ベンツのディーゼル車をご紹介!! ~はじめに~
ベンツと言えばそう!あの高級車です。ロールスロイスやポルシャ、フェラーリ、BMWなどなど数ある高級車の中に必ず登場する車名ですね。
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さて、そんなベンツの中にディーゼルエンジン搭載車があるのをご存知でしたでしょうか。日本ではディーゼル車はあまりポピュラーな感じがしませんがヨーロッパなのでは定番だったりします。
ベンツのディーゼル車にスポットを当ててご紹介するとともに、ベンツの基礎から解説していきます。
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ベンツのディーゼル車をご紹介!! ①メルセデスベンツ
ベンツ、正式名称はメルセデスベンツといいます。1926年にそれまで別の自動車メーカーであったベンツ&シー社とダイムラー・モトーレン・ゲゼルシャフト社が合併し、ダイムラーベンツ社が誕生したことをきっかけにして製造されることとなった車のブランド名がメルセデスベンツです。
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第2次世界大戦時には、ナチスドイツに協力するなどしましたが、戦後はドイツを代表する自動車メーカーとして確固たる地位を築きました。その原動力となったのがメルセデスベンツであることは間違いありません。
ベンツのディーゼル車をご紹介!! ②クラスの違い
ベンツという車に興味をもったときに、まず最初にぶち当たるのが「クラス」という表示です。ベンツでは一般的な自動車メーカーにあるような様々なタイプの車をブランド名で分けることをせず、メルセデスベンツという統一のブランド名を使っているので、タイプが異なった車に対してはクラスで分類するのです。
当初は、Cクラス(コンパクトのC)・Eクラス(エグゼクティブのE)・Sクラス(スペシャルのS)の3つのクラスでしたが、その後エントリーモデルとしてAクラスが登場、AとCの間のクラスとしてBクラスが生まれました。Bクラスの誕生は完全にA<B<Cという格付けですが、Dクラスは未だ存在しません。
また、Vクラスは商用バンのVitoからとったもの、GクラスはGelände (ドイツ語で大地を意味する)から悪路を走破する車のイメージで付けられたと言われています。
以下、クラスによるタイプの違いなどをまとめてみました。
Aクラス・Bクラス・Cクラス・Eクラス
★Aクラス=若者向けのエントリーモデル。価格は300万円弱~700万円台。燃費は17km/ℓくらい。全長4.3mとコンパクトな形状。新型になってベンツらしくなったと評判です。比較的手を出し易い価格帯で国産車にないベンツらしさを味わえます。
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★Bクラス=ベンツの中でもファミリーカータイプが揃っているクラス。価格は360万円~。燃費は17km/ℓくらい。車高が1.5mとちょっと他のクラスより高め。広々した車内と大きめの座席がファミリー向けと言えるでしょう。
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★Cクラス=日本でベンツに乗るならこれ。価格は440万円~1350万円台。燃費は16km/ℓくらい。形状は一般的なセダンと同じくらいです。日本の狭い道にはちょうど良く、ベンツらしい高級感と乗り心地はいくら乗っても疲れないと称されています。
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★Eクラス=Cクラスより格上?ラグジュアリーな乗り心地が楽しめる車。価格は675万円~1700万円台。燃費は14km/ℓくらい。全長4.9m、車幅1.85mとCクラスより全体的にやや大きめなので、乗り心地はEクラスの方が断然良いのですが、狭い日本の道には苦労するとの声が多数あります。
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Sクラス・Gクラス・Vクラス
★Sクラス=Eクラスのさらに上をいく高級セダン。1100万円~3300万円台で燃費は10km/ℓくらいとかなりの贅沢車です。また、全長5.1m、車幅1.9mとEクラスよりもまた一回り大きくなっていて、どっしりした重鎮をお乗せするような雰囲気です。運転するよりバックシートに乗る身分になりたいですね。
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★Gクラス=アウトドアタイプのベンツ。価格1080万円~3500万円台。燃費10km/ℓくらいです。ベンツでSUVというガッシリしたスタイルが度肝を抜きます。これぞアウトドアという雰囲気にファンが多いのもうなずけます。
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★Vクラス=ミニバンタイプのベンツ。価格550万円~750万円。燃費15km/ℓくらい。ベンツ独特の高級感が滲み出るミニバン。抜群の乗り心地と安全性能は格上の魅力があります。
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そのほかのクラス
☆4ドアクーペ・ステーションワゴンタイプのCLAはAクラスベース、CLSはEクラスベースで開発された車種です。
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☆クロスオーバーSUVタイプなのが、GLA・GLC・GLE・GLS。それぞれAクラス・Cクラス・Eクラス・Sクラスをベースに開発されています。
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☆スポーツカータイプなのが、SL、SLC、ALG-GTです。
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ベンツのディーゼル車をご紹介!! ③クリーンディーゼルの特徴
1936年にディーゼルエンジンを世界で初めて開発したのはダイムラーベンツ社でした。ディーゼル車の本家という訳です。燃費も良くトルクも良しのディーゼル車ですが、排気ガスに窒素酸化物という有害物質を多量に含むことや黒鉛による黒いガスが問題視されていました。
しかし、そんなディーゼルエンジンの問題点を、本家であるベンツは見事克服しました。
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いわゆるクリーンディーゼルと呼ばれるBlueTECを開発したのです。
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ベンツのディーゼル車をご紹介!! ④ディーゼル搭載車のクラスは?
