赤ちゃんが主役の行事
赤ちゃんが生まれて、しばらくお家の中はてんやわんやですね。そして、初めての行事がお七夜です。
大抵の場合、病院から退院する日に当るので、退院祝いを兼ねて行うのも良いでしょう。そのお七夜が終わると、お宮参りが待っています。赤ちゃんが外出する、最初の大きなイベントですね。しかし、大切なイベントであるにも関わらず、若いご夫婦や初産だった場合など分からないことがたくさんあります。一番良いのがおばあちゃんに聞く事ですが、核家族が進んでいる現在、遠方に住んでおられることも少なくありませんね。そこで今回は、お宮参りに関する様々な事をご案内致します。
お宮参りといえば、生後1か月位経ってから行う赤ちゃんの大切な行事です。一方、100日参りというものも存在します。果たして、お宮参りの時期の正解はいつごろなのでしょうか?また、お宮参りの時期を決めるときに大切なことは何なのでしょうか?
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お宮参りと100日参りの違いから参拝のマナーなどのまとめ①「お宮参り」
【赤ちゃん最初のイベントがお宮参りです。時期・内容・服装などの注意点をご案内。】お宮参りは、赤ちゃんの誕生をお祝いして健やかに成長することを祈る行事です。「初宮参り」や「初宮詣」とも称されます。基本的には、赤ちゃんが生まれた土地の守り神である、「産土神」(うぶすながみ)に親戚とも一緒に参拝します。
お宮参りは、生後30日後に神社に参詣して赤ちゃんの健やかな成長を願います。通常男の子は生後31日後、女の子は生後33日後頃ですが地域の風習によって様々です。あまり日にちにはこだわらず、赤ちゃんやママの体調を優先し、気候や天気のおだやかな日、きげんのよい時間帯を選びましょう。
お宮参りと100日参りの違いから参拝のマナーなどのまとめ②「お宮参りの時期」
【赤ちゃん最初のイベントがお宮参りです。時期・内容・服装などの注意点をご案内。】お宮参りは、これからの赤ちゃんの成長を祈って、生後1カ月ほどの時期に行います。ただし、絶対にこの時に行かなければいけないというものでなく、母子の健康や気候に合わせて、良き日に行くようにしましょう。
もともとのお宮参りの意味はお産の忌明けの儀式としての意味合いが強かったようで、そこにはお産は不浄なものと考えられていたからだ、という風にも言われています。その為、ある種目安として31日~33日ほど経ってからお宮参りに行くという風になっていたようです。
お宮参りと100日参りの違いから参拝のマナーなどのまとめ③「六曜の関係」
【赤ちゃん最初のイベントがお宮参りです。時期・内容・服装などの注意点をご案内。】お宮参りに、六曜を気にする必要はないでしょう。しかし、どうしても気になる方は、一般的によくないといわれる日を外すのが無難でしょうね。
◆大安
大安は、「たいあん」と読み、大いに安し、という意味があります。何をしてもうまくいく、成功するとされる日で、六曜の中で最も吉の日となっています。
◆先勝
「先ずればすなわち勝つ」と言われているように午前中が吉とされています。その為、比較的赤ちゃんの機嫌の良い午前中にお宮参りをすると良いかもしれません。
◆先負
「先ずればすなわち負ける」という意味の通り、午前中が凶、午後が吉とされています。夕方になるとぐずってしまう赤ちゃんも多い為、避けた方が良いかもしれません。
◆赤口
一般的には厄日とされています。しかし、午前11~午後1時の間は吉とされているようで、どうしても時間がとれないご家族で気にされるようでしたら、この時間帯を狙ってみるのもいいかもしれません。
◆友引
お祝い事をするには良いとされている日です。厄除け・厄払いの祈祷を受ける際は夕方が良いそうですが、赤ちゃんの機嫌もあるので他の日を考えた方が良いかもしれません。
◆仏滅
お宮参りと100日参りの違いから参拝のマナーなどのまとめ④「赤ちゃん&お母さんの体調」
【赤ちゃん最初のイベントがお宮参りです。時期・内容・服装などの注意点をご案内。】昔はお宮参りは生後1ヶ月と決まっているからと、頑なに守っていた時もあったようです。現在では、産後のお母さんの体調や赤ちゃんの免疫力などを気遣って、お宮参りの日を決まる家族がほとんどです。
生後1ヶ月の時点で、あまりに暑かったり寒かったりする場合は、もう少し時間が経ってからお宮参りを行うほうが無難です。 夏は衣装が暑くて苦しいですし、反対に冬は雪で滑る危険性があります。最近では生後3ヶ月以降にお宮参りにいく方も多いので、しきたりにとらわれず安全第一で行いましょう!
