が太いため電気抵抗が小さくなり通信性能は高く単純な構造なので安価です。しかし、ケーブルが硬く曲げると通信障害を起こすなど取り回しが悪いlanケーブルと言えます。
一方ヨリ線仕様とは複数の線で作られた導体を使っており、ケーブルが柔らかいので曲げたりすることができ取り回しが便利です。一方導体が細くなってしまうので、長いlanケーブルとしては向いておらず通信性能が単線仕様と比べると低いです。また構造が複雑になるので、単線仕様よりも高価な物が多いです。
LANケーブルを自作する方法・コツ!必要な工具・キットは?簡単な作り方!自作するメリットは?
lanケーブルについて分かったところで、自分でlanケーブルを作ることにはどんなメリットがあるかも説明しておきます。
まずlanケーブルを自作すると好きな長さのlanケーブルを作ることができる点です。市販のlanケーブルは何メートルといった形で売っており、届くと思って買って届かなかったり、余裕をもってかったら長すぎでケーブルが邪魔だったりと中々自分に合った長さというのは見つけることができませんが、自作をすればぴったりの長さでケーブルを作ることができます。
また、安価に艇に入れることができるという点も挙げられます。単純に製作の手間を自分でするので手間賃分浮くというのはもちろん、先ほど言った通りケーブルごとにぴったりの長さでlanケーブルを作ることができるので、無駄に長いlanケーブルというのがなくなる分お得になります。
LANケーブルを自作する方法・コツ!キット等簡単な作り方!必要な工具は?①lanケーブル
次にlanケーブルを自作するときに必要なアイテムですが、まず必要なのがlanケーブルです。カテゴリーは一般家庭のlanケーブルに多いカテゴリー5・カテゴリー5eのどちらかでいいでしょう。
LANケーブルを自作する方法・コツ!キット等簡単な作り方!必要な工具は?②かしめ工具
かしめ工具というものはあまり聞き覚えがない人が多い工具だと思いますが、lanケーブルを作る際には必要不可欠で代用することができないものなので用意しておきましょう。
LANケーブルを自作する方法・コツ!キット等簡単な作り方!必要な工具は?③RJ45コネクタ
RJ45コネクタはlanケーブルの先に付けるもので、パソコンや無線ルーターなどに接続する部分になります。単線仕様用とヨリ線仕様用に分かれているので、使う仕様によって変えましょう。
LANケーブルを自作する方法・コツ!キット等簡単な作り方!必要な工具は?④外皮むき工具
LANケーブルを自作するときはケーブルの外皮を切って導体を出さないといけないので、この工具が必要になってきます。カッターナイフでも代用は可能ですが、慣れていないと導体まで切ってしまう恐れがあるのでこの工具を使うことをオススメします。
LANケーブルを自作する方法・コツ!キット等簡単な作り方!必要な工具は?⑤テスター
これはLANケーブルを作り終わった時に本当にできているのをチェックするのに使います。
LANケーブルを自作する方法・コツ!必要な工具・キットは?簡単な作り方①lanケーブルの準備
では具体的な作り方について紹介していきます。まずLANケーブルを必要な長さにカットします。
カットしたらケーブルの皮をむき導体をあらわにします。導体がねじれている場合はほぐしてまっすぐに分けて置きます。
LANケーブルを自作する方法・コツ!必要な工具・キットは?簡単な作り方②コネクターにセットする
次にコネクターにセットしていくのですが、導体の順番を間違えるとうまく接続することができないので注意が必要です。配線には2種類あり白橙・橙・白緑・青・白青・緑・白茶・茶の順に並べるストレートケーブルと白緑・緑・白橙・青・白青・橙・白茶・茶のクロスケーブルです。どちらも性能にさほど差はないのでどちらでもOKです。
しっかり並べたら外皮をはがしたケーブルを1㎝位残して切り落として、残った部分をコネクターにセットして行きます。セット出来たらかしめ工具でかしめていきます。
LANケーブルを自作する方法・コツ!必要な工具・キットは?簡単な作り方③テストをする
最後にテスターを使ってちゃんとできているか確認していきます。lanケーブルをテスターにさして電源を入れると1から順番に数字が上がったら成功しています。逆に途中で消えてしまったり、順番がおかしくなっていたら失敗です。
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LANケーブルを自作する方法・コツ!必要な工具・キットは?簡単な作り方を紹介「まとめ」
いかがでしたか、LANケーブルを自作する方法について分かりましたか?lanケーブルは自作することで自分の好き長さの物を作ることができ、安価に手に入れることができるのでおすすめです。是非一度試してみて下さいね。最後まで読んでいただきありがとうございました。