車の緑ナンバー取得方法や条件・メリットなど①緑ナンバーとは
緑色の地に白色の文字の緑ナンバーとは、営業用自動車や営業ナンバーのことをいいます。自動車事業とは、荷物や人を運送することの代価として料金を受け取ることを商業的行為とする事業のことです。緑ナンバーは運送事業には欠かせないものなんですね。
引用: https://res.cloudinary.com/macm/image/upload/v1536683052/zbq9zk9q4ipuk213rj0q.jpg
車の緑ナンバー取得方法や条件・メリットなど②取得条件
緑ナンバーの取得には条件があります。条件は大きく分けて4つですが、1つでも条件をクリアしていないと取得ができないため、事前にしっかりと確認と準備が必要です。
②‐1:営業立地
建築基準法、農地法等関係法令、都市計画法、消防法に準じていることや、目安10平方メートル以上であることが条件となっています。10平方メートル以下でも問題なく業務が行えることが説明できれば大丈夫です。適切な営業立地であるかどうかが大切です。
②‐2:車両台数
事業所に5台以上の車両を所持しているかが基準となります。故障などの理由で車両が5代以下になってしまった場合にはすみやかに運輸支局への報告が必要です。一定期間内に所持車両数を5台に戻しましょう!一定期間については管轄の運輸支局に確認しましょう。
②‐3:運行管理者
運行管理者とは、下記の2つの条件のうちどちらか1つを満たす、運行の安全を確保する人のことです。29台未満に1人、30台ごとに1人ずつ運行管理者を立てます。
運行管理者①
国家試験を受けずに運行管理者資格者証を取得した、自動車運送事業に専従勤務している人のことです。
運行管理者②
運行安全管理において5年以上の実務経験が必要です。自動車事故対策機構が行う基礎講習1回、一般講習4回を受講した後運行管理者資格者証を取得し、自動車運送事業に専従勤務している人のことです。
②‐4:資金力
事業資金が充分にあることが求められます。目安としては、車両費、賃料6か月分、従業員の給与、車両の修繕費や燃料費2か月分、保険料や税金1年分などの合算が銀行口座の残高として上回っていることが必要です。
車の緑ナンバー取得方法や条件・メリットなど③取得方法
緑ナンバー取得申請は、申請から許可まで4カ月以上かかります。営業する地域の運輸支局を通して運輸局が行います。早めの準備が必要ですね!
③‐1:取得手順①許可基準の確認
上記で紹介した資金などの許可基準を満たしているかしっかりと確認しましょう。
③‐2:取得手順②申請書類
事業計画書、残高証明書、賃貸借契約書などの必要書類を準備しましょう。
③‐3:取得手順③営業所
建築基準法などに準じた適切な営業所であること、基準距離内に駐車場があることを証明しましょう。
③‐4:取得手順④法令試験
運輸局で2カ月に1度実施されている法令試験に合格し、事業者として適していることを証明しましょう。
③‐5:取得手順⑤審査
運輸支局が申請書類を行い、審査に通過すると営業許可資格を得ることができます。審査には4カ月程度かかります。
③‐6:取得手順⑥登録免許税
指定された金額の登録免許税を運輸局に入金しましょう。
③‐7:取得手順⑦交付式
運輸支局で許可証の交付式が行われます。
③‐8:取得方法⑧緑ナンバー取得
選任届を提出、連絡書などの書類発行後に車検証を新しく発行し緑ナンバーの取得完了になります!運輸開始届を運y局に提出し全ての手続きが完了になります。
車の緑ナンバー取得方法や条件・メリットなど④緑ナンバー取得のメリット
緑ナンバーを取得することで得られるメリットはたくさんあります。緑ナンバーを取得することは、国から認められたということなので、信頼度がググっと上がり、民間の企業や顧客からの仕事依頼増加につながり、さらに従業員の社会保険加入が義務付けられているので自然と福利厚生が良くなります。
引用: https://res.cloudinary.com/macm/image/upload/v1537339632/yfchlwphubjzib4se0df.jpg
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車の緑ナンバー取得方法や条件・メリットなど⑤まとめ
『緑ナンバー(車)の取得方法って?資格や免許は必要?メリットは?』いかがでしたか。緑ナンバーを取得することで、得られるメリットがたくさんあります。審査には少し時間がかかるので、取得を考えている人は早めの準備がおすすめです!