Cクラス・Eクラスを始め、Vクラス・Gクラス・GLC・GLE・CLSといったクラスにディーゼル搭載車があります。Eクラス・GLEクラスがやや多めでしょうか。
ベンツのディーゼル車をご紹介!! ⑤ディーゼル車のメリット
ディーゼル車のメリットといえば何といっても燃料費が安いことでしょう。
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ガソリン車と比べればディーゼル車の方が燃費が良く、また、軽油を使いますのでガソリンに比べて割安です。
また、ディーゼルエンジンは耐久性が高く故障しずらいと言われています。なので、年間の走行距離が多く、同じ車を長く乗るような方はディーゼル車の恩恵にあずかれるという訳です。
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ベンツのディーゼル車をご紹介!! ⑥リセール価格はどうか。
燃費については、先ほども書きましたが同じクラスでもガソリン車とディーゼル車では、新車価格が80万円くらいの開きがあり、ディーゼル車の方が高いです。リセールの場合の買取価格はおおむね新車の35%程度なので、新車価格が高いディーゼル車の方がリセール価格も高い傾向があります。
Eクラスで比較すると、ガソリン車・新車価格740万円→買取価格260万円ぐらいと同レベルのディーゼル車では新車価格8240万円→買取価格280万円ぐらいとなります。
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ベンツのディーゼル車をご紹介!! ⑦ベンツにもあったハイブリッド車
ベンツでハイブリッド車とはちょっとピンとこないかもしれませんが、あります。
EQ Powerシステムには、第3世代の直噴システムを搭載したターボエンジンと、高出力モーターを採用。HYBRID×Sportモード、 HYBRID×Sport+モードでは、力強い動力性能を発揮するエンジンに、モーターのブースト機能がプラスされることにより、アクセル操作に対応する素早いレスポンスとともに、途切れることのない加速感覚を実現。従来の常識をくつがえす、ジェット機を彷彿とさせる途切れのない加速感を実現しました。
ハイブリッドシステムを選択し、さらにハイブリッド✕スポーツモードやハイブリッド✕ECOモードなど5種類の走行モードを切り替えることで走りを重視したり燃費重視したり、場面に応じたハイブリッド運転が可能となるのです。
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Cクラス・Eクラス・GLCクラスにハイブリッド車が揃っています。車種名に小文字eが付いているところがポイント。
ハイブリッド車の良いところは、街中で走行するときにはモーターを中心に、高速道路ではエンジンを中心にと走りを変えられるところ。環境配慮とともに燃料費を抑えることもできます。ただ、まだ新車価格がちょっとお高いのでエコドライブでどこまでこの差分を埋められるかがハイブリッドを選択するか否かの分かれ目です。
ベンツのディーゼル車をご紹介!! ⑧中古でもベンツはベンツ。
中古でもやはりベンツのブランド名もあって、価格はそこそこします。当然人気のある中古車種は価格も高いです。
少しでも中古車で安く購入したい場合には、非公開車両を探すとか、いくつかの中古車ディーラーや販路の違う販売店の査定を取って比較するのが良いです。今はネットで検索するとある程度絞り込んで自分の希望の中古車種を探せて価格も比較できるようになったので前ほど面倒ではないようです。
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また、いわゆるヤナセやシュテルンなどの正規ディーラーで扱っている認定中古車と呼ばれるものと、一般的な中古車販売店などとどちらで購入するのか悩むところもあるでしょう。一般的に認定中古車の方がやや割高になりやすいのですが、正規ディーラーなので保証は手厚いです。なので、整備工場などのつてがあって万一故障したときになどに独自フォローができる当てがないならば、認定中古車で購入した方が安心です。
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ベンツのディーゼル車をご紹介!! ~まとめ~
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環境性能という言葉も車選びには欠かせないポイントとなってきました。ディーゼル車でも、昔ほど環境に悪影響がないことがお分かり頂けたかと思います。とくに長い距離を走り、長くお気に入りのベンツを乗り続けたい方にはディーゼル車はおすすめです。車選びの一助になれば幸いです。