ジョジョに登場したカーズはどんな人物か
カーズは柱の男達の中で最強であり天才
柱の男達の中で、戦闘の天才と誉れ高いワムウも上回る強さを持ちます。神砂嵐のような派手な技はないですが、足や腕から鋭い切れ味を持つ刃を高速で出す能力があるため、並の相手では歯が立ちません。なお、当時の科学の最高峰だったシュトロハイムの体は、この刃の能力により大きな打撃を受けています。
柱の男達はかつて地下に住んでいた闇の一族達の末裔でもあります。その中でカーズは石仮面を作り出すなど、一族の中から天才と言われていました。その特殊性を恐ろしいと感じた一族は、カーズを滅ぼそうとしますが、逆に壊滅させられる結果となりました。
引用: https://twitter.com/jojo_0223/status/803849044095336448
優しいと感じられる面もある
勝つためには手段を選ばない非情な性格がある反面、花を踏まないようにしたり車から子犬を救ったりなど、優しいと評価できる部分も持ちます。エシディシやワムウがやられた際は、涙こそ見せなかったですが、酷く落胆したかのような姿を見せたこともありました。
究極生物へと進化した時には、ジョジョを指摘して仲間達の敵と言いながら襲いかかっています。これはカーズが常日頃から他の2人に対して、仲間意識を抱いていた証拠と言えるでしょう。
勝利のためには何でもする
リサリサとカーズが戦う場面では、最初はマフラーを駆使して独特な攻撃をしていくなど、リサリサが優勢でした。ところが、カーズは部下を身代わりにして、やられたように見せかけました。
影武者だと気づかなかったリサリサは、背後からのカーズの攻撃により倒されました。攻撃後にカーズが言い放った最終的に勝てばよかろうは、名言としてファンの間の語り草になっています。あと、だまし討ちに見えますが、こうやらないと勝てなかったのは確かです。
アニメ版ジョジョのカーズの声優情報
アニメ版ジョジョの奇妙な冒険にてカーズ役を担当されたのは、ベテラン声優の井上和彦さんです。井上さんは昭和の終わりから現在にかけて、沢山のアニメで声優として活躍してきた方です。
引用: https://twitter.com/inouekazuhiko/status/997688441495171072
主な出演作品と担当した役は、タッチの新田明男や美味しんぼの山岡士郎など、主役級の人物が多いのが特徴です。どのアニメ作品でも声が上手く合わさっていたため、実力派声優と見なされるようになりました。井上さんは声優として経験豊富なことから、ジョジョの最大のライバルとなるカーズ役を任されたのは自然の流れと言えそうです。
引用: https://twitter.com/bloodMoonumauma/status/998875354289786880
4:ジョジョの奇妙な冒険二部/カーズ めっちゃ好きなんですよ 特に井上和彦さんの煽りの演技がまた素晴らしくて…!ずっと聞いて見てられますね…悪役なんですけどね
井上和彦さんって紳士なキャラが合うお声だよなぁ...ドラマ版ハンニバルのレクター博士は本当に素敵だった。ニャンコ先生も良いし、カーズみたいな悪役も良い...!