お宮参りと100日参りの違いから参拝のマナーなどのまとめ⑤「お参りの参加者」
【赤ちゃん最初のイベントがお宮参りです。時期・内容・服装などの注意点をご案内。】かつての本来のお宮参りというと、赤ちゃんの父親と父方の祖父母がお参りをしていました。しかし現代では、双方の祖父母や兄弟も参加したりして、家族が集まるイベントとなっています。厳格に参加者を指定するのではなく、家族・親戚で喜びを分かち合う方が素敵ですよね。
お宮参りは、赤ちゃんの両親、父方の祖母の3人で行います。神社では、父方の祖母が赤ちゃんを抱き、その後に両親が従って参拝します。お賽銭をあげて鈴を鳴らし、参拝するだけでもいいですし、社務所におはらいを申し込み、初穂料を払うやり方もあります。
お宮参りと100日参りの違いから参拝のマナーなどのまとめ⑥「祝い着」
【赤ちゃん最初のイベントがお宮参りです。時期・内容・服装などの注意点をご案内。】赤ちゃんの衣装、お宮参りの正式な服装はあるのですが、最近では、ベビードレスに祝い着をかけるという着せ方が主流になっています。洋装の場合は、ベビードレスにケープをかけるのも可愛いですね。ご両親は、スーツ・ワンピースなどのきれいな服装で大丈夫です。着物の場合、「訪問着・色無地・付け下げ」が良いですね。
正式な祝い着は、男の子は「羽二重地の紋付きで、鷹やめでたい図柄ののし目模様」、女の子は「縞子地や縮緬地に花柄などをあしらった友禅模様の紋付き」が使われます。母方の実家から贈るのがしきたりとされており、その場合紋は母親の実家のものとなります。しかし、最近はベビードレスにケープなどの略式で行う場合が多いようです。
お宮参りと100日参りの違いから参拝のマナーなどのまとめ⑦「100日参り」
【赤ちゃん最初のイベントがお宮参りです。時期・内容・服装などの注意点をご案内。】100日参りは、誕生して100日間無事に成長できた事のお礼に参拝して、これからも健やかな成長をお祈りしに行くイベントです。この日にあわせて、100日祝い(お食い初め)を行ってもOKです。
お宮参りは生後1カ月前後で行い、これからの赤ちゃんの成長を祈って行うものです。一方で100日参りは、生まれてから100日間を無事に過ごせたことを加えて感謝する、という風なことが言われています。 しかし、現在ではお母さんの体調や赤ちゃんの体調を気遣って100日前後経つ生後約3カ月半程度経過してからお宮参りに向かうというご家族も多いようです。地域柄を見ても寒い地域などは昔からお宮参りは100日程度経過してから、と考えていたようです。
お宮参りと100日参りの違いから参拝のマナーなどのまとめ⑧「100日祝い(お食い初め)」
【赤ちゃん最初のイベントがお宮参りです。時期・内容・服装などの注意点をご案内。】生後100日目のイベントとして、100日祝い(お食い初め)があります。お食い初めは、100日まで無事元気に育ってくれた事を感謝して、一生食べることに困らないよう願って行います。歯固めの儀式も同時に行われます。昔から延々と日本に伝わる、伝統的な行事なんですよ。
お食い初めの儀式が終わったら、大人が残さず食べましょう。 また、歯固めで使用した石は元あった場所に返しましょう。 頂いた石や購入した石は、半紙に包み臍の緒(へそのお)と一緒に保管するのもおすすめです。
お宮参りと100日参りの違いから参拝のマナーなどのまとめ⑨「お宮参りと100日参りの違い」
【赤ちゃん最初のイベントがお宮参りです。時期・内容・服装などの注意点をご案内。】生後1ケ月を目安としてお参りに行く事をお宮参り、100日辺りに行くのを100日参りと言います。どちらも時期がずれているだけで、参拝方法などの行うことは同じです。最近では、母親の体調を考慮して、あえて100日辺りに参拝する人もいます。近年の異常気象を考えても、猛暑や極寒の時期は避けた方が賢明でしょう。
子供の健やかな成長を祈って、初めて神社にお参りすることを「初宮参り」といいますが、この初宮参りは地域の風習によって、生後約30日前後に参拝する「お宮参り」か、生後百日前後に参拝する「百日参り」のどちらかにあわせて行うことが一般的なようです。百日参りでは、百日間無事に成長できたこと、そしてこれからも健康で長生きでいるようお祈りし、この日にあわせて、お食い初めの儀式を行うこともあります。
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赤ちゃん参加の初イベント
今回は、「お宮参りと100日参りのマナーまとめ!時期や内容の違い、服装などの注意点は?」をテーマにして、お宮参りの注意点や100日参りについても、ご紹介をさせていただきました。簡単に参拝だけで済ませてもよいのですが、赤ちゃんのこれからの人生のためにも、きちんと神主さんにお祓いをして頂くことをおすすめします。