はじめに
ビジネスマンにとって、毎日欠かせないアイテムといえばスーツですよね。
もちろん職種にもよりますが、スーツを着用する職業の場合、四季がある日本では季節ごとに違ったスーツを着用する必要性が出てきます。
例えば、夏場などに「この夏を涼しく過ごせるスーツが欲しいな〜」ということや「清潔感を保つため、簡単な手入れ方法が何かないかな〜」と感じたことはありませんか?
今回は、そんな「夏を涼しく快適に乗り切るためのスーツ」の選び方にフォーカスして、身だしなみの基本や快適な夏の着こなし方を紹介したいと思います。
引用: http://vogueword.click/archives/887
お洒落は身だしなみから!まずはスーツを理解する
スーツには夏用、冬用、オールシーズンの3種類がある
スーツには夏用と冬用、そしてオールシーズンの3種類に別れています。
中でも、オールシーズンはその文字通り一年中季節を問わず着ることが可能なスーツです。
「オールシーズンのスーツが1着あれば夏用と冬用ってそもそも必要なの?」と疑問に思う人もいるかもしれませんが、オールシーズンのスーツは冬には少し寒く、夏には少し暑くなってしまうという特徴があります。
引用: http://www.atre.co.jp/store/omori/shop/detail/693
夏用スーツと冬用スーツの違いって何?
①使用されている生地が違う
あなたは「夏用スーツと冬用スーツの違いって何でしょう?」と聞かれてすぐに答えることができますか?
ポイントは生地にあります。
一般的に夏用スーツの生地は薄く、軽いものが使用されています。
それに対して冬用スーツはどうでしょうか?
一般的に冬用スーツは生地が厚く、重いものが使用されています。
生地の違い、知ってましたか?
素材は、夏用スーツといえば通気性に優れたサマーウールが代表的です。
涼しく着られるように工夫されているので夏にピッタリの生地です。
冬用の素材ではやはりウールが主流ではないでしょうか?
シックに決めることができるのはツイードで、ダウンやコートなどの防寒着として使われることが多いです。
引用: http://www.ace-club.net/ace_order_folder/ace_order.html
②使用されている裏地が違う
もうひとつの違うポイントは裏地にあります。夏用スーツでは「背抜き」が主流です。
それに対して冬用スーツの裏地はどうでしょうか?
「総裏」と呼ばれるものが主流になっています。
最近では長い期間着ることが出来るよう、冬用でも「背抜き」のものが増えてきています。
引用: http://ec.only.co.jp/contents/2014aw/pickup_01/?grid=Footer
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夏用スーツの選び方はこれだ!
デスクワークなどの仕事が多い方であればオールシーズンのスーツだけで十分かもしれませんが、外に営業に出掛ける仕事の方は夏用と冬用を使い分ける必要があります。
その方が間違いなく快適に過ごすことが出来ますよ!
というのも先程も記載した通り、スーツには2種類あり、素材や仕立てが異なっています。
国内ブランドのスーツは涼しく着られるよう、毎日研究が繰り返されています。
暑がりや汗かきの方には海外ブランドより日本ブランドのスーツを選ぶことをオススメします。
引用: https://ameblo.jp/marumoshirt/entry-11997638003.html
夏用スーツの身だしなみポイント①:素材
①シアサッカー
「しじら織り」とも呼ばれる表面に織りうねのある生地です。
コットンがベースで白×青のストライプといったカジュアルなモノが定番です。
最近はネイビー×無地のものもあり、ビジネススーツとしても使えますよ。
引用: https://matome.naver.jp/odai/2145839062541155801
②リネン混
リネンはカジュアルアイテムの定番素材です。
しかし、リネン100%のスーツはシワが入りやすく使いにくい場合もあります。
混紡素材の生地の方が使い勝手が良いでしょう!
引用: https://kinarino.jp/cat1-ファッション/20429-服と一緒に深呼吸できる「リネン混」%E3%80%82さっぱり蒸れずに、綿やシルクの着心地を
③モヘア混
「モヘア」とはアンゴラ山羊の毛のことを意味します。
アンゴラ山羊の毛は太くて硬く、また弾力性があ流ので光沢があルノが特徴です。
上品な艶が浮き上がり、ウールと混紡すると硬く仕上がるので夏生地にぴったりです。
引用: http://www.kiziya.com/item/63699-70/
④強撚ウール
"強く撚った"細くて硬い糸で織り上げています。
そうすることで薄手でしなやかな光沢感のある生地に仕上がります。
強撚ウールは涼しい素材のため、夏生地として多く使用されます。
引用: https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/u166717121
⑤ホップサック織り
ホップサックとは凸凹織りの生地です。
軽いだけではなく通気性が高いため、夏生地によく使われます。
引用: https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/u166717121
夏用スーツの身だしなみポイント②:デザイン
夏に黒い服を着ているとどうですか?