正義の味方役が多かった声優の井上さんですが、実は悪役の声を任されたことは度々あります。例を挙げると風戸京介(名探偵コナン瞳の中の暗殺者)やジェリド・メサ(機動戦士Zガンダム)が有名です。余談ですが、声優として担当した悪役が最後に放った言葉が名言となったこともありました。ジェリドのカミーユ貴様はおれの、と最後に言ったシーンは覚えている人が多いのではないでしょうか。
カーズの名言①
闇の一族達と争う直前に放った言葉です。挑みかかる一族達に対し「太陽を克服したいと思わないのか、何者をも支配したいと思わないのか」と言っています。更に「あらゆる恐怖をなくしたいと思わないのか」とも言い放ち、怒り心頭に発したかのような態度で戦いに挑んでいきました。
引用: https://twitter.com/stand_princess/status/859273131290017792
カーズに賛意を示したのはエシディシのみ、2人対多数の対決となりますが、戦闘向けの能力を持っていたため一族はあえなく滅んでいます。そしてまだ生まれた直後だったワムウと、当時は名無しだったサンタナを引き連れてエイジャの赤石を探しに行きました。
カーズの名言②
ジョジョがカーズと対戦時に首に巻き付けているマフラーへと火を付けました。その後にカーズは「ジョジョ、そーゆーのをなあ、ただのやけくそと言うのだ」と言いながら、斬りかかっています。
ジョジョが波紋を練るために必要な体力を、逃げ回り回復をしていると見たカーズは更にこう言い放ちます。「ふざけるなよ!まず逃げ回ってできるだけ呼吸を回復しようとしているな!」「もう一度言う、俺は楽をして貴様を倒したいのだ!ターザンごっこには付き合ってはおれん」
カーズが突如としてターザンごっこと言い出したのには、笑ってしまった読者も多いことでしょう。ダークヒーロー的な人物が急に突拍子もないことを言い出すのも、ジョジョの奇妙な冒険が持つ魅力かも知れません。
ジョジョの奇妙な冒険でカーズが最強と言われる訳
太陽を克服したから
サンタナに見られるように、カーズも日光を浴びてしまうと石になってしまいます。石になるだけで体が滅ぶことはありませんが、身動きが取れなくなるため弱点としか言いようがない部分です。カーズはこの部分をエイジャの赤石付きの石仮面を被ることで、見事に克服して見せました。
引用: https://twitter.com/02f04_nakayu/status/885844314294591490
カーズの体は太陽を克服しただけでなく、色々な特徴が備わりました。知能はIQ400で聴力はクジラの声も聞き分け可能、視力に至っては天体望遠鏡並、跳躍力は18メートルと人の限界を超えています。スピードワゴンは彼を不老不死で不死身と述べた後、究極の生命体カーズの誕生だと大声で吠えていました。最強の敵が誕生したので、驚くのは無理もないです。
波紋が通用しない
柱の男に有効な手段だったのは、太陽と波紋攻撃です。ただ、残念なことにどちらもカーズには通用しない状態に変化しています。ジョジョは仲間達を危険から遠ざけるため、たった一つだけ策があると言い全力疾走して逃げ出しました。カーズが追いかけてくるのは想定内だったのでしょう。
引用: https://twitter.com/jojo_0223/status/800339544943902720
なお、カーズはジョジョの波紋攻撃の真似もしています。相手の技を見た瞬間に模倣する能力も兼ね備えているようです。しかも、その波紋の威力は物質を溶かすほどなので、効果はジョジョよりも遙かに上でした。
ジョジョシリーズのどのラスボスよりも強い
スタンドが見えるかは不明ですが、見えなくてもDIOや吉良吉影、ディアブロなどに問題なく勝てます。プッチも相手がカーズでは、手を出しようがないはずです。
カーズの名言③
傷つき動けなくなったリサリサの足を触りながらカーズは、予想外な言葉を言い始めました。「ウィンウィンウィンウィンウィン」と。スリスリ、スルスルといった効果音も出ているので、力もそれなりに入れていたようです。
引用: https://twitter.com/irotori123/status/670485616988020736
当然のことながら、ジョジョはこの野郎と言いながらカーズの行動に怒り始めています。怒りにより我を忘れると、迂闊な行動を取ってしまうのはありがちなことです。なので、カーズの狙いもジョジョの怒りを最高にまで高めることにあったように見えます。
ジョジョ2部でのカーズの最後
究極の生命体となり最強状態になったカーズは、ジョジョへ圧倒的な攻撃を加えて倒す寸前までいきました。そしてトドメにジョジョの数百倍の波紋攻撃を加えようとした時、意外な結果が待っていました。
ジョジョは無意識のうちにエイジャの赤石を右手にかざし、そこへカーズが攻撃を加えました。すると、赤石が波紋の威力を更に増加させ、足下にある火山へ攻撃する結果となったようです。火山は大噴火を起こし、岩盤に乗っていたカーズを宇宙空間へと放出しました。「星、馬鹿な」がカーズが地球にいる際に言った最後の言葉でした。
原作の文章には、地球のどんなパワーを持ってしてもカーズを倒すことは不可能、そのため地球は彼を大気圏外へと追放したとあります。一応ですが、カーズは最後を迎えるのを防ぐため、体内から空気を噴出して地球に戻ろうとしています。最後の抵抗も空しく、体が凍り固まってしまう結果に終わりました。
不死でもあることから、死ぬことはできず地球にも戻れないので、そのうちカーズは考えるのを止めました。最後ではありますが、まだ生存しているのは確かです。また、時代的に宇宙用ロケットを開発してトドメを刺しに行くのは難しいです。
引用: https://twitter.com/jojoliker/status/522542266913542144
アニメ版の最後はこうなっています。声優のナレーションが入りバックに太陽が出てくるなど、凝った演出が見られるのが特徴です。
ジョジョ8部にカーズが出ている?
宇宙に行ってしまい最後を迎えたと思われたカーズが、ジョジョ8部に出ているという噂があります。仮に真実だとすれば、宇宙空間からどのようにして戻れたのでしょうか。
ジョジョリオンにて出てきたのは、最強を誇っていた姿ではなくカーズらしき形をした岩でした。岩から復活したカーズが暴れ回る描写も、作品内には存在しません。
実はジョジョ8部はパラレルワールド的な扱いとなっており、正史とは異なった展開を見せています。かつて強かったキャラクターを、おまけ的な扱いで出したいといった作者なりの遊び心が、作品内に反映されたのかもしれません。実際、過去に活躍したキャラに近い人物も出て来ているので、可能性としてはありそうです。
ジョジョ2部のカーズのコスプレイヤー達
原作やアニメのカーズに魅せられた人達の中には、コスプレ衣装に身を包む人もいるようです。何人かを例に挙げて紹介していきます。
似たような人が沢山いるので、撮影した場所は何処かのコスプレ会場です。目つきの鋭さは、アニメのカーズにどことなく似ています。これで何か名言でも吐けば、ジョジョファン達が大いに喜びそうです。
エイジャの赤石付き石仮面を、被ろうとしたシーンを映したようです。髪の毛の長さがカーズの持つ雰囲気とよく似合っています。
ジョジョ2部に出てきた柱の男達のフィギュア
柱の男達は人気化した影響により、フィギュアとしても発売されています。置物といった感じですが、部屋に飾ればジョジョの名場面やカーズの名言などが頭に浮かぶので、趣味としては悪くないです。
原作を忠実に再現したかのようなフィギュアとなっています。表情や腕などに、それぞれの性格や武器などが見られるため、ファンならコレクションにしようと思ってもおかしくないです。
武器を構えている姿は、ジョジョがイタリアの地下で柱の男達と出会ったシーンを彷彿とさせます。恐らく、その場面を再現するつもりで作られたのでしょう。3人の立ち姿はかっこ良さだけでなく、たくましさも感じられます。
ジョジョ2部のラスボスカーズの魅力まとめ
ジョジョ2部のラスボスカーズは、作品内で大暴れしているのは確か何ですが、誰も倒してないという面白い面も持ちます。本気になってジョジョを倒そうとするなど、手を抜いていないのは確かです。でも、結果としてはジョジョに負けているので、天才でもイカサマ師には勝てなかったのでしょう。
引用: https://twitter.com/110t5__jp/status/885861890605305856
ワムウが倒れた時、カーズは無表情のまま頂点に立つ者は常に一人と言い放ちました。孤高の戦士と表現できる発言ですが、赤石付き石仮面でパワーアップ後に仲間の敵討ちと称し、ジョジョを執拗に付け狙っているためただの強がりだった気がしますね。こうした仲間思いと判断できる部分も、カーズの持つ魅力と言えます。
2部は単行本とアニメ版のジョジョどちらも面白いですが、迫力ある演出で言うならアニメの方が上かなと思います。カーズが武器を使う際の動作、ナレーションつきの物語などが臨場感も堪能できて面白いからです。なので、単行本のみで楽しんでいるなら、勿体ないので是非アニメも見て欲しいですね。
声優の井上さんのファンと思われる方の意見です。声の使い方や演技がかっこ良いのは、カーズという人物になりきっていたのが理由に見えます。