本人だけではなく周りも暑苦しく、逆に白い服は涼しげに見えてしますよね?
これには太陽の光が大きく関係しています。
ポイントは「少しでも涼しく着たいなら、スーツは明るいトーンのものを選ぶこと」
ネイビーよりも明るいブルー、黒よりもダークグレー。ダークグレーよりもライトグレーが夏っぽい身だしなみになります。
ヨーロッパでは夏の太陽を反射する「ソラーロ」という生地も人気があるそうです。
引用: https://www.cinqueclassico.com/blog/コーディネート/神々しいまでの輝き、イタリアの夏素材の代表格/
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ポイントを押さえて夏用スーツはこう着こなせ!
夏用スーツを着こなすなら「見た目を涼しげにまとめること」が最も重要なポイントです。
ネクタイはニットタイ、フレスコタイ、リネン・シルク混タイなどを使って夏を意識し、素材を一工夫をしてみましょう。
ニットタイなら合わせるシャツはボタンダウンやワイドスプレッドカラーが適当です。
また、通気性に優れたフレスコタイはデザインも豊富で近年人気上昇中ですよね!
ペールカラー(薄い色)のフレスコタイをサマージャケットに合わせたスタイルはトレンドで、さらに爽やかな印象を与えることが出来ますよ。
引用: https://www.orihica.com/special/column/suit-foundation/summersuit-wintersuit.php
夏用スーツのおすすめブランド①:Paul Smith
ポール・スミスが誇る美しいテーラリングとシワの回復性・撥水性・ナチュラルストレッチに優れた機能素材を融合したトラベルスーツ「A SUIT TO TRAVEL IN」が2018年2月24日に発売されます。
今シーズンはキーカラーとして「グレー」をフィーチャーしているほか、新たに「A JACKET TO TRAVEL IN」も登場しました。
スーツと同じ機能を備えた素材を使用したジャケットは着回し抜群で発売が待ち通しいです。
引用: http://www.paulsmith.co.jp/shop
引用: http://www.paulsmith.co.jp/paul-smith-world/news/ss17-a-suit-to-toravel-in
引用: http://www.paulsmith.co.jp/paul-smith-world/news/ss17-a-suit-to-toravel-in
引用: http://www.paulsmith.co.jp/paul-smith-world/news/ss17-a-suit-to-toravel-in
夏用スーツのおすすめブランド②:Calvin Klein
今年からデザイナーにラフ・シモンズを迎え入れ新たなスタートを切ろうとしているCalvin Klein(カルバンクライン)
今世界中がCalvin Klein新作コレクションに注目しています。
引用: https://crosset.onward.co.jp/b/pc/Product.html?mthd=07&SC=OWD&PC=BECBHM0520&CC=003&cid=waf002_20111006_001
Calvin Kleinらしいシンプルでミニマルなデザインのスーツ。ポイントは素材にあります。
ドイツの高級機能素材メーカーのトレビラ社のポリエステル糸をブレンドして作ったウールポリエステルを採用。
非常に軽く、また清涼感のある素材に仕上がっており、夏用のスーツとしては最軽量のシリーズになっています。
引用: https://crosset.onward.co.jp/b/pc/Product.html?mthd=07&SC=OWD&PC=BECBHM0520&CC=003&cid=waf002_20111006_001
引用: https://www.global-style.jp/enjoy-order/?p=9320
最後に
引用: https://www.pinterest.jp/pin/506162445606556846/
いかがでしたか?
夏の着こなし方はポイントさえ押さえていれば初心者でも簡単に着こなすことが出来るのでおすすめです。
また、スーツは夏用と冬用をしっかり着分ければそれぞれのシーズンに合わせた機能的な身だしなみが出来るようになりますよ。
ワンランク上のお洒落も楽しめるようになり、毎日の生活がより楽しくなることでしょう。
一年を通して快適なビジネスライフを過ごすためにも、上手に季節に合わせた着こなし術をマスターしてみてはいかがでしょうか?
ぜひこの記事のポイントを意識して夏用スーツを着こなしていただければ何よりです。